配信日時 2019/03/07 15:04

コーチングを通じて思った、「誰かに問い迫ることは、自らに問い迫ることである」という話【未来習慣】

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<本日のお話> 平成31年3月7日(第1845号)


コーチングを通じて思った、「誰かに問い迫ることは、自らに問い迫ることである」という話
 

株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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◎本メールマガジン(未来習慣)は、

*『7つの習慣』のフランクリン・コヴィー・ジャパン 正規代理店
*米Gallup社 公認ストレングスコーチ

として人材育成に関わる著者が、
7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

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皆さまの1日を5%元気にする
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ことを目的とし、1800日以上にわたって毎日お届けしている、
500社3000名が購読するビジネスメルマガです。

このメルマガは紀藤がお名刺交換をさせて頂いた方に、
お送りさせていただております。

熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

★紀藤康行プロフィール https://www.future-habits.jp/profile/

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(本日のお話  2093字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は企業のリーダーの皆さまへ、6件の個別コーチング。
また夜は友人の企画で「7つの習慣ボードゲーム」をやりました。
3年ぶりにやりましたが、純粋に面白かったです。
気づきも多く、おすすめです。

そのうち、ボードゲーム大会もやりたいな、とふと思いました。

また「企業人事交流会」、引き続き募集中でございます。

人事部門だけでなく、部門のマネージャーなども含め、
色々な方がご参加いただいていますので、ご興味がある方は、ぜひ。


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<企業人事交流会のご案内>

皆さまが抱える、人事課題、組織課題についての状況を共有しつつ、
知見を拡げ、縁をつなげ、アイデアを拡げる場です。
交流を目的としたライトな会です。

■第6回 企業人事交流会 ~ミドルシニア教育を考える~

 ◯日時:4月19日(金)18:00~21:00
 ◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
 ◯費用:無料
 ◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
 ◯お申込み: https://goo.gl/forms/BRgxT6QIPL4tjXFl2


■第7回 企業人事交流会 ~組織風土改革について考える~

 ◯日時:5月10日(金)13:30~16:30
 ◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
 ◯費用:無料
 ◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
 ◯お申込み: https://goo.gl/forms/XfigToRW65dIstrQ2

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さて、本日の話です。

昨日、ひたすらコーチングを通じて、
対話を繰り返す中で、思うことがありました。

本日は、コーチングを通して得た学びについて
(自分がコーチ役として関わる中の学びですね)、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【コーチングを通じて思った、「誰かに問い迫ることは、自らに問い迫ることである」という話】


それではどうぞ。



■自分放った言葉と言うのは、
相手が聞くと同時に、「自分」もどこかで聞いています。

そもそも、完全に「棚上げ」(自分のことを棚に上げて)して
語るのであれば、何の躊躇もないかもしれませんが、

自分が真剣に伝えようと思えば思うほど、
そこには場合によってはある種の葛藤が生まれる、と感じます。



例えば、よくあるマネージャーがメンバーに

「当たり前のことを、当たり前にしろよ!」

みたいなことを言う時は、
同時に自分にもその言葉が突きつけられるわけです。


心の中で思った後、言語化をするときに、
その言葉が、喉で振動となり、
自分の耳がその言葉を捉え、心がその言葉を聞く。

そのプロセスは「心」で考え、
「耳」で捉え、また「心」に伝わる、という意味では、

ただ聞いている相手よりも、
ときに何倍も重たいものにもなりえます。


■ゆえに、真剣に伝えれば伝えようとするたび、


「本当に自分はこの言葉を言う資格はあるのだろうか」

「自分は己が言ったことを本当にできているだろうか」


そのように、相手に迫ったはず言葉が、
気づけば自らに突き付けられている、

私はそんな感覚を、昨日コーチングをしながら感じたのでした。



■もちろん
「言った言葉と自分は関係ない」と、
さらっと流すこともできます。

または、自分の放った言葉の鋭さから逃げたいが故に、

「まっ、私もできてないんですけどねー」

という緩衝材のような言葉を挟みたくなります。

しかし、それでは相手のために、

”五寸釘を打ち込むごとくインパクト”

は生み出せないし、
そんな「逃げの姿勢」が見えると、
相手の心を動かせるものも動かせなくなるのだろう、と思います。



■「学ぶために教える」、と言う言葉があります。

これは、その言葉通り、

「教えることが一番の学びになる」
(=自分の言葉で学んだことを編み直すプロセスこそが、
  学びを自分に落とし込むことになる)

という意味です。


そして、同じような文脈で、


【誰かに問いかけることは、同じ問いを、自らに問い迫ることである】


とも思うのです。


「相手に迫る」ということは、真剣にやればやるほど
「学ぶために教える」異常に、

”自らのあり方、今の生き方に揺さぶりをかけ、
 自らの「人間性」を見直すきっかけ”

になるのではなかろうか、

そんなことを思ったのでした。


■「言葉」は、記号の連なりでしかありません。

でも、不思議なものでそこには感情が映し出されます。

それは今このメルマガを通じても、
わたしの心情が反映されますし、

自分がカッコつけていることも、
攻めているようでいて逃げていることも、
自分の中身が偽物か、本物はであるかどうかも、

”思考の一部を切り取った「言語」”

を観察すれば、見る人が見れば、
ありのままの姿が見えるもの。



そして、見ないふりをしていても、
誠実生きよう、言行一致をさせていこうと願うのであれば、

その話す言葉と自分の現状のギャップに、
一番もがき苦しむのは、自分自身です。


すなわち、

【誰かに問い迫ることは、自らに問い迫ることになるもの】

そう、思うのです。

対話とは、時に、自らに深く、鋭い問いを突きつけることになるので、
場合によっては苦しいこともあるけれども、
自分を育てるための、重要な機会でもあるな、
そんなことを、コーチングを通じて感じた次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>


人間は、考えることが少ないほど余計に喋る。

モンテスキュー
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<編集後記>
これは私の勝手な解釈ですが、ゆえに、
相手の生き様を問うのであれば、自分自身がもっともっと
真剣に生きていないといけないな、と思わされました。
そんな気づきをいただいたクライアントのみなさまに、感謝です。


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皆様の言葉が、力になります。
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