配信日時 2020/11/05 09:38

フィードバックの技術(2) ~自分の姿を見つめることが、何よりも成長のきっかけになる~【カレッジサプリ】

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令和2年11月5日(第2450号) 


フィードバックの技術(2)  ~自分の姿を見つめることが、何よりも成長のきっかけになる~ 


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話  2405字/読了時間4分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件の個別コーチング。
また1件のアポイント。

その他、筋トレ、
研修の企画などでした。

*

さて、本日のお話です。

先日より「コーチングの技術」を
テーマに皆様に届けしておりますが、
本日も続けてまいります。


タイトルは、



【フィードバックの技術(2)  ~自分の姿を見つめることが、何よりも成長のきっかけになる~】



それでは、どうぞ。




■自分の姿は自分で見えない。

ゆえに、

”第三者からの
「あなたはこう見えていますよ」という事実(フィードバック)”

を伝えることによって、

フィードバックを受けた側が発見・気付きがあり、
自分で行動をより望ましい方に変えていく作用がある、


そんなコーチングの技術が、
『フィードバック』と呼ばれるものです。



■ちなみに、フィードバックは、
2種類に分けられる、と言われます。

まず、

1)客観的事実を伝えるフィードバック

そして、

2)主観的事実を伝えるフィードバック


この2種類です。

簡単に特徴を説明しますと、
まず前者はどういうものかというと、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1)客観的事実を伝えるフィードバック

・クライアントの状態を事実として伝える

例/「”ちゃんと“、と5回言いましたね」
 「声のトーンがいつもより低いですね」
 「1週間のうちに2日10分遅刻していますね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というものです。



■ちょっと分かりづらいと思うので、
1つ、私(紀藤)の事例をご紹介します。


私がクライアントとして
コーチングを受けていた時に、
コーチの方からある”フィードバック”を受けました。



「やすさん(私のこと)、
 コーチングが始まって10分の間に、
 ”ちゃんと”って5回いいましたね」


、、、とのこと。


聞いた時、自分では
「??」が浮かびました。

全く気づいていなかったのです。
あれ、そうなの??
でも、そうなのか、、、

はて、なぜだろう?


そう自分の頭の中で
疑問符が浮かび、理由を探します。

すると、気づきが生まれます。


・まだ足りないと思う気持ちが常にあるのでは

・凄い人、尊敬する人への比較が
 常に自分の中に渦巻いているのでは

・自分の無意識の完璧主義のでは


などなど。

自らの内面に光をあて、
意識していない自分を理解できる。

そこから自分自身の隠れた思いにも
気がつくことができるのです。


フィードバックによって、
もたらされた「気づき」なのです。



■あるいは、もう一つの話。

これまた私(紀藤)の話です。
数年前、ある研修講師の方に、


「紀藤さん、プレゼンの時に、
 笑いながら喋る癖があるよね。
 その時、何言っているかわかんないんだよね」


と言われたことがありました。


これまた、「!!」が頭に浮かびます。

自分の中では、
「柔らかい空気を出しながらプレゼンをしたい」
などという思いがあったものの、

実際は、意図したものと
違っていたことを突きつけられたからです。

(というのも、そのコメントをくれた方は、
 実に分析的に語っていただく信頼おける方だったので、
 事実と認識し、すぐ受け取ることができました)


そして、すぐ行動の修正を行って
形にすることができました。

これも、

”第三者からのフィードバック”

があったから、気づけたわけです。


フィードバック、パワフルなのです。



■そして、もう1種類のフィードバック、
(前者が長くなってスミマセン)

後者の

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2)主観的事実を伝えるフィードバック

・クライアントの言動からコーチが感じる主観を伝える。

例/「あなたの行動が周りを元気付けていたように見えました」
  「あなたがアクションプランを実行されずに寂しく思っています」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

についてです。


これまた私のエピソードですが、

この「2)主観的事実を伝えるフィードバック」を、
しばしば妻から受けます。


例えば、こんな具合です。


「話しながら、スマフォを操作していると、
 聞いてもらえていないようで、寂しく感じるよ」

「今のは言葉が冷たく感じて、
 なんだか距離を感じた、、、」


というイメージ。
というか、実際の話です。
(妻もコーチングを学んでいるので、、、)


■ただ、このように伝えられると、
実際そういう意図がなくても、

”自分の言動は、相手にこう捉えられていたのか”

と気付きになります。

そして、私自身
長く続く関係性を考えた時に
望ましくないとわかりますから

やっぱり変えないとな、
行動を修正をしないとな
という気持ちになるのでした。
(できているかは別として(汗))



主観的事実のフィードバック。

”相手の感情”を含めて伝えられると、
実にインパクトがあるのです。


やはりフィードバック、パワフルです。




■そして、加えて言うと
別の形のフィードバックもあります。

例えば、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ビデオを使ったフィードバック」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

などもそう。


これは、コーチングだけではなく、
ファシリテーションなどの練習でも、よく使われる方法です。

やり方はシンプルに、

”自分のコーチングの姿、
あるいは講義をしている姿を撮影して、見る”

というもの。

これも”第三者の視点で見るフィードバック”の1つです。


自分の映像を見ると
おそろしいほどのたくさんの
”気づき”があります。

例えば、

・自分が熱く語っているつもりが、
 実はものすごく無愛想に聞こえる

・自信を持って話しているつもりが
 ただ威圧的、説得的になっている

・愛想よく笑顔を浮かべているつもりが
 ふにゃふにゃして軸がないように見える

などなど。

人によって気づきは千差万別ですが、
ほぼほぼ、自分の意図と、
客観的に見た自分の像は違っているはず。


ゆえに、

自分の感覚からみた視点と、
客観的に他者からみた視点を

すり合わせていくことが
より目的・目標に向けて適切な
コミュニケーションをする上で
重要になってくるのです。


自分の姿は、自分で見えない。

ゆえに、意識して自分の姿を見ると、
大きな気づきになるし、

これを意図して相手に届けることで、
相手にも大いなる気づきを渡すことができるのです。

フィードバックが、大切な理由です。



■ただ、それくらいインパクトが
あるということは同時に、

フィードバックは、
正直、もらう方も、渡す方も、
ちょっとこわかったりする、ということ。

それは見たくない自分の姿が
明らかされるからです。

ゆえに、心理的な抵抗感も、やっぱりあります。
そしてそれは誰でもそうです。


でも、それでも受け取る勇気をもち、
フィードバックを他者から受けることを
習慣にすることができれば、

あるいは、相手の姿を直視するきっかけとなる
フィードバックを渡すことができれば、

自分も相手も成長を何倍にも早められる、

これもまた事実だと思います。


ゆえに、


『自分のために、フィードバックを取りに行く』
『相手のために、愛あるフィードバックを渡す』


このことをぜひ心がけ、
実行していくこと、

これは自らが目標とする姿に近づくために、
とても重要なことである、

そんなことを思っている次第です。

*

、、、とはいいつつ、
何でもかんでもフィードバックすれば
受け取ればよいものでもありません。

ということで明日は
フィードバックシリーズの最後として、

「フィードバックをする際の注意点」
(紀藤の失敗談より)

をテーマに、
皆様にお届けできればと思います。

ぜひお楽しみに!


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

傷つきやすい人間ほど、
複雑な鎧帷子(よろいかたびら)を身につけるものだ。
そして往々、この鎧帷子が自分の肌を傷つけてしまう。

三島由紀夫(小説家/1925-1970)

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【編集後記】
Twitterがなかなか難しいですね、
Twitterにフォーカスするとメルマガが疎かになったり。
でも文章を書くことは、やっぱり自分で気づきがあるな、
と思います。コーチングシリーズ、もうちょっと続けていきますね。


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