配信日時 2019/04/29 14:50

連休におすすめの「身になるビジネス本」の読み方【未来習慣】

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<本日のお話> 平成31年4月29日(第1898号)


「なぜ痛い思いをして空手をやるのか?」の質問の回答から考える、
  "理解できない他人”の気持ちを知る方法


株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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として人材育成に関わる著者が、
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(本日のお話  1878字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

ゴールデンウィーク3日目です。
皆様はどんなことをしてお過ごしですか。

私は昨日、午前中ひたすら読書。
午後は、ひたすら会社のホームページの制作をしておりました。
働いているといえばそうなのですが、
こうやって未来に繋がる活動を集中してできることは、
とても充実感があります。

残りGWは8日。
日々、実りある時間にしたいと思います。



さて、本日の話です。

GWに様々なご予定をお持ちかと思いますが、
その中の一つとして、「読書をする」という方も、
きっといらっしゃるのではないかと思います。

今日は、私が思う「身になるビジネス本の読み方」について、
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【連休におすすめの「身になるビジネス本」の読み方】


それでは、どうぞ。


■皆様は、本を読むとき、どのように読まれますか。

おそらく、

・「小説」を読むときの読み方と、
・「ビジネス書」を読むときの読み方、
・「雑誌」などで情報収集をするときの読み方、

それぞれ少しずつ違っているのではないでしょうか。

私の場合、

・「小説」は心豊かにするために読む
  あるいは、語彙や比喩を増やすために読む

・「ビジネス書」は、今の仕事に役立たせるために読む

・「雑誌」は、今の世の中の流れを知るために読む

という形で活用しています。

ですので、読み方は味わって読んだり、
流し読みだったり、速読だったり、それぞれ違います。

■もちろん、読み方や本の楽しみ方は人それぞれ。
当たり前ですが、正解と言うものはありません。

しかしながら、「読書」を
”学ぶための手法”と捉えたとき、
しばしばある「悩み」を耳にすることがあります。

特にビジネス本や、教養についての本などを読み、
「自分の知見を増やしたい」というシーンにおいて、
よくある”悩み”というのが、


「本を何冊も何冊も読んでいるものの、
 一向に、身になっている気がしない」


という話です。


■つまり、

・何十冊も読んでいるものの、
 読んでは忘れ、読んでは忘れ、何も残っていない(気がする)

・そもそも本に何が書いてあったか思い出せない

・読み進めては忘れ、戻って読み直し、
 遅々として1ヶ月1冊読むのがやっと

・本を通じて、学んだことを人に語れない

という状態である。

すなわち、思い出せないから、
”学んだはずなのに、自分のモノになっている感じがない”
という現象が起こるのです。


■確かに「読書」を通じて情報を得たはずなのに、
そこに何が書かれていたのか、そこから得たものは何なのかを、
語れなければ、思い出すことすらできなければ、

例え、連休中に時間を使って本を読んだとしても、
”積み上げている感覚”がなく、寂しい感じがする…

というのは、わかる気がします。

やっぱり「穴の空いたバケツ」での水くみは虚しく、
学んだ感」や「積み上げた感」はほしいものです。


■そんな中、私が個人的にお勧めの、
「身になる”お勧めの本の読み方”」があります。

それは、


【「セミナー」を受講するように本を読む】


というやり方。

ちょっとわかりづらいかもしれません。

どういうことかと言うと、
ただ読み流したり、ダラダラ読むのではなく、

”著者と対話をしているイメージで読む”

とのです。

具体的なやり方をお伝えすると、

・本の著者のプロフィールや、背景情報を事前に調べる
・本の著者が、「本を通じて自分に語りかけているイメージ」で読み進める
・寝ながら読まない。図書館や静かなところで背筋を正して読む  
 (著者が目の前にいたら失礼だから)
・読みながら目の前にペン(消えるのがよいです)を用意し、本に”質問”や”意見”を書きながら読む
・「考えてみましょう」「皆様はどうですか?」という投げかけの部分では、必ず立ち止まって答える

のです。

すなわち、

『著書からのインプットと同時に、アウトプットをする』

という方法で読み進めていくわけです。

これが、「セミナーを受講するように本を読む」というイメージ。


■セミナーの多くでは、
講師が一方的に話をするだけではなく、時に、

・隣の人としてディスカッションしたり、
・自分に当てはめてワークシートに記入してみたり、
・講師から質問があったり、そして答えたり

というシーンが、多かれ少なかれあります。

つまり、

『インプットしたら、アウトプット』

これを回すのが、ライブである
セミナーや研修の多くが持つスタイルであり、

この感覚を、イメトレのような感覚で、
読書をしながら一人遊びのようにやってみる。

すると、

読書にかけるスタンスが変わって
時間の使い方も変わって、
著者の問いへの対応の仕方

も変わるのです。

確かに時間はかかります。
でも、集中力もまして、得られるものも高まるのです。


■「セミナーを受講したと思えば、
 丸一日時間をかけても断然よい」

と思えますし、びっしり書き込んだノートや、
本に書き込まれた意見やコメントを見ると、
なんだか、「やった感」が出ますし、実際に自分の中に残ります。



■ということで、まとめです。

【連休におすすめの「身になるビジネス本」の読み方】

として、

”「読む」ではなく、「対話する」イメージ”で読み進めること。

そして、

・インプットとアウトプットを同時に行う、を原則とし、
・著者の投げかけに対して、自分の状況に当てはめて考える
・本に、ツッコミや質問、意見を書きまくる

ことをオススメしたいと思います。

よろしければ、ぜひ。


最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人は教えることによって、もっともよく学ぶ。

セネカ(紀元前1世紀のローマの哲学者)
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<編集後記>
ちなみに、ピーター・ドラッカーの言葉で、

”最初に知っておくべきことは、
読んで理解する人間か、聞いて理解する人間か、ということである。
ところが、世のなかには、読んで理解する「読み手」と、
聞いて理解する「聞き手」がいるということ、しかも、
両方である者はほとんどいないということを知らない人が多い。”

という言葉があります。

「聞いて」学ぶ人をイメージすると、
読むより聞いて学ぶが得意な人もやりやすくなる気がします。
イメージは、大事です。


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