配信日時 2020/11/26 08:20

深く強い絆とは「人には見えない思いがある」という前提から作られる 【カレッジサプリ】

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令和2年11月26日(第2471号) 


深く強い絆とは「人には見えない思いがある」という前提から作られる  


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 1995字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日はお世話になっている
7つの習慣の社内ファシリテーターの方とランチでした。
(U様、ありがとうございました!)

その他、社内の月末に伴う
事務作業や提案書作成など。

夜は、8ヶ月に渡って続いた
システムコーチングのほぼ毎週の
オンラインの勉強会の最終日でした。

一つの季節が終わりを告げて、
寂しさを感じております。。。

同時に、自分の中で
新しいスタートにもなり、
気合を入れていこうと思っています。

終わりの季節は、
始まりの季節です。





さて、本日のお話です。


先程、

「システムコーチング」の
オンラインの勉強会の最終日

であった、とお伝えしました。


今日はその8ヶ月のプロセスの最終日の
学びと気付きについて、
皆さまにご共有させていただければ思います。


それでは早速まいりましょう。


タイトルは、



【深く強い絆とは「人には見えない思いがある」という前提から作られる】


それでは、どうぞ。



■「システムコーチング」という
技法があります。


これは

”チームや組織などの関係を
 コーチングする手法”

です。


しばしば、
問題の根本原因になっている事が多いものが
”関係性の問題”というもの。


”関係性の問題”とは、例えば、

「結局、提案をしても◯◯さんは、
 受け入れてくれないんだろうな」

「あのときの一言に深く傷ついた。
 それ以来、本音を言う気にはなれない」

「あの人のあの仕事の進め方は
 本当に理解できない。腹が立ってしまう」


みたいな、

”私とあなたの間に存在する関係性”

の問題です。



■それは個人の捉え方を変えて
アプローチをすることもできますが、
シンプルに、


「当事者同士でその問題を
 目の前において語り合う」


ほうが、効果的だったりするのです。


ただ、そういった関係性の問題は
当然ながら怖いし、抵抗感があるもの。

だから、

「システムコーチング」という技法を使って、
建設的な方法で本音のガチ対話を促す

というイメージです。



■、、、と、

システムコーチングの説明が
長くなってしまいましたが、

そんなシステムコーチングを
15名の仲間たちと学んできた8ヶ月。

それが昨日、終わりを告げました。


そして最後、締めくくりとして
色々な人の想いを聞く機会があったのですが、
その時に思ったこと。


それは、


『人の心の2%すら、見えていなかった』


ということでした。




■8ヶ月という期間、

時間とお金と、
今までやったことがない
チャレンジをします。

同時に、その8ヶ月間は
そのチャレンジだけではなく、

・コロナによる世の中の変化
・それに伴う仕事の変化
・家庭環境の変化
・体調の変化

など実に多くの変化がありました。


その中で、15名の仲間の
一人ひとりにも当然、
変化があったわけです。



■ただ、8ヶ月の旅路を
それぞれの想いを聞いて、
私が率直に思ったことが、


「そんな風に思っていたのか…」


という驚きと、人の深さでした。


例えるならば、


・いつも強くいる人が、
 実はとても繊細で迷い続けていた

・楽しそうに笑っている背景で
 実は何度もやめようと思ったことがあった

・口には出さなかったけど
 強い情熱と本気さを持っていた

・誰かに対して口には出さない
 想いや感謝があった


というようなイメージ。



■ただそれは、

ただ口に出していないだけで
確かにそれはそれぞれの内面に、
存在していたわけです。

しかし、その内面とは


・周りから”見えづらい”

・状況を考えて敢えて”言わない”

・言葉にするのに勇気がいる、
 あるいは感情を言葉にできなくて”言えない”


などの理由から、
知ることがなかったというだけ。


でも、その人の中に
「その思いが確かに存在している」
ということは、紛れもない事実なのです。



■そして、この体験から
思ったことがあります。

それは、



”自分は『人の心の2%すら見えていない』と自覚する大切さ”



です。

その人の内側には、
たくさんのものがあるのです。


・これまで歩んできた経験

・そこで出会ってきた人たち

・辛い経験、嬉しい経験

・やり遂げた経験

・その人の周りにいる家族

・自分の価値観、考え方

、、、


言葉にできること
言葉にできないこと、

意識していること
意識していないこと含め、

色々な要素でその人ができていて
かつ、内面には様々な出来事が
渦巻いていると知る。



■「人とはそういう存在である」

そのことを知り、
相手と接することは
相手の存在への尊重になる、

と感じます。

そして、そのスタンスは
きっと相手に伝わるだろうし、

ゆえに、


【深く強い絆とは「人には見えない思いがある」という前提から作られる】


のだと思ったのでした。


こういった”見えない部分”に
触れようとするのは、
お互いに勇気が必要でしょう。


でも、そこに触れ合ったとき
深い気づきと関係と絆が生まれるだろう、

と思った次第です。


私もそういう人でありたいな、と思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

絶えず警戒し続けることの必要が、
ついには恋し合う人達を疲労させてしまう。

アルフレッド・ド・ヴィニー(フランスの劇作家・詩人/1797-1863)

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【編集後記】
終わりが告げる時は、何とも言えぬ寂しさを感じます。
そしてそれを感じると切なくなるので、
また次の一歩を、終わりかけたら踏み出すのです。
人は何かを忘れたくて、新たな一歩を踏み出すのかもしれません。
、、、なんて思ったり。


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