配信日時 2019/03/11 18:37

大局観を持つためには、「二項対立」を考えること【未来習慣】

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<本日のお話> 平成31年3月10日(第1848号)


大局観を持つためには、「二項対立」を考えること
 

株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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◎本メールマガジン(未来習慣)は、

*『7つの習慣』のフランクリン・コヴィー・ジャパン 正規代理店
*米Gallup社 公認ストレングスコーチ

として人材育成に関わる著者が、
7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

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皆さまの1日を5%元気にする
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ことを目的とし、1800日以上にわたって毎日お届けしている、
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このメルマガは紀藤がお名刺交換をさせて頂いた方に、
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熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

★紀藤康行プロフィール https://www.future-habits.jp/profile/

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(本日のお話  2293字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、朝から10キロのランニング。
昼からはストレングスファインダーのコーチ仲間が開催のワークショップ
「アクションラーニング」なるものに参加してまいりました。

”質問会議”と言う手法を使って、クリエイティブな場を作る、
というコンセプトの会でしたが、いろいろと刺激になりました。

人材開発、アイデアを広げる手法は、
たくさんあるものですね。

私もいろいろ試しつつ、スキルを磨いていこうと思った1日でした。



また、先日よりご案内しております「企業人事交流会」。
こちらも粛々とお申し込みをいただいております。
(お申込み頂いた皆さま、ありがとうございます!)


最近本を読めば読むほど、
確信に変わっていきていることがあります。

それは、これからは

”自分の組織を超えた繋がりこそが、価値を生む”

ということ。

そして、今回はその1つの取り組みとして、
企業の人事の皆様をつなげるそんな会を開き、
変革の渦を巻き起こすことができたら嬉しいな、

そんな思いで実施している企画です。

「人からの刺激を受けたい」
「いろんな人とつながりたい」
「人事について改めて考えてみたい」

そんな思いをもたれる方であれば、どなたでも大歓迎です。

初対面が苦手な方も、交流できるように企画して参りますので、
ぜひお待ちしております。

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<企業人事交流会のご案内>

皆さまが抱える、人事課題、組織課題についての状況を共有しつつ、
知見を拡げ、縁をつなげ、アイデアを拡げる場です。
交流を目的としたライトな会です。

■第6回 企業人事交流会 ~ミドルシニア教育を考える~

 ◯日時:4月19日(金)18:00~21:00
 ◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
 ◯費用:無料
 ◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
 ◯お申込み: https://goo.gl/forms/BRgxT6QIPL4tjXFl2


■第7回 企業人事交流会 ~組織風土改革について考える~

 ◯日時:5月10日(金)13:30~16:30
 ◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
 ◯費用:無料
 ◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
 ◯お申込み: https://goo.gl/forms/XfigToRW65dIstrQ2

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さて、本日の話です。

先日読んだ本で、深い思考力をするための、
1つの思考フレームワークが紹介されていました。

シンプルな話なのですがとても大切な話でしたので
本日はその話について、皆さまに学びをご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【大局観を持つためには、「二項対立」を考えること】


それでは、どうぞ。


■先日読んだ、
『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』(著:山口揚平)で書かれていた、
思考を深めるためのフレームワークとして、


【二項対立】


と言う考えが紹介されていました。

二項対立とは何か。

それは、”あらゆるものは対になっている”と言う考え方です。

非常にシンプルなのですが、

・男と女
・光と闇
・冷たいと暖かい
・個人主義と全体主義
・外交的と内向的
・未来志向と原点思考、
・国内と海外
・若者と高齢者

と言うように、物事には、

”その対極にある事象が存在する”

ということです。


■そして、このことを踏まえた上で、
私達がつい陥りがちな落とし穴というのが、

”「自分がこれだ」と思うと、それにとらわれてしまう”

ということ、ありがちではなかろうか、
と思ったのです。


それが自分が大切にしていることで、
深く考えて考えて、そしてそれに違いない!、と思ったことであればあるほど、

その自分の思いと言うものは確信に変わり、
他の人の意見を聞き入れづらくなってしまう、
そんなことがしばしばあるな、と。


■しかしながら当然、

「絶対的な答え」

なるものはないものです。

特に、多くの人の意見が分かれ、
昔から解決されていないような問題であればあるほど、
意見の違いと言うものが必ずあって、ゆえに、いまだに解決していないわけです。

おそらく職場の中で起こる、問題や課題について
あるべき姿や方向性、部下に対しての対応の仕方、
働き方云々についても、同じようなものなのでしょう。


それぞれの正義があり、
それぞれの価値観があり、
それぞれのこだわりがある。

そのことを、
常に心の中に置いておく必要がある、
そのように思うわけです。


■「強い信念」を持つことは、
1つ大切なことではあるものの、

しかしながら、自分がそう思うことの「反対側」を無視してしまえば、
自分の意見と言うものは偏った一部の人にしか受け入れないものになり、
当然ながら説得力も欠いてしまい、

動かせるはずの人も動かせなくなったり、
その理屈に破綻が生じてしまうこともあるのでしょう。


”自分の意見があれば、「逆側の意見」もあると認識すること”

そしてそのキーワードが


【二項対立】


という四文字に凝縮されているな、と思ったのでした。


■特に、私はロジカルな方ではなく、

「こうだ!」と思ったら、常に突っ走ってしまう傾向があります。


だから、行動できるところもありますが、
それゆえ、多くの激突を生んできていることも、
私の大いなる反省点です。

ということで、もし私と同じような方がいらっしゃるのであれば、

この

【二項対立】

という言葉を胸に置いておくことで、
自分の視点から離れ、視野を広げやすくなるのではなり、

また、自分の視点と他人の視点、
賛成と反対などを俯瞰することができる
「大局観」も養うことができるようになるのだろう、

そのように思い、ご紹介させていただいた次第です。


■言葉は、武器です。

知っておくだけで、それが”思考の杭”となり、
柔軟になれる可能性が高まる、

そのように思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>

すべての人が良いという意見は信用できない。
情報は自分の目と耳で集めろ。
机の上でいくら思案しても、優れた発想は生まれない。

安藤百福
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<編集後記>
今日は私の反省文。
つい、「こうだ!」と思ってしまうので、
しばしば(結構たくさん)迷惑をかけているな、と思っております。
視野を広く持とう。

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