配信日時 2019/12/02 11:54

「悩ましい問題」には、ルービックキューブを解くごとく向き合うこと【カレッジサプリ】

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 令和元年12月2日(第2112号)  


「悩ましい問題」には、ルービックキューブを解くごとく向き合うこと  


株式会社カレッジ 紀藤康行
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(本日のお話 3093字/読了時間4分) 


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、某グローバル企業の、
人事役員の方を招いて行った人事勉強会

”現役人事役員から学ぶ「人事の✕✕」~会社で聞けない人事の話~

の開催でした。

「人事」については、
誰もが反対しようと思えば反対しうると言う仕事であり、

(例えば、給与改定や、福利厚生の変更、
 研修の実施をする or しない等、、、
 確かに必ず反対する人いますね)

その中でどのようにして人を巻き込んで、
施策を打ち立て、進めていくのか。。。

具体的な事例と、
参加者の皆様同士の対話が溢れた時間でございました。

ご参加いただきました皆様、
有り難うございました!

*


さて、本日のお話です。

先日読んだ『U理論』が、
印象に残っており頭から離れません。

今日は本から学んだ話より
1つ印象に残ったお話を引用しながら、
皆様に気づきを共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【 「悩ましい問題」には、ルービックキューブを解くごとく向き合うこと   】


それでは、どうぞ。


■世の中には、
「悩ましい問題」が多々あるものです。

悩ましい問題と行っても色々ありますが、
その一つは、

人間関係、組織の問題、
社会問題などなど、

”人の心”が関わるようなものが多いかと。

悩ましさの原因は、

「どっちの立場もわかる」
「だから、どうしたらいいか断ずることができない」

となり、ゆえに

・どちらか一方の権力による決定や、
 感情的な行動、法律に訴えかけた強制力等々により、
 問題を力ずくで終わらせる、

とか、あるいは

・解決しないから、問題と思いつつ、
 向き合うことがなく鈍い痛みを抱えたまま先送りする

ということになりがちです。

(後者のほうが多いかもしれませんね、、、)


■例えば、皆さまの周りの、
身近なチームや組織でもそうかもしれません。

よくあるのが、

”「営業」✕「開発」のすれ違い”

などもそう。

・営業= 「売れない商品を作る”開発”が悪いんだ」
・開発= 「きちんとお客様に価値を伝えられない”営業”が悪いんだ」

というように、双方一理あり
どらの話もわかる話ではある。

なんとも解決策が見つけづらい。


あるいは、夫婦間の問題や、
家族の問題、友人関係の問題なども、

どちらが悪いとも言えず、
状況を聞くとどちらの思う気持ちもわかる、

、、、なる話もあるものです。


■いずれにせよ、

「悩ましい問題」

とは、見渡してみると実に多く転がっています。

そして、その多くは、その悩ましさゆえ、
明確な解決策がないまま、ずっと継続する、

、、、というこれまた”悩ましい”状況が、
ままあるものです。


■そんな中、先日読んだ著書、
『人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門』にて、
面白いお話が紹介されていました。

話としては、

「問題には2種類あり、その2種類を分けて考えること」

という説です。

内容を要約すると以下のようなお話。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

問題には、

「ジグソーパズル型問題」と「ルービックキューブ型問題」

の2種類がある。


「ジグソーパズル型問題」は、”煩雑(はんざつ)な問題”。

ジグゾーバズルには、たくさんのピースがある。
しかし、一つ一つのピースを専門家がきちんとした工程で、
きちんとした場所に配置し、繰り返していくことで完成に近づいていく。


例えば、「月にロケットを飛ばす」ということも、
ジグゾーパズル型問題、と言えるだろう。

物理学者や、工学博士や、設計のプロ、
エンジニア、宇宙飛行士、、、

関わる「ピース」は多いものの、

目標達成のための一つ一つのピースを、
一つずつ埋めていき、PDCAを回すことにより、
感性には近づいていく。

加えて、一度そのプロセスを完成させてしまえば、
自戒からも同じプロセスで問題解決、目標達成ができる。


そのような”煩雑(はんざつ)な問題”を
「ジグソーパズル型の問題」としている。

*

一方、別のタイプの問題がある。

それは『ルービックキューブ型の問題』である。

この問題の特徴は、”複雑(ふくざつ)な問題である”ということ。

その複雑さの原因は、

”自分の行った一手が、自分の想像を超えた形で
 他に影響を与えるから”

である。

例えば「あっちを立てればこっちが立たず」というように、
問題のパーツが相互依存的な関係になっている状態などがそう。

例えば、「新しい戦略」を実行しようとする役員。
でも、「現場の社員のモチベーション」が大事というマネージャー。
「お客様の気持ち」を見ていないという現場社員。

そして実は、そもそも経営が信頼できない、などという
「信頼関係」の問題がそこに重なってくる。

、、、どれもが”真なり”で、
どちらか1つだけみて解決しようとすると

まるでルービックキューブのように

「ある一面はきれいに色が揃えようとしても
 別の側面がバラバラである」

というように。

*

「ジグゾーパズル型」の問題が、
理論とPDCAをまわせて基本良いことに比べ、

”ルービックキューブ型”の問題は

「他人への信頼の問題」
「お互いの関係性の問題」
「その人自信の過去の辛い体験」

など、特にお互いの存在と関係性が、

まるで車のエンジンと、
ハンドルとアクセル、ブレーキの関係のような

「相互依存的システム」

となっているため、

どちらか1つだけ完璧にすれば良いと言うことはないのです。

全体を、
一つの生命体として健全にするためには、

”それぞれの役割そのもの”だけでなく
”連動するつながりの部分”を見ていかないと、

全体としての問題解決を測れない。

、、、それが「ルービックキューブ型問題」の特徴である。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というようなお話でした。


(上記、私の解釈を含め書いております)


■しかし、マネージャーが、メンバーを育成する際や、
あるいは組織の問題解決するときにやってしまいがちなのが、


【「ルービックキューブ型問題」なのに、
 「ジグソーパズル型問題」のように考えてしまう】


ということ。


もし「ジグゾーパズル」のように問題を捉えてしまうと、

”論理”だけ先行して
”感情”がついてこなかったり、

論理を動かせない
”みえない関係性”などの問題を、
無視することになります。


「いや、理屈で考えたらこうするしかないでしょ」

「問題を戦略的かつ分析的に考えたら、
 こうしかないでしょ。ちゃんとやってくださいよ」

といわれ、否定のしようはないものの、
面従腹背で、結局、事なかれ主義で物事が動かない、、、

というように。


■冷静に、「論理」を押し出しても、
一向に動かないのは、その問題の本質が


「ジグソーパズル型問題」ではなく、
「ルービックキューブ方問題」である


ことが原因かもしれません。


よくあるコンサルが「素晴らしい戦略」を描いても、
社内のいろいろな「わだかまり」と称される、
システム全体に課題があると、

いくら仕組みを導入しても前に進まない、
ということが起こりえます。


そんな時は、

”一つ一つのピースではなく、
 システム全体でその物事を直視し、
 問題に向き合う必要がある”

のでしょう。



■そしてルービックキューブ型の問題に切り込むには、

それぞれの自己開示や、
勇気を持つこと、
あるいはそれを言える安全な環境づくりなど、

様々な条件が求められます。

問題の認識の仕方を捉えたからといって、
すぐに変わるものではありませんが、

かといって、
問題の視点を変えなければ、
前に進まないことも一つの事実。

ゆえに、まずは問題の捉え方、
自分がどう捉えているかを見つめることが、
第一歩になることもあるのではないか、

そんなことを思う次第です。



皆様の周りには、どんな悩ましい問題がありますか?

その問題を「ジグゾーパズル型問題」、
あるいは「ルービックキューブ型」、
いずれの視点と認識されていましたか?


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<本日の名言>
人間は犬に似ている。
遠くで他の犬が吠えるのを聞いて、
自分も吠える。

ヴォルテール
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【編集後記】
英語勉強が思ったよりできておりません。
12~1月は割り切りつつ、
スパートをかけて学びまくろうとおもいます。

◎昨日の英語学習:0,5時間
(カナダのワークショップ参加まであと64日)
(累計42、5時間/目標学習時間357、5時間)

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