配信日時 2019/03/02 19:05

相手の心を動かし巻き込むための、「伝える技術」の2つの核【未来習慣】

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<本日のお話> 平成31年3月2日(第1840号)


相手の心を動かし巻き込むための、「伝える技術」の2つの核  

 
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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◎本メールマガジン(未来習慣)は、

*『7つの習慣』のフランクリン・コヴィー・ジャパン 正規代理店
*米Gallup社 公認ストレングスコーチ

として人材育成に関わる著者が、
7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

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皆さまの1日を5%元気にする
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ことを目的とし、1800日以上にわたって毎日お届けしている、
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このメルマガは紀藤がお名刺交換をさせて頂いた方に、
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熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

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(本日のお話  2204字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は朝からミーティング2件。
アポイント1件、また夜からは「7つの習慣」で関わりがある経営者の方と懇親会でした。
色々な方の過去の話を聞きましたが「人に歴史あり」の大変面白い会でした。



さて、早速ですが本日の話です。

先日、集まった経営者の中で
「伝えること」「営業力」についての生業にしている、
専門家の方がいらっしゃいました。

その方々と、
「どうやったら伝わるのか」「伝える技術とは」
と言うような話で盛り上がったのですが、
その中で思うことがいくつかありました。

今日は、この「伝える技術」について
思うところを皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【相手の心を動かし巻き込む、「伝える技術」の2つの核】。


それではどうぞ



■「伝える」という行為。

簡単なようでいて、実は大変難しいものであります。

それはほとんど全ての人が、普通に話すこと、書くことができるが故に、
「伝えたつもり」になることはできるから。

けれども、実際見てみると、

・独りよがりのメッセージ
・表現の量と質の不足
・相手の心に全く刺さっていない、心にフックがかかっていない、

と言う状態であれば、当然ながら
「伝わった」とは言えないのでしょう。


そして、この
「伝えたつもり」と「伝わる」に横たわる大いなる隔たりは、
多くの人が感じる課題の1つではないでしょうか。


■私自身、「相手に伝わる」と言うことを、
毎日書いているこのメルマガで日々考えています。

そんな中、昨日、
メルマガを読んでいただいている方から、
こんな嬉しい言葉をいただきました。
(自分で紹介するのも、どうかと思いますが、ご容赦ください)

「紀藤さんのメルマガは、毎回手を抜いている感じがしない。
 連載ものは、毎日書いていると手抜きになる傾向があるけど、
 このメルマガは(著者の)本気感がある」

と言っていただきました。

本当に恐れ入ります、という気持ちと同時に、
手前味噌ながら、似たようなコメントを、しばしばいただけたりするのです。


■そして重ねて手前味噌ながら、
その文脈を経た上で「相手に伝わる」ということを考えると、
そこに、以下の解があると思うのです。

それが、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1,本気で自分がそのことを思っているかどうか
2,自分の言葉で語っているかどうか
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この2つがあるかどうか、ということ。


■世の中には、たくさんのいい話が転がっています。
情報はネットで「いい話」とか「朝礼のネタ」など検索すれば、ごろごろ出てきます。

しかしながら、いくら良い話だったとしても、
「とりあえずどこからか引っ張ってきた話」というのは、
聞いていても、心が揺り動かされないのです。

なんか、聞いたことある話だな、
まあ、いい話だな、くらいで終わってしまう。

ですが、逆に
話し手の心が強く震えて、その感動が伝わってくるような
あたかも、その興奮が言葉に憑依したような話であれば、
不思議なものでその言葉に「説得力」が生まれたりするのです。

抽象的な話のようですが、
「言葉」というのは「言霊」とも言いうように、
話し言葉でも、書き言葉でも、「心から湧き出るように語る言葉」というのは、
不思議な波長、性質を持ちます。

”表面的な、どこかで聞いたイイハナシはモノクロ。
 心震え、本人が心から思った話はは、鮮やかな色彩を帯びる”

そんなものであると感じるのです。


■私は、毎回メルマガを書くときに、
その時何を書くかを、そのときに決めます。

日々、メモをしてネタを溜めています。
昨日金曜日のメモには、こんなキーワードが散りばめられていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・プレゼンは、プレゼントである
・ぎこちない瞬間を大切にすると関係が深まる
・友人の数よりも、友人のバリエーションの方が自分の幸福度に影響する
・人は出世をして上り詰めると無能になる(ピーターの法則)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

、、、どれも、それなりに面白いネタです。

しかし「じゃあ、今日のメルマガで何を書こうか」と思った時に、

・自分がその時に強く思っていること
・自分が最も伝えたいと心が叫んでいること

でなければ、そこに記す言葉一言一言に軽さ、薄さようなものが混じってしまうのです。

そして、そのメッセージには魂が籠もらず、モノクロになってしまう、、、
私は、そんなふうに感じています。


■先日読んだ『天才を殺す凡人』という名著で、
こんな話が書かれていました。

【凡人の武器は、「自分の言葉で語り、周りを動かす事」だ】

、、、と。

天才のように、何か独創的なアイデアは生み出せない。
しかし、言葉でバラバラだったものを、1つの報告に動かすことは、
範囲こそ違えど、誰にでも持ちうる力なのです。



人を動かすには、「自分の言葉で語ること」です。

年齢がいくつでも、立場がどうであれ、
「本気で思ったこと」は、不思議と伝わります。

テクニックももちろん重要ですが、
伝える技術の最も核となる部分とは、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1,本気で自分が思ったことを伝えること
2,自分の言葉で語ること
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この2点なのであり、これこそが、
相手を動かし、人を動かし、物事を伝えるための重要なことではないか、
そう思う次第です

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>

私は私の意見を述べる。
それが良い意見だからではなく、
私自身の意見だからだ。

ミシェル・ド・モンテーニュ
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<編集後記>

日々メルマガを書いていて、今日はどれくらい「心が乗った」だろうか、
と問うてみると、自分の精神状態によって80%のときもあれば、
100のときもあれば、60のときもあります。
そして不思議なもので、60を数日繰り返したりすると、
メルマガ解除が増えるのです(汗)

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