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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和2年6月15日(第2308号)
7つの習慣の元トップセールスが語る『7つの習慣』(7)~「主体的な言葉」を使うべし!(第一の習慣)~
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 3289字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は
朝8:00からリーダーシップの勉強会。
海外とつないで英語での勉強会でしたが
大変刺激になりました。
(英語のリスニングの無力さを
改めて分かったという意味で汗)
また午後からはシステムコーチングの実施でした。
*
さて本日のお話です。
毎週土曜日に書くとお伝えしていた
「7つの習慣の元トップセールスが語る
7つの習慣コーナー」ですが
ふと書きたい思いがメラメラと
沸き起こってきました。
ということで今日も書かせていただきます。
前回は
「第1の習慣 主体的である」で
・刺激と反応の間にスペースを開ける
・影響の輪にフォーカスする
というお話をさせていただきました。
今日は「第1の習慣」の最後、
『主体的な言葉を使う』について
お伝えさせていただきます。
テーマは、
【7つの習慣の元トップセールスが語る『7つの習慣』(7)~「主体的な言葉」を使うべし!(第一の習慣)~】
それでは早速参りましょう。
■皆さまは、
「口癖」
がありますか?
多分ですが、どなたにも
何かしらあるはず。
ただ多くの場合
自分では気づいていないもの。
しかし、口癖は
自分のパラダイム(ものの見方・考え方)を
反映しています。
■私の例ですが、
以前コーチの人から、
「ヤスさん(紀藤のこと)って、よく
”ちゃんと”って言いますよね」
と言われたことがありました。
それから自分で意識してみると
ものすごく「ちゃんと」という単語を
普段から連発していることに気づきます。
そして考えてみると、
”もっとよくしたい、
完全なものを目指したい”
という自分のパラダイムが
反映されていることに気づきました。
「言葉は自分のパラダイムを反映している」
のです。
■同時に、以下の事も言えます。
『言葉によって
自分の内面(考え方・感情)も
影響を受ける』
ということ。
*
一つ、実験をしてみましょう。
Q、以下の言葉を 感情を込めて読んでみてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・私にできることは何もない
・私はいつもこうやっている
・あの人は頭にくる
・そんなことが認められるわけがない
・私はそれをやらなければならないの
・私は~できない
・私は~しなければならない
・~でさえあったらなら
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
、、、
気持ちを込めて
読んでいただきましたか?
読んでいただけた方に問います。
「読んでみて、どんな気持ちになりましたか?」
この感覚を覚えておいてください。
■では、もう1パターン
やってみましょう。
Q、以下の言葉を 感情を込めて読んでみてください
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・私は他のやり方を探す
・私は気持ちを抑える
・私は効果的なプレゼンテーションができる
・私は適切な対応選ぼう
・私は選択する
・私は~の方がよい
・私は~しよう
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、気持ちを込めて
読んでいただけましたか。
頭の中で読むだけではなく
実際に声を出して、
感情を込めて読むことがポイントです。
そうすると、違いに気づくはず。
■おそらくですが、
前者の「○○しなければならない」という言葉軍は、
読んでいて、
・エネルギーが下がる感じ
・自己効力感が下がった感じ
・ちょっと重たい感じ
がしたのではないでしょうか?
そして、
後者の「○○しよう」という言葉軍は、
・元気が出る感じ
・自己効力感を感じる
・軽やかな感じ
を感じられたかと思います。
(暗示とか、嘘くさいと思うかもしれませんが、
実際にリアルにやると本当に感じられるはず)
■さて、この前者の言葉
「しなければならない」なる言葉を
”反応的な言葉”といい
一方、「しよう」なる言葉たちを
『主体的な言葉』
といいました。
そして、コヴィー博士は、
これら言葉の特徴について、
以下のように語りました。
(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
反応的な人の言葉は、決定論のパラダイムから生まれる。
彼ら言葉の裏にあるのは、責任の転嫁である。
自分には責任がない、
自分の反応を選ぶことはできない、
と言っているのである。
(中略)
反応的な言葉の厄介なところは、
それが自己達成予言になってしまうことだ。
決定論のパラダイムに縛られている人は、
自分はこういう人間だという思い込みを強くし、
その思い込みを裏付けている証拠を、
自分でつくり上げてしまう。
こうして被害者意識が増していき、
感情をコントロールできず、
自分の人生や運命を自分で切り開くことができなくなる。
自分の不幸を他者や状況のせいにする。
星のせいだとまで言い出しかねない。
※引用『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』P115-117より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)
■「言葉が、自己達成予言になる」。
ココなのです。
「~しなければならない」と、
常に言っていると世界がそうなってしまう。
言葉と思考と行動は、
お互いに影響を与えあっています。
元気がないからと愚痴っていると
その愚痴った言葉でますます暗くなるのです。
そして自己コントロール感を失い、
他者や状況のせいにしてしまう思考の癖がついてしまう。
ならば、多少無理にでも
「主体的な言葉」を使ったほうがよい。
思考はコントロールできなくとも
「使う言葉」は選択できるからです。
そして主体的な言葉を使い続けていると
時差を持って、思考も言葉によって
影響を受けていくのです。
■実はこの話は、日本の哲学者も
同じような話をしています。
日本の礎を築いた
松下幸之助氏
稲盛和夫氏
山本五十六氏
原敬氏
を始めとした偉大な経営者等に
大いなる影響を与えた
「中村天風氏」
という方がいます。
この方は、
「日常の心がけ」として
以下のように説きました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<日常の心がけ> ~言葉遣い~
・困った、弱った、情けない、悲しい、
腹が立つ、助けてくれ、どうにもならない等
消極的な言葉は絶対に口にしない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
、、、と。
■精神論のように
聞こえてくるかもしれません。
ただ、言葉によって
私たちの考えが影響される。
言葉が自己達成予言になる。
そして日々の気分にも
影響してくる。
「言葉で自分の世界を作り上げている」
のです。
■責任は英語で、
「responsibility」
です。
これは、
response(反応)+ability(能力)
という「反応を選択する力」です。
他者や状況のせいにする、他責思考ではなく
あらゆることが自分のせいであるという「自責思考」。
自分にはすべての責任があると、
骨の髄まで思うこと。
それが「第1の習慣 主体的である」ということです。
■そしてその世界に生きているということを
自らに躾けるためにも、
「言葉」を使うときは
「~する」「~自分は選択した」というように
『主体的な言葉を使うべし』
なのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<今日のまとめ>
・「言葉」は自分のパラダイム(物の見方・考え方)を表す。
同時に「言葉」よって、思考も影響を与えられる。
・そして言葉には2種類ある。
1つ目は、「~しなければならない」という”反応的な言葉”。
2つ目は、「~する/しよう」という”主体的な言葉”。
・”反応的な言葉”を口にしていると
他者や状況に依存的になっていく世界が
自己達成予言によって作られてしまう。
・ゆえに、自らが使う言葉に自覚的になること。
そして、意識して「~する」というような
”主体的な言葉”を使っていくべし。
・そのことで世界への自責の思いを強め
主体的な状態でいることができる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■ということで、
「第1の習慣 主体的である」は
・刺激と反応の間にスペースを空ける
(=自分で行動を選択できると知る)
・影響の輪にフォーカスする
(=自分が影響を与えられることに時間とエネルギーを投資する)
・主体的な言葉を使う
(=「~する」と語ることでプラスの自己達成予言を形にする)
というお話でした。
次回は、「第2の習慣 終わりを思い描くことから始める」
に入っていきます。
真面目な話、一番大事な習慣。
ぜひお楽しみに。
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<本日の名言>
「与えられた環境でどう振る舞うか」でしか
人間は前に進むことはできない。
スティーブン・R・コヴィー
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【編集後記】
語れなかった「決意を守る」というところが
実はものすごく大事だな、と思いました。
自分との約束、守っているだろうか。
改めて考えたいと思います。
【近日開催のイベント予定】
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◯日時:7/25(土)10:00~17:00
◯場所: 東京都中央区八丁堀
◯費用:14,800円(先着10名まで)※通常30,000円
◯お申し込み:
https://courage-strengths-workshop.peatix.com/
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◎昨日の英語学習:0、5時間
(累計214時間/目標学習時間まで186時間)
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