配信日時 2020/12/02 08:34

キックボクシングとピアノの練習の共通点から学ぶ「熟達のルール」とは【カレッジサプリ】

---------------------------------------------------------------------------
皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
---------------------------------------------------------------------------
令和2年12月2日(第2477号) 


キックボクシングとピアノの練習の共通点から学ぶ「熟達のルール」とは 


株式会社カレッジ 紀藤康行
---------------------------------------------------------------------------

【メルマガ「カレッジサプリ」
  ぜひお友達にも教えてあげてください(ご登録はこちら↓↓)】
 https://www.courage-sapuri.jp/  
 
------------------------------------------------------------------------------------


◎本メールマガジン(カレッジサプリ)は、

 外資系人材会社(FranklinCovey)を経て、
 人材教育の会社を起業、経営する著者が、
 7つの習慣や体験談を元にした「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

 ------------------------------------------------
 皆さまの1日を5%元気にする
 ------------------------------------------------

 ことを目的とし、2400日以上にわたって毎日お届けしている、
 500社3000名以上が購読するビジネスメルマガです。

 熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

 ★紀藤康行プロフィール   https://www.courage-sapuri.jp/profile/
  
 --------------------------------------------------------------------------

(本日のお話 2587字/読了時間4分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。
ならびにランチミーティグ。

午後からはコーチング(受ける方)と
コーチング(する方)をそれぞれ1件ずつ。

夜は、久しぶりに時間が出来たので
キックボクシングジムにいきました。

グループレッスンの参加人数が2人のみで
ハードに練習してヘロヘロです(汗)

でも、運動はいいですね!



さて、本日のお話です。

昨日のキックボクシングの練習が
ものすごくキツかったのですが
そのときに書けられた
インストラクターの先生からの言葉が、
印象的で、学びになりました。


今日はそのお話と、
学びと気づきを皆さまに
ご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう。


タイトルは、


【キックボクシングとピアノの練習の共通点から学ぶ「熟達のルール」とは】


それでは、どうぞ。



■昨晩21時。
近所のそばの雑居ビルの6階にある
キックボクシングジム。 

私と、西洋人でパーマがかった小太りの方
(胸に”獺祭”と書かれたTシャツを来ている)の2名が
サンドバックの前に立っています。

 
「今日はグループレッスン、2人ですね。
 何やりたいですか?」

今週、某世界王者と試合を控えている
プロの格闘家でもインストラクターの先生が、
優しい雰囲気で、ニコニコしながらいいます。

「ま、色々やりましょうか!」

その言葉とともに、
グループレッスンが始まりました。



■最初は、なわとび。

3分間、なわとびを飛びます。

その後、ストレッチと
体幹トレーニング。

その後、
サンドバックを数ラウンド行い、
ミット打ちをまた数ラウンド。

文字にすると凄くシンプルですが、
結構疲れるのです。



■そして、レッスンの後半、
インストラクターの先生が、
こういいました。


「最後は、”階段”で締めますか!
 最大10段です。何段がいいですか?」


、、、ん、階段?

初めて聞く練習。
「それなんですか?」と
聞き返します。


「階段は、まず
 右ミドルキック1回→左ミドルキック1回。

 次に、右ミドル2回→左ミドル2回。

 次に、右ミドル3回→左ミドル3回

 、、、と増やしていくんです。

 簡単でしょ?」


へー、なるほど。
そう思っていると、先生が聞きます。


「、、、で、何段で行きましょう?」

よくわからないので、

「10段やっちゃいますか!」と
勢いで私が言うと、

先生は
「、、、いやー、10段はキツイですよ笑」
と返ってきたので

「じゃあ、7段で!」と返して、
早速やることにしました。



■そして、初めます。

右ミドル1回、左ミドル1回。

丁寧に蹴ります。


右ミドル2回、左ミドル2回。 まだまだ余裕。
右ミドル3回、左ミドル3回。 まだまだ余裕。

右ミドル4回、左ミドル4回。 ちょっと疲れを感じる。
右ミドル5回、左ミドル5回。  ややきつくなってきたぞ。

右ミドル6回、左ミドル6回。 ああ、しんどい…
右ミドル7回、左ミドル7回。 キツイ!でも後ちょっと!


、、、そして、
最後「7!」といってやめたら、
先生がこう言いました。


「はい、折返しです!!
 次、右6回!」


(!!?)

どういうことだ…と想い
ハアハア言いながら
動きを止めていると先生がいいます。


「”階段”ですからね!
 登ったら降りてこないと、
 帰ってこれませんよ(笑)」


とのこと。

結局、マジか、、と思いながら
6回→5回→4回→3回→2回→1回と、
ヘロヘロになりながら終えて、
終了することになりました。

最後、サンドバックを蹴る音が
「ぽすっ、ぽすっ」みたいになっており
少し、切ない気持ちになりました。


2分くらいの時間ですが、
実に濃厚なトレーニングでした。

獺祭Tシャツの外国人の方も
ヘロヘロになった寝そべっていました。



■その後、先生が、
こんな話を聞かせてくれました。


「この練習、コツがあるんですよ。

 何度も何度も繰り返して、
 脱力と体の動きでやりまくると、
 この”階段”が楽にできるようになります。

 結局、『繰り返し』が凄く大事なんですよね

 あ、コツじゃというより
 いっぱい蹴る!ということですね」


とのこと。

確かに、

まだ素人丸出しですが、
それでも何度何度も
キックの練習をしていると、


”少しずつキックの細かい部分に
 意識が向かうようになる”


のを感じるのです。
最初はとにかく蹴る!だったのが、
 ↓
・上半身の腕の振りとの連動を意識する
 ↓
・逆の手をガードに持ってくることを意識する
 ↓
・足の戻しを意識する

などちょっとずつですが
同じ行為でも解像度が高まってくるのです。

それは素人ながらでも感じますし
熟練の人なら、更に細部がわかるはず。


■そして、思ったこと。

それは、

【形になってから”何度も何度も繰り返す”ことが、
 やっぱり、熟達への道なのだ】

、、、なと。



■この感覚を覚えたときに、
思い出したことがあります。

それは、私が2ヶ月ほどに購入した電子ピアノの話。


リモートワークの合間に
生産的(と思われる)息抜きのために購入し、
リビングに置いた電子ピアノ。


仕事と仕事の隙間に
15分くらい休憩がてら弾いてみると、

指の体操にもなって
脳が刺激される気がして
リラックスもできるし生産性が高まる
という効果を感じます。

Youtubeやネットを見て
「沼化」するリスクよりも
なんとなく良い息抜きの時間な気がします。


■そして、面白いな、と思いつつ、
先程のキックボクシングと共通点を感じるのが、

「この曲はもう完成した」

と思ってからが勝負、ということ。

指が曲を覚えてから
そこをスタートとして何度も繰り返すと、

より細かい表現などに気をつけながら、
より表情豊かに楽しく弾けるのです。

微細な感覚レベルですが、
”形になった”ところからがスタート。

そこから”洗練させていく”プロセスこそに
『熟達させていく面白み』がある、

と思ったのです。


ゆえに、


【形になってから
 ”何度も何度も繰り返す”ことが、
 熟達への道なのだ】


という「熟達へのルール」を
ひしと感じるのでした。



■熟達していくプロセス、というのは、


『形になったものを、洗練させていくプロセス』


に他ありません。


それは、
「営業」一つとってもそう。

一応形になった。
一人で商談に行ける。

でも、それから
より細かいところまで研ぎ澄ませて
お客様にとって意義深い時間を作り、
成果につなげることができるようになるには、

”形になる”と”洗練させる”

の間には万里の隔たりがあるのです。


コーチング等の技術もそうだし、
マーケティングなどもそうでしょうし、
接客の技術もそうでしょう。




■ゆえに、

シンプルな話ですが、
「キックボクシングとピアノの練習の共通点から学「熟達のルール」」とは 、


【形になってから、何度も何度も繰り返す。
 そして、ひたすら洗練をさせていくこと】
 

このことに他ならない、


ゆえに、
地味で見えづらい変化の中でも、
粛々と続ける事、そこに変化の楽しみを覚えることが、
熟達のルールなのかもしれないな、、、

そんなことを思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

===========================
<本日の名言>

鈍刀の骨を切るは必ず砥石の助けによる。

空海(真言宗の開祖/774-835)

===========================  

【編集後記】
とにかく行動、行動。
現実を作るものは、行動だけである。

、、、歩みを止めて座ってしまうと、
歩き出すのが大変になる。だからとにかく、
足を止めないことが大事、と思って今日も
楽しく歩んで行きたいと思います。



  <皆様の、ご感想お待ちしています!>
ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓  
https://goo.gl/forms/n7AoHT0xVK3ICcdz2

----------------------------------------------------------------------------
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
 メルマガ「カレッジサプリ」公式サイト https://www.courage-sapuri.jp/
 ★バックナンバーはこちらから読めます★  https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 
 
【メルマガ登録・解除について】
※メールアドレスの変更について
 ⇒「現在のメールアドレスの配信停止」→「新アドレスでの登録」にて
   ご対応お願い申し上げます。
※メルマガのご登録はこちらから
 ⇒ https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSfoIRnMfw
※メルマガの配信停止はこちらから
 ⇒ https://1lejend.com/stepmail/delf.php?no=HSfoIRnMfw