配信日時 2020/11/18 00:01

オンライン200名のコーチング研修の実施を通じて、「出し尽くす大切さ」を考えた【カレッジサプリ】

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令和2年11月17日(第2462号) 


オンライン200名のコーチング研修の実施を通じて、「出し尽くす大切さ」を考えた 


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2258字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は、コーチング研修を
オンラインで実施してまいりました。

ただ、約200名での大規模で、
かつオンラインでの実施です。

通常1~2日で行っているコンテンツを
4時間に凝縮してお届けするという、
かつてない濃度のチャレンジをさせていただきました。

(改めてご参加いただきました皆さま、
 誠にありがとうございました!)

また、その後夕方からは
お世話になっている会社の副社長と
ご担当の方と会食でした。





さて、本日のお話です。
今日は、オンライでのコーチング研修を通じて
学んだこと、感じたことを皆さまに
ご共有させていただければと思います。


タイトルは、



【オンライン200名のコーチング研修の実施を通じて、「出し尽くす大切さ」を考えた】



それでは、どうぞ。



■先日の話ですが、
カレッジ初の

”200名の方を対象とした
オンラインでのコーチング研修”

を某企業のマネージャーの皆さまに、
実施をさせていただきました。


きっかけは、
以前よりご縁をいただいていた
とある役員の方のお声掛けです。
(素敵な機会をありがとうございます)



■参加者の皆さまの
物理上(日本全国津々浦々)、
そして業務上の制約がある中(1日は難しい)


「コーチングの基礎的な技術を
 まず4時間で理解していただく」


を一つのゴールとして
実施をさせていただくことになりました。



■新しい挑戦の機会とは、
実にありがたい限り。

特に、最近コーチングに
どっぷり漬かっている最中での
このようなお話でしたので、まさに「ご縁」だな…
などと思い、

「私にできることであれば
 全力でやらせて頂きます」

とのことで機会をいただいたのでした。



■これまでもコーチング研修は
諸々の企業様で行ってきました。

ただ、正直なところ
コーチングは実践が主なので
20名以下でリアルでの研修がほとんど。

今回のように

・コーチングの全体像を4時間で
・200名でオンライン

という実施は初の試みです。

ただ、こういうものは

できる、できないではなく、
やるか、やらないかなので、
「やる」といえばできるものです。

(というより、やれるようにするもの)


■しかし、終わった今だからこそ
言えることではありますが、

ただやるだけではなく、
どうすれば良い学びの時間になるのかを日々考えて

演劇や舞台のような
分刻みのスケジュールとコンテンツを組み、
脳内格闘しつつ、準備をしていた日々なのでした。



■余談ですが、研修というのは、
「短くするほうが難しい」のです。

物事の理解は、

”抽象と具体の往復”

で理解が深まります。

”抽象”(=考え方の枠)に加えて、
”具体”(=ケースやエピソード)

が語られるからこそ、
腹落ちされ、理解されるもの。


抽象的な話だけすれば、
すぐに説明は終わるのです。

それだとただ
「聞いただけ」になってしまう。

具体が伴って、
初めて魂が宿るのです。


■例えば

「”傾聴”が大事です」

といっても、

・”傾聴”とは何か?
・どんな聴き方が”傾聴”なのか?
・具体的にどんなシーンのどんな聞き方なのか?

が構造と感覚で、
右脳と左脳でイメージできなければ
理解していることにはならない。


ゆえに、

・抽象的な話の後には、
 具体的なエピソードを入れる

・ディスカッションを入れて、
 学びを消化する時間を入れる

・ロールプレイングなど実践の場を設ける

などが研修では必要とされますし、

上記を混ぜながら飽きない工夫を凝らして
維持しながら実施することがセオリーなのです。

ただ、それを4時間でやると
なかなか大変なものがある。



■それらのことを
夜な夜なコーチ仲間と
ディスカッションしつつ考え、

結局4時間の研修で、
合計40ページに渡る原稿が出来上がり、

それを運営メンバーですりあわせて
リハーサルを通じて行ってきた、、、

という実に楽しく、
大変な2週間だったのでした。



■、、、と、私の振り返り日誌のように
なってしまいましたが(汗)、

この経験を振り返り、
感じていることがあります。

それは唯一つ。

誰かからご期待をいただき仕事をする際に、


【「全力を尽くした」と自分が言えるかどうか】


この1点は、ものすごく重要なのだ、

と思うのです。



■結果は、
自分が判断するものではなく、
他者が判断するものです。

ゆえに(今回の私の研修も含めて)、
その結果はどんなものでも真摯に受け止め、
そして評価・判断されることは仕方ありません。

それがプロだし、仕事です。


でも、実は一番大事なのは
その中でも、”自分がコントロールできること”
(7つの習慣で言えば「影響の輪」ですね)

すなわち、今の環境下で
(使える時間、能力、予算などリソースを含め)


『やれることは全てやり尽くした』


と胸を張って言えるかどうか。

このことは自分が自分に対して誇れるかどうか、

また機会を頂いたお客様に対して
真っ直ぐに向き合えるかどうかを決める
分水嶺になると思うのです。

こういうものは自分でもわかるし
相手にも、どこからともなく伝わるものです。



■やっている最中に

「ああ、あれをやっておけばよかった」
「ああ、これもやっておけばよかった」
「あれもできたはず、これもできたはず」

、、、など頭によぎる状態で
その場に立ったとしたら、
結局、残るのは後悔のみ。


今持ちうる条件下において、

「考えられる全てのことはやった」

と思えるかは、

自分が前に進み、
自らの可能性を拡げ、
そして貢献し続ける上で、
極めて重要なことです。



■今回のオンラインでのコーチング研修。

結果、予想はしていたものの
それ以上の想像を超えた通信トラブルなども含め、
かなりハードな時間でした。

ただそれでも

「自分が持っているものは全部お渡しした」
「自分ができることはやり尽くした」

と言えるまで準備を出来たことは
一つ、思っていることではあります。

(他者からの評価はまた全く別の話。
 そこは厳しい目で受け止めて参ります)



■やったことがないこと。
自分にとっての挑戦。

どんなことでも構いません。

ただ、目の前に
チャンスのようなものがあれば
とりあえず掴んで、そして後は「全力を尽くす」のみ。

暑苦しいようですが、
そうすることで見えてくる世界が
たくさん、たくさんあると思います。

このコーチング研修のプロジェクトも
まだまだ始まったばかりでうsが、

できることをひたすらに
積み重ねていきたい、と思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

私が知っている成功者は、
すべて自分に与えられた条件のもとで、
最善を尽くした人々であり、
来年になれば何とかなるだろうなどと、
手をこまねいてはいなかった。

エドワード・W・ホー(米国の政治家/1849-1925)

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【編集後記】
本当に良いチャレンジ&企画の時間でした。
日中はほとんど別の仕事が入っていましたが
夜な夜な打ち合わせをしてすすめる時間は
文化祭のように楽しい時間(というと言い過ぎですが)でもありました。


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