配信日時 2020/01/04 01:49

目標とは「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のだろうか【カレッジサプリ】

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令和2年1月3日(第2144号)


目標とは「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のだろうか  


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2088字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

お正月3日目。

世間的には本日までが、
しっかりしたお休み、ということで、
皆さまも様々なお休みを取られているのかと。

私も、自宅にて、
英語の勉強と読書にひたっております。



さて、本日のお話です。

今日は、昨日から読んでいた本の中から、
学びと気づきを皆さまに、
ご共有させていただければと思います。

タイトルは、


【目標とは結局「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のか】


それでは、どうぞ。


■『粘り強く続ければ、
 いつか花開く時が来る』。

このような話は、
「努力が実る美しい話」として、
支持されやすい話かと思います。

実際、

『グリッド(やり抜く力)』
(by ペンシルベニア大学心理学教授、アンジェラ・ダックワース)

『1万時間の法則』
(by マルコム・グラッドウェル)

など、著名な大学教授等曰く、

「成功した人は、ひたすら
 一つのことをやり抜く力を持っていた」

と発表し、世に知られる、
有名な話になりました。


■ですが一方、こんな話もあります。

「自分の”強み”ではないこと」に投資しても、 
 徒労に終わってしまう、

という説。

実際、これもまた一つの事実なのです。

皆さまも経験があると思いますが、
勉強でも、

「得意な教科は伸びるけど、
 そうではないものは伸びがよくない」

という、”その人の向き不向き”は、
確かに存在しています。


■そして、
「やり抜く」とか「1万時間やる」というのは、
・その人にあった場所で、
・その人にあったやり方で行う、

からこそ、一点突破し、
他の追随を許さないことになれる。

このことは十分留意すべきであり、

「向いていないことは
 見切りをつけることも重要」

ということも、大切な人生戦略でしょう。


■そして、上記な話をまとめると、
とある疑問が生じます。

結局、

【目標とは「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のだろうか】

ということ。
 
目標を決めて、”続ける”ことがなければ、
結果もでないし、突き抜けられない。

でも一方、

”向いていないこと”は
見切りをつける必要もある。

では、どんな基準で、
続ける、諦めるの判断をすればよいのでしょうか?


■この疑問に対する答えについて、
以下のような意見を述べている本があり、
大変、納得したのでした。

(以下、引用です)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

自分がやり遂げるべき目標が、まだわからなければ、
答えを見つけるために、たくさんの事を試してみればいい。
(そのほとんどをいずれ捨てるとわかっていても)。

そして、何か興味の焦点が見つかったら、
学び続け、成長し続けるために、
”自分の時間の5~10%”を小さな試みに当てよう。

こうすることが、
試すこと、諦めること双方の利点を最も活かせる方法だ。

※引用:『残酷すぎる成功法則』エリック・パーカー著)

(ちなみにこの本は、米国著名なブロガーが、
 多くの科学者、研究者の論文から、
 よく言われる成功法則が本当に正しいのかを検証をしている本。
 とても、面白いし説得力があります)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■上記に書かれている、

「自分の5~10%を小さな試みに当てよう」

という説。

これは言うなれば、

『自分の才能が向いていることを探すための、
 良い加減の戦略的な探索時間』

と言い換えられるでしょう。

■たとえば、私の場合。

「運動」において、
向き不向き(あくまで得意領域)を探すために、
大体それぞれ100時間くらい、色々試してみました。

・テニス
・空手
・マラソン
・ボルタリング
・水泳

、、、などなど。

すると、自分が
「これ、向いているな」ということは分かるし、
逆に「これはあまり伸びない」ということも、
だいたいわかるものです。

(私の場合、一番はマラソンが、
 同じ投資時間で一番伸びました)


■人は、

『才能があって、しかも続けられたもの』

があったとき、一気に花開き、
その存在対効果が最大化します。

そして、そうなれたら、
とても幸せです。

ただ、その「才能」とは、
「野球」とか「サッカー」とか、
有名でわかりやすいものばかりではなく、

ゆえに、見つかった人のほうが、
むしろ希少なのでしょう。


■そして、
その「才能が開花するポイント」とは、
ちょっとマニアックだったりすることも。

”給与計算を知り尽くす”とか、
”戦略フレームワークを使い尽くす”とか、
”メルマガを書きまくる”とか、
”人の話を聞く(コーチング)とか

未知の領域にあることも、ままあるもの。

ゆえに、幅広い範囲のことを、
どんどんやってみて、大きな範囲から見つけ、

中範囲、小範囲と絞っていき、
少しずつその範囲を狭めて、

そして、
「自分の才能が開花するピンポイント」
を見つけていく。

絞れたら、そこに
一気に時間と資源を投下していく。


■5~10%時間を投下していき、
それでもイマイチと思えれば、
どんどん捨てていけばいい。

メインの80%やっている本業を、
簡単に捨ててはリスクが多すぎますが
5~10%くらいであれば、

『自分の才能を開花させるための、
 戦略的探求の時間』

であろう、と思います。


【目標とは「いつまで続けて、いつ諦めればよい」のか】

答えは、

1,5~10%を使い広げつづけ
2,捨てながら絞っていく

このことが一つの解と成り得るのでは、
そのように思った次第です。


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<本日の名言>
試してみることに失敗はない。

デイル・ドーテン(アメリカの実業家/1950~)
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【編集後記】
仕事の仕組みづくり、今年こそはやろう!と
休みにゲームをしながら思った次第。
(仕組みを作ると勝てるゲームをしていたので)
学びのポイントは色々なところに転がっていますね。

◎昨日の英語学習:1時間
(カナダのワークショップ参加まであと30日)
(累計96時間/目標学習時間まで314時間)

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