<本文中で、自己理解ツールを、科学的↔非科学的にわけてみました>
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令和2年5月10日(第2272号)
今週の一冊『新版 エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ』
株式会社カレッジ 紀藤康行
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◎本メールマガジン(カレッジサプリ) は、
紀藤とご縁を頂きました皆さまにお送りさせていただいております。
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(本日のお話 3155字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日は、
「ストレングス・ファインダー・ワークショップ」の実施でした。
制約がある中でしたが、
皆さま「強み」について気付きを持ち帰って頂けたようで、
とても嬉しい限り。
やっぱり、学びを誰かにお伝えすることは、
自分の天職だなあと、しみじみ感じております。
(ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!)
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、おすすめの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『新版 エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ』
ドン・リチャード・リソ (著), ラス・ハドソン (著), 高岡 よし子 (著), ティム・マクリーン (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07PX4PW3R/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_Cd.TEbJVMSB7W
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です。
■世の中に数ある、
「自己理解」のための診断ツール。
そのの中でもエニアグラムは、
ポピュラーなツールの一つです。
そして、このエニアグラム、
「めちゃくちゃ面白くて
的を射ている内容である」
と私は思っています。
、、、という肯定の意を示した上で、
冒頭から、率直なところ申し上げると、
科学的な根拠は小さいかと思われます(汗)
(いきなりかよ、という感じですが、
でも紹介するのには理由があります。
詳細は後半にて)
■ちなみにWikipediaによると、
このようにご紹介されています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
エニアグラム(円九分割図:enneagram)とは、
円周を九等分して作図される図形である。
昨今では、人間の性格を9種類に分類し
この図形に対応させた性格論、性格類型を指すことが多い。
20世紀のボリビア人神秘思想家オスカー・イチャーソ(英語版)と
チリ人の精神科医クラウディオ・ナラニョ(英語版)に始まると考えられており、
ニューエイジの流行に乗って広まった。
スピリチュアリティとビジネス管理の文脈で、
人間関係の理解や自己啓発・霊的発達に役立つとして広まっている。
科学的に信頼性や有効性は実証されていない。
※Wikipedia「エニアグラム」より
~~~~~~~~~~~~~~~~~
■私はこのあたりの専門家ではありませんが、
”自己理解の診断”が
『信頼できるかどうか』
を証明できるとしたら、
1、大規模で、定性的および大量な調査を行っている
2,被験者の状態(気分や疲労)に影響を受けないことが証明されている
(内的一貫性のテストに耐えうる)
3,数年単位の複数回の実施でも、一貫性があることが証明されている
(再テスト法に耐えうる)
ことになるそうです。
と、マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトンの
『さあ、才能に目覚めよう』に書いてありました。
■そういう意味では、米ギャラップによる
『ストレングス・ファインダー』のテストは、
1、大規模で、定性的および大量な調査を行っている
→ ストレングス・ファインダーは
200万人へのインタビューから「才能」を定義している
2、被験者の状態(気分や疲労)に影響を受けないこと
→ ストレングス・ファインダーは、
5万人以上に被験者に上記項目に関する“内的一貫性”について
調査をしたところ、信頼に足る結果が証明された
3,数年単位の複数回の実施でも、一貫性があること
→ ストレングス・ファインダーだと、
複数回にまたがって行った際も、ほぼ変わらないという結果が出た
とされているため、
「信頼に充分足るものである」、
といえるでしょう。
■かつ、もうちょっと蛇足にお付き合いいただくと、
“「自己診断系のツール」を
「非科学的寄り」↔「科学的寄り」”
で分けてみると、
以下のような形になるのでは、
と思っています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<自己診断系のツールを
「非科学的寄り↔科学的寄り」に分けてみる>
◯非科学的(占いに近い)
↑
・星座占い
・血液型占い
・姓名判断
・四柱推命
・動物占い
・エニアグラム
・MBTI(ユングの心理学)
・ビックファイブ(性格の5大要素)
・VIA(ミシガン大学)
・ストレングス・ファインダー(米ギャラップ)
↓
◯科学的(研究・調査等がされている)
※注:あくまでも、私(紀藤)の個人的な感覚です
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■まあ、上記が正しいかどうかは置いておいて、
本題の「エニアグラムの魅力」が
どこにあるかというと、
”疑似科学とされていながらも、
非常に精巧に作られていると感じる”
ところである、と思うのです。
手軽なんだけど、
非常に的を射ている。
占いより緻密だけど、
あまり堅苦しくない。
ここが、とっても魅力的なのです。
■エニアグラムは、いくつかの質問について
「自分に当てはまっていると思うかどうか」の
回答結果を元に、9つのタイプに分けていくテストです。
著書によると、そのタイプとは
以下の9つのパターンにわかれます。
=======================
<エニアグラム9つのタイプ>
タイプ1:改革する人 (高潔で、理想が高い)
タイプ2:助ける人 (思いやりがあり、人間関係を重視)
タイプ3:達成する人 (適応力があり、成功志向)
タイプ4:個性的な人 (ロマンティックで、内省的)
タイプ5:調べる人 (強烈に思考する、理性的)
タイプ6:忠実な人 (真剣に関わる、安定志向)
タイプ7:熱中する人 (忙しく、生産的)
タイプ8:挑戦する人 (パワフルで、掌握する)
タイプ9:平和をもたらす人 (気楽で、控えめ)
※ご自身のタイプが気になる方は、「エニアグラム 診断」と検索すると
無料の診断がTOPで出てきます。
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■ここまでは普通。
ただそこから良いのが、そこから先
「自分で結果を決める要素がある」ところ。
まず前提として、
1,どれか1つのタイプに決まるものではないとしている
(いろんなタイプが混ざり合う)
2,「不健全・通常・健全」という状態変化があるとする
(同じタイプでも、成長の段階のようなものがある)
3,最後は自分でどこにいるかを判断する
という、
“生まれ持った気質があるとしながらも、
本人に自分を解釈させる余白がある”
ところが、
自己理解ツールを
自分自身の人生に役立たせるために面白い、
と感じております。
■自分のことを理解するためには
1つの登り方(診断)だけではなくてもよいはず。
色々な角度から問いを投げられることで
「最も自分らしい状態とは?」
「自分の才能とは?」
という”揺さぶり”がかけられます。
もちろん、どれか一つに
最終的に決まるものではなく
考え続ける旅路はずっと続くのかもしれませんが、
それでも
「より解像度高く、自分のことを理解しようとする」
ことは
”自分”という人生における
最重要かつ唯一のリソースの使い方を、
正しく捉えるという意味で
意義深いことだと、
と私は思っています。
■まあ、私の場合、
ただ単にこういったものが好きなだけ、
ということもありますが、
もし上記の話に共感を覚える方であれば、
この本はきっと、役に立つのではないかと思います。
以下、著書の紹介の引用です。
(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ギリシャ哲学を源流に、最新の心理学を取り入れた性格分析法「エニアグラム」。
人を生まれながらの気質によって9つのタイプに分類し、
各タイプが本来もっている可能性や特徴を驚異的な正確さで描いた、
第一人者による決定版。
ビジネス、コーチング、カウンセリング、教育、CIAなど、
さまざまな分野で活用され、世界中で大きな反響を呼ぶエニアグラムを、
その歴史から理論、各タイプの特徴を詳説。
また、自分の性格タイプを割り出すための詳細な診断テスト付きで、
より正確な診断ができるのが特長。
自分自身まだ気づいていない隠された可能性やストレスへの効果的な対応法などもわかり、
本当の自分に気づくだけでなく、ビジネスや恋愛、家族関係などの人間関係で、
相手をより理解することもできるベストセラー最新版!
※引用:Amazon 本の内容紹介より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)
ということで、よければぜひやってみて下さいませ。
新たな自分が発見できる(かも)です。
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<今週の一冊>
『新版 エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ』
ドン・リチャード・リソ (著), ラス・ハドソン (著), 高岡 よし子 (著), ティム・マクリーン (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07PX4PW3R/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_Cd.TEbJVMSB7W
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【編集後記】
でもやっぱり、私はストレングス・ファインダーですね。
これは、自分自身を上手く使う上でも、
対人関係に活かす上でも(マネジメントを含め)最強だと思います。
◎昨日の英語学習:0、5時間
(累計199時間/目標学習時間まで201時間)
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