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令和2年10月29日(第2443号)
ペーシングの技術 ~どんな人からも「話しやすい人」と思ってもらう方法(中編)~
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2085字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、3件の個別コーチング。
また経営者のお友達と、
同年代の弁護士の方を紹介いただきなど。
その他、システムコーチングの勉強会2件
システムコーチングの打ち合わせでした。
色々と考える機会があり
大変嬉しい限りです。
しっかり働けるという
ありがたみを感じつつ、
今日も頑張りたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
先日は、
コーチングの代表的なスキルの
『ペーシング』
についてお伝えさせていただきました。
※昨日のお話はこちら↓
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/3652937/
コーチングで大事なポイントは、
「相手との間に信頼感・安心感を醸成し
心地よく、何でも話ができる雰囲気を創り出す」
ことです。
これは、対話に置いて極めて重要であり、
そのための重要なスキルが
『ペーシング(歩調合わせ)』
なのです。
それでは、具体的に
どんな風に「歩調」を合わせたら
相手は話しやすくなるのでしょうか?
今日はこのお話を続けていきたいと思います。
タイトルは、
【ペーシングの技術 ~どんな人からも「話しやすい人」と思ってもらう方法(中編)~】
それでは、どうぞ。
■皆様が「話しやすいな」と感じる話し方は、
どんな行動でしょうか?
例えば、代表的なところで
「話を聞く技術」でいえば、
・うなずき
・あいづち(うん、うん)
・「へえー!」などのリアクション
などは挙げられるかと思います。
■どこかで
「モテる女性の”さしすせそ”」
なんて話を聞きましたが、
(さ → さすが~!
し → しらなかった~!
す → すごい!!
せ → センスがいい!
そ → そうなんだー! とのこと)
やっぱり、なんだかんだ
相手から興味・関心を持って
リアクションをしてもらえることは、
ポジティブな気持ちを引き起こしてくれるようです。
■、、、ただ、です。
昨日のメルマガでもお伝えしたとおり、
リアクションをする上でも
「ペーシング」
というものが、
相手との距離を縮める上で
大変、重要になってきます。
「話しやすいな」と
安心・信頼を感じるための対話の要素には
「この人は自分の事をわかってくれている」
を感じてもらうことです。
■ペーシング(歩調を合わせること)で、
「あ、この人は私の事をわかってくれている」
「この人は、私の仲間だ」
という、
・安心安全の場
・信頼
の空気を作ることができるわけです。
そして、そのペーシングにおいて
気をつけるべきポイントが
【「言語」でのペーシングと
「非言語」でのペーシング】
の2種類があります、
というのが昨日までのお話でした。
■では具体的に、どんなものか?
まず、【言語によるペーシング】です。
ちょっと説明っぽい話が続きますが、
正直かなり使えますので、
ぜひお付き合いいただければと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<「言語」によるペーシング(歩調合わせ)>
1)相手と同じ「言葉」を使う
やたら自分が知らない専門用語を使われたり、
英語をそんなに詳しくないのに、
横文字を連発されたりすると、
気持ち悪さを感じたりしますね。
自分と同じ言葉、表現を使うことで
相手は安心します。
2)相手と同じ「言葉づかい」をする
20歳の学生、社会人歴3年目の若手、
50歳の企業の役員など立場の違い、
あるいはマスコミ関係、役所関係、
サービス業、製造業など業種の違いなど、
年齢・職種・立場などで
使う言葉が違ってくるものです。
(”ですます調”か、”くだけた言葉”なのか)
「言葉づかい」を近づけることで
同じ仲間である、と思ってもらえます。
3)相手と「共通の話題」に触れる
天気、経済、好きな映画…
共通性を見つけると、人は内面での同質性を感じ
安心することができます
営業で「ラ・ポール(心の架け橋)」を作るために、
・天気の話題、話題の映画
・新聞のニュース、会社のニュース
などを最初に触れて、
そうだよね、見た見た!などと場を温めることが、
1つのスキルとして挙げられますが、
このような”共通の話題づくり”もコーチングの視点からすると
「言語によるペーシング」とも言えます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、いかがでしょうか。
皆様はどれくらい活用されていますか。
■、、、といいつつ一方、先日ご紹介した
<メラビアンの法則>によると、
「言語」が感情的コミュニケーションにおいて与える
影響の割合は、
”7%”
と言われます。
正直、言語による影響は
非言語に比べてさほど大きくない。
ゆえに、更に重要な『ペーシング』とは、
”「非言語(ノンバーバル)」が重要”
いえるでしょう。
では、非言語によるペーシングには
どのような要素があるのでしょうか?
、、、と、また長くなりましたので、
明日の「後編」に続けてまいります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
昔の政治家や財界人は愛嬌があって、
それが周囲の協力を取り付けるもとになっていました。
堤清二(実業家・小説家/1927-2013)
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【編集後記】
書き始めると色々お伝えしたいことが
膨大に増えてきてしまいますね。
明日でペーシング編は終わりです。
一体、どこまで続いていくのやら(苦笑)
<皆様の、ご感想お待ちしています!>
ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。
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