配信日時 2020/02/10 01:31

今週の一冊『1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』 【カレッジサプリ】

<素晴らしいコーチとは、スクール・ウォーズの熱血コーチみたいなものかも。>
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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和2年2月9日(第2181号)


今週の一冊『1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』  


株式会社カレッジ 紀藤康行
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 紀藤とご縁を頂きました皆さまにお送りさせていただいております。
 登録・解除は、お手数ですがページ下部よりお願いいたします。
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(本日のお話 2543字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

さて、昨日土曜日は、
研修の準備、読書などでした。



また、先日ご案内しておりました
3/1(日)ストレングス・ファインダーのワークショップ、
引き続きオープンしております。

↓↓↓
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【ストレングス・ファインダー・ワークショップのご案内
~自らの「強み」を知り、好きで得意なことを、仕事と人生に活かす方法を学ぶ~】
 
▼日時:2020年3月1(日)10:00~17:00
▼場所:東京都中央区(八丁堀駅徒歩1分)
▼参加費:特別価格 14800円(税込) ※通常30,000円
※ストレングス・ファインダーの受講を事前に行っていただきます
 (別途費用がかかります/約5,850円)
  
▼お申込み:以下URLよりお申込みください。
https://forms.gle/oLYTPYbqYPTFrtYs8

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今回は部屋の関係で少人数なので、
濃密な時間が過ごせるかと思います。

ご興味がある方、ぜひお待ちしております!




さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、オススメの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

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『1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』

エリック・シュミット (著), ジョナサン・ローゼンバーグ (著), 
アラン・イーグル (著), 櫻井 祐子  (翻訳)

https://www.amazon.co.jp/dp/4478107246/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_R6bqEbT73KYNN

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です。



■「一兆ドルコーチ」。


マネーな匂いのこのタイトル。
パンチがありますね。

このタイトルの所以は、
シリコンバレー界隈の有名会社の
(いわゆるアップル、グーグル、マイクロソフトなどですね)

名だたる有名人が、心より慕っていた
「ビル・キャンベル」という”伝説のコーチ”
について書かれた本です。

ビル氏は既に亡くなられており、
彼自身は目立ちたくない、というポリシーを貫いていたそうで、

この本に書かれていることは

「ビルのコーチングを受けた人物が、
 彼がどんな風に関わってきたのか」

をインタビューしてまとめた本、
でございます。



■ちなみに実際、この
「ビル氏」がサポートしたことで
シリコンバレーの会社に生み出された利益は、
会社の時価総額にして合計2兆ドルにゆうに達しているだろう、

とのことで、彼を尊敬する意味を持ち
「本人ではなく周りの人が」つけられた
タイトルだそうです。


またあのスティーブジョブスが多忙な中でも、
毎週「ビル」に時間をとってもらい、
コーチングを受けていたという逸話。


その他、ラリーペイジ(Google創業者)、
ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)含め、
シェリル・サンドバーク(facebook初の女性役員)など、

彼のお葬式には、
シリコンバレーの猛者100名もが、
大切な友人を偲ぶように集まり、
こんなことは考えられない、

とシリコンバレー内に言わしめたそうです。

うん、すごい!
すごいぞ、ビル!


■さて、ではそんな
「伝説のコーチ」は、
一体どんなことをやっていたのか。

詳しくは本編を読んで頂きたいですが、
私なりに解釈させていただくと、


『圧倒的な人間への愛情』、


この一言に尽きるように思いました。


(もちろん、この「人間への愛情」を軸として、
 ビル自身も超優秀な経営者でもあった、
 というバランスもあると思います)


■じゃあ、「人間への愛情」とは何か?

優しくて、いつも受け止めてくれて、
包み込むような愛情かといったら、

そういうわけでもなさそうです。


私が印象に残っている話は、
以下のような話でした。

ビルは、

・「このクソッタレめが」とよく悪態をつく。

・(相手に向かって指を口からスポンとぬいて)
 「何の音かわかるか? お前の頭をケツから引っぱリ出す音だ」
  という。

・彼のハグは、熊がまるで抱きつくような、
 荒々しいハグだった、と語る。

・「時間をとってバラの香りをかぐんだ。バラとは従業員だ」
 と仕事、プライベート関係なく人として見るように
 ビルは、従業員に教えていた。

・ビルは「部屋の中のゾウ」
 (本当は問題なのに見ないふりをしている問題)
 を引っ張り出して、政治的なやりとりも叩き出した。

・黙って、じっくりと相手の話を聞いた


などなど。



■細かいところはおいておくとして、
よくある「コーチング」の技法としては、

・黙って、じっくりと相手の話を聞く
・相手を、人として深い部分を見ようとする

みたいな話ですが、ビルの場合、
”乱暴な荒くれ者の中年のおっさん”
みたいなイメージが伝わってきます。


ただ、このビルの話から思ったのは、

1,問題と向き合い、逃げない勇気

2,真っ向から人とぶつかる事ができる強さ

3,心から人を受け止める愛情、

この3つを高いレベルで行っていることが、
細かい技法を超えた、「伝説コーチが伝説たる所以」
ではないか、と私は思いました。



■私もコーチングをやっていますが、

あるコーチの先輩が、

「しょぼいコーチとは、
 ”踏み込まないコーチ”である」

と言っていたのを思い出しました。


相手が自分自身で気づいている、いない関わらず、

その人の心の柔らかい部分に潜む”弱い部分”、
でも向き合わないと先に進めない部分は、
誰もが持っているものです。

そこをグサリと突き刺し、
自分自身で向き合うことを迫る。

それは時に痛みを伴います。
でも、、そうしなければ、
人は根っこから前に先に進めないし、
自分の殻を打ち破れない、ということもままある。


そういう意味で、
「迫れないコーチはプロではない」
とその先輩は言っていました。



■迫り方にもレベルや深さがあります。

というかそもそも、
相手に迫る事自体、とても勇気がいること。

それが深い部分であればあるほど、
相手をまるごと受け止める愛情がないと、
ただの傷つけになってしまうので、

相手への深い愛情がないと、迫れない。
強さも勇気もなければ迫れない。

迫ると、時に感情が爆発して、
泣いたり、怒ったり、
嫌われたりする可能性がある。
(辞めちゃったりするかもですし、、、)
そこにはリスクもあり、
踏み込むことを恐れてしまうものです。
私も、よくわかります。


■でも、それでも、
「相手への愛情を持とう」としたい。

それがたとえ仮のもの、
「愛情を持とうとする」レベルだったとしても、
相手のために相手に迫るということこそは、
目の前の相手に対する「誠実さ」だと思います。


私の話ですが、私もコーチングのときも、
いいづらい、めちゃくちゃいいづらいけど、

その人の今後の可能性を思うと
「言わなければ、、、」と腹を決めて、
顔を赤くしながらでも伝えたとき、

不思議と一番相手に受け取ってもらえた、
という経験は、やっぱり多いものです。


でも、相手に「愛情」を持てていないと、
ただの非難みたいになりかねないし、
やっぱりいつも怖いものです。



■この本から得られることは、
コーチングの流行りの技法ではありません。

『愛情と勇気を持ち、
 
 本人すら信じられていない可能性を、
 目覚めさせるきっかけを与える
 リーダーとしてのあり方』

であろうと思います。


ビルの人間としての大きさや
やり方は真似できずとも、
そのあり方の片鱗や、感じることは
きっとたくさんあるはず。

そんな事を考えさせられる一冊です。

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<今週の一冊>

『1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』

エリック・シュミット (著), ジョナサン・ローゼンバーグ (著), 
アラン・イーグル (著), 櫻井 祐子  (翻訳)

https://www.amazon.co.jp/dp/4478107246/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_R6bqEbT73KYNN

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【編集後記】
土日に朝ゆっくり寝たら、体内時計が
カナダに戻って夜全く眠れなくなっております(汗)
海外出張が頻繁にある人は、大変なのだなあ、、、
と尊敬の念を覚えております。

◎昨日の英語学習:1時間
(累計160時間/目標学習時間まで240時間)

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