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<本日のお話> 令和元年7月19日(第1976号)
「肉体的な挑戦」によって、なぜ自分のことが好きになれるのか?を考えてみた
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行
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◎本メールマガジン(未来習慣)は、
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(本日のお話 1758字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は午前中、税理士さん(従姉妹)と打ち合わせ。
午後から、アポイント2件、夜は来週に控えた企業研修について
WEBでの打ち合わせでした。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
177キロマラソンが終わり、早いもので3日経ちました。
、、、が未だ興奮覚めやらず。
足の痛みも収まらず、です。
本日は改めて177キロを振り返り、
私が思う「人が自信を持つための方法」について
感じたことをご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「肉体的な挑戦」によって、なぜ自分のことが好きになれるのか?を考えてみた】
それでは、どうぞ。
■人材育成の中で、
「セルフ・コンパッション」
という言葉があります。
これは自分への愛情、思いやりという意味で、
他人が辛い時に優しくなるのと同じように、
自分にも優しくしてあげること。
そのことによって、自己効力感が高まり、
自分は更に成長できる、という「成長思考」の考えに近づく、
、、、というような話。
平たく言えば、
『自分で自分のことを認められる人は、継続的に成長できる』
といえるでしょう。
(※逆を言えば、自分のことを認められないと、
「自分なんてこれからも変わらない」という固定思考になりがち、とも言える)
■そんな背景を踏まえつつ。
177キロマラソンを走って、
そしてこれまで経てきたウルトラマラソンや、
トライアスロンや、フルマラソンなどの
”肉体的な挑戦”
の意味を改めて考えていました。
これは私のあくまでも、一意見にしか過ぎませんが、
思うに、「肉体」というのは極めて動物的で、
本能に訴えかける苦難があり、誰にとっても平等だと思うのです。
例えば、戦略的思考が得意とか、
分析思考が得意とか、人に伝えるのがうまいとか、
リーダーシップの才が備わっているとか、
これらのものは、「すごい!」と周りから言われても、
本人にとっては実は当たり前のことだったりする。
私のこのメルマガもそうです。
大変恐縮ながら「よく毎日かけますね」
「真似できないです」などと勿体無い言葉をいただきますが、
”自分にとっては努力をしている”
という感覚はないわけです。
■しかし、”肉体的な挑戦”は別だと思うのです。
課長だろうが、部長だろうが、役員だろうが、
新入社員だろうが、誰でもその人なりの、
「自分の限界を超える」
ということは、「精神の戦い」であり、
それを強いられるのが”肉体的な挑戦”です。
スピードが早い、遅い、
距離が短い、長いという問題ではなく、
「”個人個人の実感”として、
どれほど自分に負けなかったか」
これこそが、自分に対しての「誉れ」になる、
私はそんなことを感じるのです。
■誰でもツラいのは嫌です。
私もツラいのは嫌ですし、
他のウルトラランナーも同じように、
「キツい」ことに対して微笑んでいる人はいません。
先日の超ウルトラマラソンの最中も、
多くの方は、満身創痍の顔をしていました。
(一般より若干麻痺している気がしますが)
でも、その中で涙しながらも、
一歩ずつ進むその自分の姿に、
もうひとりの自分が、
「自分、よく頑張っているね。エライね」と、
『自分のことを褒めてあげたい』
『自分のことを認めてあげたい』
そんな気持ちになり、
自分自身の可能性を拡げる「成長思考」に、
より近づけるのではないか、
と思うのです。
■一緒にランニングを走った仲間で、
不動産会社の経営者がいました。
社員数十人を抱えていらっしゃる規模の会社なのですが、
社員の方の成長の機会として「ウルトラマラソン100キロ」
を走ることを推奨しているそう。
もちろん社長は率先して走りますし、無理矢理ではありません。
そんなこと、時代錯誤ではなかろうか、、、
と思われそうですが、実際、効果があるそうです。
「100キロなんて、
絶対無理と思っていたことができた」
この感覚は、他の感覚に転移します。
その自信はその人自身の基盤を強化します。
そして、全員ではないにせよ、
仕事にも良い影響がでるそうです。
■嘘がつけない挑戦。
それが、”肉体的な挑戦”かもしれません。
そしてそれは、実は”肉体的な挑戦”ではなく、
「自分自身の精神への挑戦」だと思います。
そして、自分に打ち克ったとき、
より自分のことを好きに、認めてあげられるようになる。
(と、私は思っております)
ということで自分を超えた挑戦をしたい方は、
「マラソン」、強くオススメしたいと思います。
34時間のレースで、身体の疲れ、痛みが残るうちは、
ついランニングネタばかりになってしまい、恐縮でございます(苦笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
自分に打ち勝つことは
勝利のうちで最大のものである。
プラトン
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<編集後記>
ようやく体力が回復してきました。
レースの後は、しばらく夢の中にいるような感覚がします。
現実感がない(睡眠がとれるだけで幸せ)という不思議な感覚になります。
今日から、本格的に始動したいと思います。
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