<立命館アジア太平洋大学 学長の出口治明さんのお話から感銘を受けました>
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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和2年3月28日(第2229号)
「60歳は、人生の折り返し地点である」という物語に生きる
株式会社カレッジ 紀藤康行
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◎本メールマガジン(カレッジサプリ) は、
紀藤とご縁を頂きました皆さまにお送りさせていただいております。
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(本日のお話 2354字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、1件のアポイント(オンラインにて)。
ひたすら、ホームページの作成でした。
不安は募る時勢ではありますが、
こんな時だからこそ、
・時間をとって家族との時間を大切にしたり
・自分自身のことをゆっくり考えたり、
・大いに学ぶチャンス
でもあろう、とも思えます。
そんなこんなで、部屋の机の模造紙に、
「このタイミングで一気に仕上げること」を書き出していたら、
・企業導入事例完成
・研修サービスの紹介
・メルマガバックナンバーのアップ
・メルマガサイトの改修
・研修コンテンツのブラッシュアップ
・実施予定の研修の作成
・マーケティングの仕組みを図式化
・アシスタントに依頼できるようプロセスの明文化
・システムコーチングの勉強
※あと英語の勉強(→完全に放置気味、、、汗)
、、、などリストが出てきて
おお、やることはまだまだある、と思っております。
粛々と実施していきたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
突然ですが最近、
「オーディオブック」に手を出し始めました。
ランニングをしながら、
お風呂掃除や皿洗いをしながら聞けて、
想像していたよりも使えます。
そのオーディオブックを聞きながら、
とある気づきがございましたので、
皆様にご協力させていただきたいと思います。
タイトルは、
【 「60歳は、人生の折り返し地点である」という物語に生きる 】
それでは、どうぞ。
■『Audible』と言う「ながら読書」のサービスがあります。
様々な本を、
”聴きながら読める(なんか変?)”という、
とても便利なサービスです。
故ピーター・ドラッカー曰く、
”人には読んで学ぶ人と、聞いて学ぶ人がいる”
とのことでしたが
同じ「学ぶ」でも、違うチャネルを使う
(=耳からか学ぶか、目からか学ぶか)によって
学びの浸透の仕方や理解の仕方が
微妙に異なると感じます。
そういった意味でも、
「オーディオブック」とか
「セミナー音源」を試したことがない方は、
試してみてもよいかもしれません。
■さてさて、本題ですが。
そんな『Audible』のコンテンツの中に、
『柳瀬博一のリベラルアーツ入門【教養】』
という対話コンテンツがあり、
東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 教授の柳瀬博一氏と、
60歳にしてライフネット生命を立ち上げ、
現在70歳で立命館アジア太平洋大学の学長である出口治明氏が
「なぜリーダーにリベラルアーツ(教養)が必要か?」
を対談している1時間ほどの内容です。
これがまた、ヒジョーに面白いのです。
■平たく言ってしまえば、
”今の資本主義や効率化、生産性大事、という話は、
「現代のルール」であり、歴史がある話ではない。
しかし、人が古来から繰り返してきたことは
「変わらないもの」である。
人類の歴史(=教養)を知ることで、
俯瞰して、正しい判断ができるようになる”
という話。
(ものすごく抽象的ですけれど)
ただ、リベラルアーツの第一人者である出口治明氏の
わかりやすく具体的なのに、シンプルに語る口ぶりに
思わず引き込まれてしまいます。
■そして、その対話の中で、
以下のようなお話がなされていました。
(※記憶を頼りに書いておりますため、
言葉通りでありません。ご容赦ください)
インタビュアーの柳瀬博一さんが
こんな質問をされました。
「出口さんは60歳にして会社を創業されたわけですが、
いわゆる定年で創業されたことに、躊躇などはなかったのですか?」
というような質問。
対して出口氏は
「そもそも、”定年制度”と言うものが、
構造的に間違っていると思っています。
終身雇用定年制は、成長が前提である
限定された経済環境での仕組みであって、
”人間の人生を考えたときに最適な仕組みではない”のです。
そもそも、現代は、
私たちは20歳で成人とみなしますよね。
かつ、今は人生100年時代と言う。
そうすると、20歳~100歳が大人としたときに、
『60歳は「大人になってからの人生の折り返し地点」』
と言えるんですよね。
そんなようやく折り返しでいよいよだ!という時に、
定年だから、といって力の発揮のしどころがなくなるのは、
それは健全ではないですよね」
、、、というお話でした。
■もう、こんな年齢だから。
もう、2/3終わったから。
今からスタートを切るのは、
遅すぎるから(だから諦めよう)。
人は自分に対して
様々な制約を「思い込み」によって
無意識に課してしまいますが、
その中でも、
『「年齢」こそ一番の思い込みであり、呪縛である』
というのは、正しくその通りでしょう。
■年齢が呪縛である、
というのを逆の視点から見てみると、
歴史を振り返った時に、
明治維新の頃の幕末の志士達は、
吉田松陰29歳
坂本龍馬31歳
近藤勇33歳
土方歳三34歳
などなど若くして命を燃やし
国を変える一端を担った、
この文脈で行けば
「もう40歳にもなるのに、
志も持たず、何もなし得ていない」
というストーリーに身を置くこともできます。
そうすれば「60歳で折り返し」どころではなく、
30歳にもなって何やってるの??
というストーリーになるでしょう。
■ここで言えるのは、
どちらのストーリーが正しいかではありません。
正しい「問い」とは、
【どっちのストーリーで生きたほうが
今の自分にとって、エネルギーが出るのか】
です。
出口氏が語る
「60歳は大人の人生の折返し地点である。
ここからが始まりだ」
という物語を選んだほうが
今の自分にとって良いのか、
あるいは幕末の志士と比べて
「もう30歳、早く、急いで志を立てねば。
もっともっと、前のめりに生きねば」
という物語を選んだほうが
今の自分にとって良いのか。
ここは「選択」であり、
同時に俯瞰して見つめることが大切である、
と思います。
■ちなみに、私の場合は、
ストレングスファインダーで言う
「最上志向」(=もっともっと、さらに上に行かねば)で、
「まだまだ自分は何もできない」
「まだまだ勉強不足だ」
と勝手に凹むことが多いのです。
そんなふうに(自爆的に)凹んだときは、
出口治明さんの言葉に似た物語を思い出すようにして、
「まだまだヒヨッコで当然。
折り返し地点にも行っていない。
勝負は、始まってもいない」
と思うように(言い聞かせて)います。
■とにかく、「年齢の呪縛」はとても大きいものです。
そしてそれは、
”自分にパワーを与えてくれたり、
パワー奪ったりする大きな物語”
です。
自分の前提にあるストーリーは何なのか。
このことを客観的に見つめること。
そして意図的に、
自分を元気づけること。
それこそが、大切なのだろう、
と思っている次第でございます。
皆さまは、ご自身の年齢に、
どのようなストーリーをお持ちですか?
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<本日の名言>
ゆうゆうと焦らずに歩む者にとって長過ぎる道はない。
辛抱強く準備する者にとって遠すぎる利益はない。
ラ・ブリュイエール(フランスノ思想家/1645-1696)
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【編集後記】
今日の夕食後、なんだか気が抜けて
ちょっとやらかしてしまいました。。。
シフォンケーキ→ポテトチップスをどか食い。
深夜なのに胃がもたれております汗
◎昨日の英語学習:0、5時間
(累計182時間/目標学習時間まで218時間)
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