配信日時 2020/10/29 09:29

ペーシングの技術 ~どんな人からも「話しやすい人」と思ってもらう方法(中編)~【カレッジサプリ】

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令和2年10月29日(第2443号) 


ペーシングの技術 ~どんな人からも「話しやすい人」と思ってもらう方法(中編)~
 

株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話  2085字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、3件の個別コーチング。

また経営者のお友達と、
同年代の弁護士の方を紹介いただきなど。

その他、システムコーチングの勉強会2件
システムコーチングの打ち合わせでした。

色々と考える機会があり
大変嬉しい限りです。

しっかり働けるという
ありがたみを感じつつ、
今日も頑張りたいと思います。



さて、本日のお話です。

先日は、
コーチングの代表的なスキルの

『ペーシング』

についてお伝えさせていただきました。

※昨日のお話はこちら↓
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/3652937/


コーチングで大事なポイントは、

「相手との間に信頼感・安心感を醸成し
 心地よく、何でも話ができる雰囲気を創り出す」

ことです。


これは、対話に置いて極めて重要であり、
そのための重要なスキルが

『ペーシング(歩調合わせ)』

なのです。


それでは、具体的に

どんな風に「歩調」を合わせたら
相手は話しやすくなるのでしょうか?


今日はこのお話を続けていきたいと思います。


タイトルは、


【ペーシングの技術 ~どんな人からも「話しやすい人」と思ってもらう方法(中編)~】


それでは、どうぞ。




■皆様が「話しやすいな」と感じる話し方は、
どんな行動でしょうか?


例えば、代表的なところで
「話を聞く技術」でいえば、

・うなずき
・あいづち(うん、うん)
・「へえー!」などのリアクション

などは挙げられるかと思います。



■どこかで
「モテる女性の”さしすせそ”」
なんて話を聞きましたが、

(さ → さすが~!
 し → しらなかった~!
 す → すごい!!
 せ → センスがいい!
 そ → そうなんだー! とのこと)


やっぱり、なんだかんだ
相手から興味・関心を持って
リアクションをしてもらえることは、
ポジティブな気持ちを引き起こしてくれるようです。



■、、、ただ、です。

昨日のメルマガでもお伝えしたとおり、
リアクションをする上でも

「ペーシング」

というものが、
相手との距離を縮める上で
大変、重要になってきます。


「話しやすいな」と
安心・信頼を感じるための対話の要素には

「この人は自分の事をわかってくれている」

を感じてもらうことです。


■ペーシング(歩調を合わせること)で、

「あ、この人は私の事をわかってくれている」
「この人は、私の仲間だ」

という、

・安心安全の場
・信頼

の空気を作ることができるわけです。


そして、そのペーシングにおいて
気をつけるべきポイントが


【「言語」でのペーシングと
 「非言語」でのペーシング】


の2種類があります、
というのが昨日までのお話でした。




■では具体的に、どんなものか?


まず、【言語によるペーシング】です。

ちょっと説明っぽい話が続きますが、
正直かなり使えますので、
ぜひお付き合いいただければと思います。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<「言語」によるペーシング(歩調合わせ)>


1)相手と同じ「言葉」を使う

 やたら自分が知らない専門用語を使われたり、
 英語をそんなに詳しくないのに、
 横文字を連発されたりすると、
 気持ち悪さを感じたりしますね。

 自分と同じ言葉、表現を使うことで
 相手は安心します。



2)相手と同じ「言葉づかい」をする

 20歳の学生、社会人歴3年目の若手、
 50歳の企業の役員など立場の違い、
 
 あるいはマスコミ関係、役所関係、
 サービス業、製造業など業種の違いなど、

 年齢・職種・立場などで
 使う言葉が違ってくるものです。
 (”ですます調”か、”くだけた言葉”なのか)

 「言葉づかい」を近づけることで
 同じ仲間である、と思ってもらえます。



3)相手と「共通の話題」に触れる

 天気、経済、好きな映画…
 共通性を見つけると、人は内面での同質性を感じ
 安心することができます

  営業で「ラ・ポール(心の架け橋)」を作るために、

 ・天気の話題、話題の映画
 ・新聞のニュース、会社のニュース

 などを最初に触れて、
 そうだよね、見た見た!などと場を温めることが、
 1つのスキルとして挙げられますが、

 このような”共通の話題づくり”もコーチングの視点からすると
 「言語によるペーシング」とも言えます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


さて、いかがでしょうか。

皆様はどれくらい活用されていますか。


■、、、といいつつ一方、先日ご紹介した

<メラビアンの法則>によると、

「言語」が感情的コミュニケーションにおいて与える
影響の割合は、

”7%”

と言われます。

正直、言語による影響は
非言語に比べてさほど大きくない。


ゆえに、更に重要な『ペーシング』とは、

”「非言語(ノンバーバル)」が重要”

いえるでしょう。


では、非言語によるペーシングには
どのような要素があるのでしょうか?

、、、と、また長くなりましたので、
明日の「後編」に続けてまいります。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

昔の政治家や財界人は愛嬌があって、
それが周囲の協力を取り付けるもとになっていました。

堤清二(実業家・小説家/1927-2013)

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【編集後記】
書き始めると色々お伝えしたいことが
膨大に増えてきてしまいますね。
明日でペーシング編は終わりです。
一体、どこまで続いていくのやら(苦笑)


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