配信日時 2020/08/21 10:27

「それでいい」ではなく「それがいい」と言える自分になる【カレッジサプリ】

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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和2年8月21日(第2375号) 


「それでいい」ではなく「それがいい」と言える自分になる 


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話  2052字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は朝7時の
早朝ミーティングから始まり、
立て続けに4件のミーティング。

ならびに1件のシステムコーチングの実施。


本当は夜からもうひと頑張りする予定でしたが
やりすぎると、動けなくなりますね(汗)

夜食べた、もんじゃ焼きとコーラが
大変美味しい1日でした。





さて、本日のお話です。

「いい本」というのは、
読んだ後に、自分の中に残って、

その本からの学びがまるで疑似体験のように
自分の身に起こった感覚がします。

先日読んだ本、


『リーダーシップに出会う瞬間 成人発達理論による自己成長のプロセス』
有冬典子 (著), 加藤洋平 (監修)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NDDBKT4/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_UGkoFbCRY5Y9F


も、その1冊でした。


今日はその本を学んで、
未だ印象に残っている気付きを、
皆さまにご共有させていただければと思います。


タイトルは、



【「それでいい」ではなく、「それがいい」と言える自分になる】



それでは、どうぞ。




■皆さまは、

「自分の意見を主張する」

ということ、得意でしょうか、
あるいは、苦手でしょうか?


もっと深く問うて見ると、
「自分に正直でいる」こと、
普段からどれくらいできているでしょうか?


、、、などと聞いてみると、

「いや、なかなか自分の意見って
 強く言えない」とか

「他の人の気持ちも気になるし、
 みんなの顔色や状況、伺うよね」とか

「空気を読みながら、何かを発言したり
 選択するのが普通になっているかも」

という人、
少なくないのではと思います。
(むしろ多いのでは)



■ちなみに世界的ベストセラー『7つの習慣』では、

”Win-Winを考える(第4の習慣)”

において、

”自分のWin=自分の意見を伝える「勇気」と
相手のWin=相手の気持ちを慮る「思いやり」
のバランスを取ること”

が、
人間関係におけるWin-Winを実現する
要であると語っています。


しかし、日本人はつい、
「勇気<思いやり」となり相手の話は聞くものの、
なかなか自分の意見を伝えられない、

という傾向もある、と言われています。



■確かに、私も
(特に日本の組織においては)
「同調圧力」がそれを阻んでいるようにも
感じることがあります。


周りと歩調を合わせようとする意識、
それが構造的にも文化的にも
強く根付いていて、

「自分の意見を素直に言う」というよりも、

「その場の最適解と思われることに
 ”自分を合わせる”」

ことを習慣的に行ってしまうこと
なかろうか。

、、、そんな事を思ったのです。



■さて、そんな事を踏まえて
冒頭にご紹介した、

『リーダーシップに出会う瞬間 
 成人発達理論による自己成長のプロセス』

の本に、こんなワンシーンが出てきました。

シンプルなあるあるストーリーでしたが、
それが考えさせられるものでした。




それは、ある先輩課長(30代後半女性)と、
主人公の係長(30歳女性)が、
一緒にランチに行っていた時の話。


先輩課長が、

「私、グラタンセットお願いします」

とオーダーした際に、
続くように、主人公の係長が

「私もそれで」

といったのでした。

すると、先輩課長がこう返します。

「あなた、本当に
 グラタンセットが食べたいのかな?

 サンドイッチプレートのページを
 じっと見ていたじゃない」

、、、と。

そして、先輩課長は、

「あなたが本当に食べたいものを頼みなさい」

と促すのでした。



■そして、主人公と先輩課長はその話から
「なぜ私は、無意識に合わせてしまうのか?」
についてランチを食べながら話を進めます。


すると、主人公は気づきます。

「相手のことを慮って、
 誰かの意見に合わせているのではなく、
 自分には”恐れ”がある。」

「自分の意見を通すことで、
 生意気と思われたりしないだろうか、
 合わせたほうが協調性を感じてもらえるのではないか、
 みたいな無意識な恐れがある」

そんな、”無意識の心の癖”が
自分には存在していたようだ、

と気づくのでした、

、、、というお話。


■さて、このお話を読み、
自分に照らし合わせて、思ったのです。

「こういうこと、
 自分もしばしばあるな、、、」

と。

そして皆さまの中にも、
心当たりがある方、
きっといらっしゃるのではないかと思います。


例えば居酒屋で、

「ウーロン茶」

と言いたいところを、
みんな生だから「生で」みたいな
イメージかもしれません。

実は別にウーロン茶を頼んでも
誰も気にしていないにも関わらず。



■もちろん、それ単体の行動が
良い悪いではありません。

状況に応じて、
本当に空気を読むこと、
そして行動することも、
もちろん大切かと思います。


ただ大事なのは、
「周りに合わせる」のが常態化しすぎて

『「本当はこうしたい」という思いを、
 無意識に蓋をしていないだろうか?』


という疑問を持つこと、

このことは、
上記の話に心当たりがある方にとって
特に重要ではないか、と思うのです。


■それは、

自分の願いや思いに
蓋をしすぎていると、
それがゆくゆく自分を毒していくからです。

それは誰かに依存的になり
他者の価値観に自分を合わせることで、
自分の本当に気持ちが見えなくなって、

言いようのないもやもや感を
自分の日々に残すことに繋がります。


ゆえに、
シンプルだけれど、
意外とできない、


自分に正直であること、
自分の願いに忠実であること、
他者の選択や価値観に依存せず、
自分の人生を生きることを、

常に自分に問うことは、
とても大切なことではなかろうか、

そのように思います。


そのために、

「自分の今の言葉は真なりか?」

と、一瞬一瞬、
自らに問うていくこと。


自分で自分を騙さないために、
とても極めて重要な心の状態だろうな、

そのように思う次第です。



■ということで、


【「それでいい」ではなく、「それがいい」と言える自分になる】


そのように常に意識していたいし、
そう言える勇気を持ち続けたい、

そんな事を思っている次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

志を立てるためには、
人と異なることを恐れてはならない。

吉田松陰(長州藩士・思想家/1830-1859)

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【編集後記】
月島のもんじゃストリートを食べ歩き
同じもんじゃなのにこうも違うのか、という
発見がありました。結局、「在り方」が
お店の良し悪しを決めるのだな、と。
このお話はまた後日書きたいと思います。



【近日開催のイベント予定】
近日中にお知らせいたします。

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