配信日時 2020/03/16 02:01

今週の一冊『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』【カレッジサプリ】

<「この国は、もう一度立ち上がれる」。帯のメッセージに震えました>
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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和2年3月15日(第2216号)


今週の一冊『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』
 

株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2516字/読了時間4分)

■こんにちは。紀藤です。

本日日曜日は、終日、
ウェブ会議システムを使った

『人生のミッションを定める自己探求ワークショップ(オンライン版)』

の実施でした。

はじめてのオンラインの開催でしたが、
想像以上に快適で、
参加者の皆様も得ていただくことがあったようで、
大変うれしく思いました。

まあ、参加者の皆さまが
大変、あたたかく素敵な方だったことが
オンラインなのに暖かい空気を作られた
1番の要因だと思われますが、
いずれにしても、良い時間でした。


(改めて、ご参加頂いた皆さま、
 貴重なお時間を割いてご参加いただき
 誠にありがとうございました!)




さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの1冊をご紹介する、
「今週の1冊」のコーナー。

今週の1冊は、


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『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』

安宅和人 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4910063048/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_dELBEbTVT4Q39

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です。




■私ごとですが、
3年前、リーダーシップや、
日本の問題、世界の問題について学んでいた
私塾がありました。

そこでの経験は語り尽くせないほど
多くのことがあったのですが

その中で、

「日本の問題点について考える」

というワークを皆でやりました。

コンサルの仲間がいて、
日本のSWOT分析をしようと、
日本の問題点について語られた本を読み、
ディスカッションをしました。


■何を読んだか
今では記憶が曖昧ですが、

『縮小日本の衝撃』
『2050年の世界』
『未来の年表』
『1500万人の働きが消える2040年問題』
『ニッポンの実力』
『シンギュラリティは近い』
『エクサスケールの衝撃』

などなど、

・日本の軍事の問題
・高齢化の問題
・資源の問題
・教育格差の問題
・科学技術投資の問題
・政治の問題

他、微々たる知識と思考を使って、
色々と考えた記憶があります。



■ぶっちゃけたところ、
それまで「日本の未来」について
特段考えたことなかった私にとっては、

ただただ読めば読むほど、
情報が増えれば増えるほど、

”日本が問題だらけで、
 思考が八方塞がりである”

と認識して、ただただ不安が募った、
という感覚をおぼろげながら覚えています。


結局、そこにいた10人ほどの仲間たちで、

「何が日本の問題なのか」、
「この問題がいちばん重要なのでは」

と語っても、


絡み合う問題全てを網羅できない知識量、
それらを俯瞰して整理できない思考力の限界があり、

ただただ、絡まりあった
広大なる蜘蛛の巣のような問題を目の前に、
立ち尽くすのみでした。


問題がある、とわかっても、
どうしたらよいのか、わからなかった。

だから、希望を持つための、
確信に至れなかったように思います。




■多分、皆さまの中でも、

日本の未来について、
そこはかとない不安感、
大丈夫なのだろうかという不透明感を感じている方は
多いのではなかろうか、

と思います。


そこかしこで見る新聞、
ニュースのデータから、
なんだか不穏な空気を感じます。


超高齢化社会で、
社会保障費は増えて
稼ぎ手である若者は減っていき、
未来への投資は出来ていない。

国のお金も減っていく。
田舎町は消滅していく。

安心なはずがありません。



■でも、
いろんな問題が重なり合いすぎていて、
実際にどう対処したらいいかわからない。

わからないから、思考するのをやめる。

賢い人に任せよう。

、、、

そんな気持ちに
(お恥ずかしながら)私自身、
どこかでなっている気がしていて、

どうすることもできず、
だから目の前のことをやる!

となっている、という現状でございました。




■しかし、今回の本は、
そんな「どうしようもない感」に、
一矢報いてくれる、

『ファクトベースで、
 日本が立ち上がるための未来戦略を描いた本』


なのです。

ポイントは、

”ファクトベース”

であるということ。

その上で、

「この国は、もう一度立ち上がれる」

そう語ってくれた帯の文字に、
何だか目頭が熱くなってしまいました。

(今が深夜で眠たいせいもありますが、、、)



■前置きが長くなってしまいましたが、
今回ご紹介するこの『シン・ニホン』という本。


累計25万部という、
ビジネス書で異例のヒットとなった『イシューより始めよ』
の著者である安宅和人氏の最新刊です。

安宅和人氏は、

・ヤフー株式会社 チーフストラテジーオフィサー(CSO)
・東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程終了後、マッキンゼー入社。
・4年半の勤務後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学。
 2001年春、学位(Ph.D.)取得。ポスドクを経て2001年末マッキンゼー復帰に伴い帰国。
・慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 環境情報学部教授

という方で、

「日本の問題は、具体的にここが課題で、
 こうすれば問題は解決できる」

ということを、

事実に基づいた分析的な手法で、
説得力を持って書き記してくれた本です。



■3年前、日本の問題点について
ディスカッションし、途方に暮れていたときに、
もしこの本を読んだとしたら

絡み合う問題に対して、
明確な答えを示してくれたと
興奮を隠せなかったことでしょう。

時を経た今でも、
その説得力に満ちた明るい未来に、
唸らさられてしまいます。



■本である以上、著者の価値観や、
思想が反映されるのは当然のことであると思いますが、

この本に至っては、

日本の問題に対する背景情報の整理と、

その問題に対する解決策の戦略的な分析が、

極めて具体的で、
かつ全てがデータに基づいており、
大変説得力があるのが特徴です。

”著者の見解”

ではなく、データとロジックに基づいた、
「日本が立ち上がるための戦略論」を
俯瞰して示してくれるのです。



■結論から言えば、一つは、

「未来に対する投資」

に力を入れよ、という話になります。

しかし、そんなことは百も承知であるのは、
以前からわかっていること。

若者投資、未来への投資は賛成だけど、

具体的にどうするの?
という社会保障費削れないでしょ?
どう予算捻出するのさ?

というツッコミに対しても、

投資と言っても、具体的にどの部分に、
どうやって投資をすればいいのか?

優先順位はどこなのか?

予算捻出をどうすればよいのか?

憲法25条に噛ませた反論に、
どのように処理するのか、

などについても細かく行っており、
読めば読むほど説得力を感じます。



同時に、自身の圧倒的知識不足を感じますが、
非常に視野が広がることを感じるはずです。


(以下、著書の内容紹介です)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

発売10日で7万部突破!
25万部超の名著『イシューからはじめよ』から9年――。
渾身の力で投げ込む、ファクトベースの現状分析と新たなる時代の展望!

AI×データの発展により、時代は多面的に「確変モード」に突入した。
目まぐるしく動く社会の中、本書は以下の問いをひとつなぎにして答える。

・現在の世の中の変化をどう見たらいいのか
・日本の現状をどう考えるべきか
・企業はどうしたらいいのか
・すでに大人の人はこれからどうサバイバルしていけばいいのか
・この変化の時代、子どもにはどんな経験を与え、育てればいいのか
・若者は、このAIネイティブ時代をどう捉え、生きのびていけばいいのか
・国としてのAI戦略、知財戦略はどうあるべきか?
・AI時代の人材育成は何が課題で、どう考えたらいいのか
・日本の大学など高等教育機関、研究機関の現状をどう考えたらいいのか


産・官・学の全領域を横断しファクトベースで切り込む、著者渾身の書き下ろし!
意志なき悲観論でも、現実を直視しない楽観論でもない、
建設的(Constructive)な、「価値ある未来のつくり方」。


※Amazon「商品の説明」より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


うーん、まだまだ勉強不足だなあ。


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<今週の一冊>

『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』

安宅和人 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4910063048/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_dELBEbTVT4Q39

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【編集後記】
日本の現状をデータとして知ると、
その未来に対しての投資の削り方に
「えっ、そうなの、、、」と驚愕します。
こういうデータが知られていないことが、
きっと問題なのでしょうね。


◎昨日の英語学習:0、5時間
(累計175、5時間/目標学習時間まで224,5時間)

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