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皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
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令和元年11月10日(第2090号)
今週の一冊『1分間リーダーシップ ―能力とヤル気に即した4つの実践指導法』
株式会社カレッジ 紀藤康行
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◎本メールマガジン(カレッジサプリ) は、
紀藤とご縁を頂きました皆さまにお送りさせていただいております。
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(本日のお話 2255字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日は、
『リーダーシップを探求する』というテーマを皮切りに
全6回の企業研修の実施でした。
これから半年間の研修が始まりますが、
とても楽しみです。
参加者の方と、関係を深めつつ、
向き合っていくプロセスは大変ですが、
とても意義ある時間だな、と感じる次第。
そのためにも、自分自身、
もっともっと力量を高めて行きたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日はオススメの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『1分間リーダーシップ ―能力とヤル気に即した4つの実践指導法』
K.ブランチャード (著), 小林 薫 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478360073/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_.e2XDbNKS5039
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です。
■1985年に日本語で出版されたこの本。
メンバーを育成する際に、
”それぞれのメンバーの能力に合わせて、
そのように指導をすると、メンバーの可能性が発現するのか”
ということについて、
その原理原則を示した、
リーダーシップ本の名著です。
もう、発刊から25年経ちますが、
その内容は未だ色褪せることなく、
知恵を授けてくれます。
■この本で書かれていることを、
平たく言えば、
『状況に応じたリーダーシップスタイルを身につけましょう』
(=「シチュエ―ショナル・リーダーシップ」といいます)
という話です。
もう少し具体的にお伝えすると
1,「まだ能力もやる気もないメンバー」
(能力:低 やる気:高)には、
→『指示型』(細かく指示する、コントロールする、監督する)
2,「能力はそこそこあるが、やる気が下がっているメンバー」
(能力:中 やる気:低)には、
→『コーチ型』(指示する、援助する)
3,「能力はバッチリあるが、やる気にはムラがあるメンバー」
(能力:高 やる気:中)には、
→『支援型』(褒める、聞く、促す)
4,「能力はバッチリあり、やる気もバッチリなメンバー」
(能力:高 やる気:高)には、
→『委任型』(日常業務の処理を委任する)
というように、
”メンバーの発達段階に合わせて、
リーダーシップスタイルを変えましょう”
と提案をしています。
■加えていうと、
1人のメンバーについて、
ざくっと、まだ3年目でまだまだだから、
「この人は”指示型”かな」
など一律ではなく
まだまだの業務は「指示型」、
自分で出来た業務は「委任型」、
ちょっと不安な業務は「コーチ型」、
というように、
”メンバーの業務ごとの状況”
に合わせて、柔軟に、
リーダーシップスタイルを変えていく。
これがメンバーの能力を開発し、
彼/彼女らが持つ潜在能力を開放するために、
とても重要なことである、
と著者のケン・ブランチャード氏は言います。
、、、と、言うは易し行うは難しで
実際にやってみると結構大変。
しかし、おそらくそれは、
メンバーの能力を高めようと、
日々尽力しているリーダーであれば、
なんとなく感じられる”原則”ではないでしょうか。
■しかし、実際できているかというと、
「まあ、そうだよね」
と思いつつ、結局、
自分のほうがエライし、立場もあるので、
”「自分軸」のやり方に合わせさせる”
ほうが楽だったりして、
結局、自分のリーダーシップスタイルに、
固執してしまうことも、どうしても多いもの。」
人と人が関わることだし、
どうしても好きになれない人や、
考え方が合わない人もいるものでしょう。
ゆえに簡単ではないのです。
■しかし、綺麗事のようですが、
結局は、そのリーダーの根底にある、
『「相手を尊重しよう」する価値観』
を何とか持とうとし、
そのために、時に
”これまでの自分のやり方を脱ぎ捨て、
新たな自分を開発する”
という気概がなければ、
この本で伝えているような、
内容を、実践することも難しいのかもしれません。
ですが、極めて本質的かつ、
学びの深い内容が、端的に書かれています。
わずか150ページちょっとなのに、
さすが25年の月日が流れても、
支持されるだけある、名著です。
■あとがきに、翻訳者が、
このような話を補足していたことが
この本が目指すものを伝えているように思います。
(以下、引用です)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この『一分間リーダーシップ』の本は
1、人間を十年一日のごとくに見ることをせず
(変化し成長する潜在力を持つものとしての人間感)
2,人間全てを同じ金太郎飴として観せず
(その多様性と個性への尊重と洞察)
3,さりとて、あれかこれかという悪しき二元的発想にも組みせず
(多元価値的存在としての人間への洞察)
4,人間を気取りもなく、しかし気後れもなく眺め
(その客観性と現実主義)
古今東西のリーダーシップに関する知恵と、
現代行動科学の成果を結合させる、
”楽正早安”の書
(=楽に楽しく正しく早く安心して読める)
として、きっと皆さんに受け止めていただけると信ずる次第である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そしてこれが、
この本に書かれていることの土台にある
リーダーシップのテクニックを超えた「人間観」であり、
根本なのだと思います。
ぜひ、メンバーを持つリーダーで、
何かこの記事に気づくことがあられた方、
ぜひ手にとって読んでみて下さい。
多くの気付きがあるはずです。
(お子さんに対して、パートナーに対しても、
大変有用な考え方と思います)
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<今週の一冊>
『1分間リーダーシップ ―能力とヤル気に即した4つの実践指導法』
K.ブランチャード (著), 小林 薫 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478360073/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_.e2XDbNKS5039
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【編集後記】
メルマガでも周りでも英語英語といっていると、
スイッチが入ってくるものです。
目標を宣言すること、とても大事だなと思います。
(ということで、以下で学習進捗を勝手に報告しております)
◎昨日の英語学習:0.5時間
(カナダのワークショップ参加まであと81日)
(累計5.5時間/目標学習時間あと394.5時間)
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