配信日時 2019/11/01 08:49

『7つの習慣』の語る、「自立」から「相互依存」に至る方法 【カレッジサプリ】

--------------------------------------------------------------------------
皆さまの1日を5%元気にするビジネス系メルマガ『カレッジサプリ』
---------------------------------------------------------------------------
 令和元年10月31日(第2080号)  


 『7つの習慣』の語る、「自立」から「相互依存」に至る方法  


株式会社カレッジ 紀藤康行
---------------------------------------------------------------------------
◎本メールマガジン(カレッジサプリ) は、
 紀藤とご縁を頂きました皆さまにお送りさせていただいております。
 登録・解除は、お手数ですがページ下部よりお願いいたします。
--------------------------------------------------------------------------

(本日のお話 1888字/読了時間2分半) 


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、某企業様の人事の皆様に、
「7つの習慣」体験ワークショップの実施。

並びに1件のアポイント、
夜はお世話になっている社長、常務との会食でした。



さて、早速ですが本日の話です。

昨日、「7つの習慣」の構造、
『依存・自立・相互依存』というストーリーについて、
お伝えいたしました。

その中で、ご感想として

『自立から相互依存に至るためには、どうすればよいか?』

について聞きたいというリクエストをいただきましたので、
本日はそのお話をお伝えできればと思います。

タイトルは、


【  『7つの習慣』の語る、「自立」から「相互依存」に至る方法   】


それでは、どうぞ。


■昨日のお話は、

「7つの習慣」が提唱する、
長期的、継続的に成果を上げ続けることができる人(=成功する人)とは、

テクニック、スキルも大事ですが

それ以上に「人格」、すなわち、
誠実さ、努力、忍耐、思いやりなどが、
優れている事が重要である、

と述べています。


■そして、この「人格」を磨く旅路においては、

1,まず誰かのせいにする「依存」の人が、
2,自分で責任を持つ「自立」状態になり、
3,そして誰かと協力してシナジーを発揮する「相互依存」に上っていく、

これが7つの習慣の大きなストーリーである、とお伝えしました。


その上で、

『自立から相互依存に至るためには、どうすればよいか?』

なるご質問に回答すると、


「7つの習慣」的なオーソドックスな答えは

自立から相互依存に至るためには、

・第4の習慣 Win-Winを考える
・第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
・第6の習慣 シナジーを創り出す

を意識し、実行すること、となります。


■しかし、実はその前提条件として、
極めて重要なのが、

「1~3の習慣が出来ているか」

ということなのです。


私もよくよく思うこと、
そして相互依存を目指したくても、
目指せない一番多いケースは、


「実は、そもそも自立できていない」


ことなのでしょう。

もう少し丁寧に言うと、

「なんちゃって自立」とか「隠れ依存」

である人が、意外と多く、
そんな人が「相互依存!」と叫んでも、
決して叶うことはない、ということです。


■そもそも思うのですが、

・「主体的に行動している風」でも、
 最後の最後は誰かの後ろ盾があると、守りに入っている、とか、

・「自分の目的」を掲げている風だけども
 結局、書いたもののほとんど見返していない、

・目標を立てたものの、結局、周りと刹那的な欲望に、
 流れ流されている、とか

・「時間管理」を大切にしている風であるものの、
 決めたことは後回し、先延ばしにしがちである

というという人が、

「心の底から、誰かとのWin-Winを考える」

ことができるのだろうか、と思うわけです。


これは、肩書、役職、性格などから、

”表面的には自信がある風”、あるいは
”理論的で、自己統制が出来ている風”であっても、

口で色々言えたとしても、

”自分をきちんと律することができない”

としたら、その内面的な脆さは、
どこかで表出してしまうものでしょう。


「Win-Winを考えよう!」と言いながら、

・自分の内的な満たされていない感覚、

・自信のなさ

・自分を認められない感覚

と言うものが、ついついにじみ出てしまい、
「狭量さ」「意固地」という行動として、
出でしまうのではないでしょうか。



■結果、表面的には誰かのことを思っているようでも、

・誰かがWinを得ることに面白く思えなかったり、

・結局自分のことだけを考えてしまったり、

・相手を打ち負かして、
 自分が気持ちよくなることに快感を覚えてしまったり

となるのかも、しれません。


ゆえに、

第1の習慣 主体的である
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
第3の習慣 最優先事項を優先する

が確実にできていて、

”自分は自分を統制できている”

という感覚を持てるからこそ、
次のステップを、心の底から、
考えることができるのでしょう。


■ということで、

『自立から相互依存に至るためには、どうすればよいか?』

という質問についての私(紀藤)の結論は、

【第1~3の習慣を深く、深く実践し、自信を得ること】

だと思っています。


背伸びするのではなく、自然と、

「自分の力量は十分高まっている」
 ↓
「でも、自分の力でできる事はごく僅かだ」
 ↓
「ここから先は、誰かと共に歩まなければ、進むことができない」

と思えてこそ、
本当の意味で、相互依存に至るための準備ができるのではなかろうか、

と感じています。

■私自身の感想になりますが、
私は、1年半前起業をして、
一人で想いを形にするプロセスを通じて

自分自身が初めて「自立」しつつある、
と感じています。

これまでは「自立」風に見せて、
結局、何かに頼る、誰かに頼ることをしていたし、
そのことすら気づいていませんでした。

多分、今も100%真に自立しているか、
と言われたら、怪しいところがあると思っています。

しかしながら、

「自分はこの領域で、
 1人でやれる十分のところまで、力を付けつつある」

という内的な自信を得る中で、
ようやく「相互依存」という、
入り口に立てているような気がします。

当たり前のことを、深い意味で理解するのは、
実に難しいものだな、と思います。


皆さまは、『依存』『自立』『相互依存』、
どのステージにいることが多いですか?

===========================
<本日の名言>

本当の意味での「自立」という土台があって
初めて効果的な「相互依存」が築けるということを、
心に留めておいてほしい。

私的成功は、公的成功に先立つ。
代数を学んでからでなければ、
微積分は理解できないのと同じである
『完訳 7つの習慣』より
 
===========================

【編集後記】
コヴィー博士の語る”本当の意味での自立”、
という言葉が胸にしみます。

表面的には出来ている風でも
実際はできていない(あるいは基準が低い)んですよね。

自戒を込めて。

----------------------------------------------------------------------------  

【近日開催予定のイベントのご案内】 
 
■(第二回)現役人事役員と学ぶ「人事の☓☓」~会社では聞けない人事の話~ 
 ◯日時:11月3日(土)8:30~11:30
 ◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事)
 ◯費用:5,000円
 ◯詳細・お申込み:https://forms.gle/fMdH2VzkUvfE4bGZ6

----------------------------------------------------------------------------  
【ご意見・ご感想、お待ちしています】
皆さまの、率直なご意見、ご感想、ぜひお聞かせください。
こちらからどうぞ。↓↓
https://goo.gl/forms/n7AoHT0xVK3ICcdz2
---------------------------------------------------------------------------- 
【メルマガ登録・解除について】
※メールアドレスの変更について
 ⇒「現在のメールアドレスの配信停止」→「新アドレスでの登録」にて
   ご対応お願い申し上げます。
※メルマガのご登録はこちらから
 ⇒ https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSfoIRnMfw
※メルマガの配信停止はこちらから
 ⇒ https://1lejend.com/stepmail/delf.php?no=HSfoIRnMfw
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
 メルマガホームページ https://www.courage-sapuri.jp/ 
 facebookページ   https://www.facebook.com/couragesapuri  
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■