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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和元年12月21日(第2131号)
「主は自分にある」という意志を持つ
株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 2459字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、5件の個別コーチング。
並びに夜は、1年前に参加した、
『日本アスペン研究所』なる 研修の同期会に参加。
ちなみにアスペンとはシェイクスピア、源氏物語、
ソクラテスなどの古典を学ぶちょっとマニアックな(?)研修です。
理由は知りませんが、
大手金融系企業の選抜研修で利用されており、
超優秀な研修同期の話は刺激になりました。
(同期の皆さん、久しぶりに会えて楽しかったです!)
*
さて、本日のお話です。
そんな「日本アスペン研究所 同期会」に、
日本を代表し、誰もが知る一流企業の副社長を務められた方が、
ゲストとしてお越しになられました。
その方から、
飲みの席で聞いた話が、
シンプルな話でしたが考えさせられることでした。
ということで、本日はそのお話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「主は自分にある」という意志を持つ】
それでは、どうぞ。
■日本の経済成長支えてきた、
重厚壮大なる大企業があります。
敢えて名前はあげずとも、
皆さまの中でも、いくつも名前が浮かばれるかと。
その中でも、
日本国民が知らない人はいないであろう、
某電機メーカーにて副社長を務められたK氏と、
お酒の場をご一緒させていただく機会がありました。
現在はご退任されており、
日本アスペン研究所の
モデレーターを務められています。
■K氏のキャリアのお話を聞くと、
それは規模も影響力も、非常に大きい。
30年前、何千億という
国家単位のプロジェクトを立ち上げられ、
陣頭指揮をとられたご経験や、
東日本大震災の際に、
たくさんのプレッシャーがある中で、
発電所に関連する決断をされたお話や、
発電所の事故に関連した、
国内外を巻き込む大きな決断を断行される
等々、「重責」と思わずにいられない
そんなキャリアを歩んでこられた方。
■そのK先生に、私から、
こんなご質問をさせていただきました。
内容は実にシンプルですが、
個人的に聞いてみたかった質問です。
『他の役員や、部下、顧客、世間とプレッシャーかかる中で、
意志決定する上で、どんな気持ちや工夫をされてきたのか?』
という、素朴な質問です。
私はそのような環境で、
「意志決定」をしたことがなく、
味方によっては、
私のように小さい会社で経営をしていると言うのは、
非常に楽なものとも言えます。
意思決定は主に自分にあり、
大きなコミニケーションコストはかからないし、
「良くも悪くも、全部自分で巻き取れば良い」
という意味では、
誰かの人生を抱えているわけではありません。
いわば、「小型船」のようなもの。
ハンドリングしやすい、
思うようにできるという意味では、
楽なのです。
*
一方、K氏の務められていた大企業とは、
タイタニック号のようなもの。
多くの人生を運び、かつそのパワーも大きい「大型船」です。
価値観や思惑が違うたくさんの人が乗っており、
その中で意志決定し、1つの方向に向かわせていかねばならない。
しかも、世の中がその動きを注目している。
この中での「意志決定」とは、
まるで質の違う大変な事であろうな、と思い、
聞いてみたくなったのでした。
■そして先述の、
『他の役員や、部下、顧客、世間とプレッシャーかかる中で、
意志決定する上で、どんな気持ちや工夫をされてきたのか?』
という問い。
対して、K先生は、
このようにお答えされました。
「”会社がどうこう言うから”じゃなくて、
『自分がこうしたいからそうする』
がないとダメだよね。
いろいろ会社が言ってきても流すくらいじゃないと(笑)」
とのこと。
、、、非常にシンプルです。
確かに、そうだろうな、と思います。
しかし、少し紐解いてみると、
この答えに対して感じるものがあったのでした。
■周りからのプレッシャーが大きかろうが、
どれだけ世間が何と言おうが、
”自分の中にある「これは大事である」もの”
を貫き通す。
言うのは簡単ですが、
暴風のような周りの意見の中、
一人立たされるような中、
多くの賛否が巻き起こる中で、
「自分の意見」を貫くのは、想像するだけで
身震いするほど大変なことである、
と思うのです。
その中で、”立ち続ける”ためには、
『自分は何者か。
何のために働いているのか』
を深く考え、
根をはらねば倒れてしまうでしょう。
その思いを継続して
持ち続けるということは、
大変な強さを求められるのだろう、
そんなことを若輩者の推察ではありますが、
思わされたのでした。
■企業の研修に参加すると
多く「管理職」の方と接する機会があります。
その度に思うのが、
”上と下から挟まれた管理職は大変”
ということです。
数字のプレッシャー、
やらなければいけないこともあり、
同時に、メンバーの気持ちも汲み、
結果も出し、自分でも動く。
そんな中にいると、
「上が言っているから、会社がそういう方針だから」
とした方が楽かもしれない、
と思う気持ちもあります。
自分の意見を持つと、
すれ違いや衝突が起こる火種を生むから、
流れに身を任せた方がその場は確かに楽かもしれない。
しかも、
「自分の軸はなにか」
などは、組織ではさほど問われませんので。
■しかしながら、
「どんな上司についていきたいか?」と言われたとき、
「”主は会社”で、”従が自分”」
という上司より
「”主は自分の内なるもの”で、”従が会社”」
と矢面に立ち、
自分の言葉で語れる人のほうが、
やっぱり魅力的だし、
尊敬できるものであろう、
と私は思います。
そして、
「自分はこうしたい。
会社はこういっているけど、
自分はその中でこういうチームをつくりたい」
と言えるためには、
”自分自身に対する深い内省、
自分がどう働き、どう生きるのかという哲学”
のごとき問いがなければ、
生まれることはないはず。
そしてその
「自分はどうしたいか」という問いを持つことが、
あとに続く人に希望をいだかせ、
巻き込み、力づける人物となるために
極めて重要な要素なのでしょう。
■「自分の軸を練り上げる」こと。
1人でいようとも、組織でいようも、
人を率いる立場の人にとって、
そして何かをなそうと思う人にとって、
避けて通れない大切なテーマであろう、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
希望は強い勇気であり、
あらたな意志である。
マルティン・ルター
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【編集後記】
個別コーチングをすると、
誰もが必ず「より良くなりたい」という思いを、
どこかしら持っていることに気づきます。
そういった思いを、応援したいなと、行うたびに思います。
◎昨日の英語学習:1時間
(カナダのワークショップ参加まであと42日)
(累計78時間/目標学習時間まで322時間)
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