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<本日のお話> 平成31年2月14日(第1824号)
「心の底からそう思っている文章」には魂が宿る】
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行
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◎本メールマガジン(未来習慣)は、
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*米Gallup社 公認ストレングスコーチ
として人材育成に関わる著者が、
7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、
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皆さまの1日を5%元気にする
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ことを目的とし、1700日以上にわたって毎日お届けしている、
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このメルマガは紀藤がお名刺交換をさせて頂いた方に、
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★紀藤康行プロフィール
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(本日のお話 2152字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は社内にて企画書の作成、
また諸々溜まっていた事務処理などでした。
また夜は、いつもお世話になっている同僚の方と食事。
普段あまり行かない銀座へ。
お肉が、ただただ美味しかったです。
たまにはこういう贅沢もいいな、と思いました。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
メルマガは今日で1824号となりました。
毎日、何かを発信している中で、いつも思うことがあります。
本日はその気持ちが、不思議と特に大きくなったので、
皆様に普段考えている「発信すること」について、
思うところをご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「心の底からそう思っている文章」には魂が宿る】。
それでは、どうぞ。
■少し前に、「AIが小説を書いた」という話が話題になりました。
ある意味、文章というのは1つのパターンです。
ですから、確かに、全体のよくあるストーリーの起承転結のパターン、
登場人物のあるあるパターン、そして、その描写を描くような組み合わせ、がある。
それらをAIに学ばせて、そして小説を書いていくというのは、
今の技術を持ってすれば、難儀ないことなのだろう、と感じたのを覚えています。
■実際に私も、1800号を超えてメルマガを書いていますが、
たくさん書くと、だいたい「自分の書くパターン」ができてきます。
それは「サザエさん」「水戸黄門」「ドラえもん」などなどの、
長寿番組にありがちな、”お決まりパターン”といっても良いかも知れません。
「水戸黄門」であれば、悪い奴が出てきて、助さん格さん登場。
そして水戸黄門がやってきて、印籠を出してへへーっとなる、であったり、
「ドラえもん」であれば、のび太がジャイアンにいじめられたり、
しずかちゃんにいいカッコしたかったりして、ドラえもんにお願いする。
そして道具を使って解決する。でも、やりすぎて最後のび太は痛い思いをする。
、、、みたいな”流れ”ですね。
そんな”お決まりパターン”というのは、ある意味とても安心。
作りても、観る方も、安心して見ていられるのです。
■私のメルマガも、そう。
挨拶(昨日の出来事)→ タイトル → 自分の感じたこと → まとめ →名言
この流れを淡々と繰り返しています。
でも、それが1つのパターンだよな、などと思いながら
淡々とメルマガをしたためていたのでした。
*
しかしながら先日、妻(メルマガを読んでいる)から、
こんなことを言われたのです。
「(私のメルマガ)勉強にはなるけど、パターンが大体同じ。
最近は最初を読むとわかっちゃうんだよね。
だから、最近は読んでない」
、、、と。
身内からでも、そうダイレクトに言われるとショックです。
がびーんです。
でも、1人が感じているということは、実際そうなのです。
それは読者の方の総意とも言える。
■たしかに人の脳というのは、すぐサボりたくなります。
何度も同じようなことを繰り返すと、
”無意識の自動操縦”のごとく、何も考えなくても手が動くようになるのです。
同じ自動操縦を繰り返して、ただただ文字を紡ぐだけになると、
「それっぽい文章」は書けていたとしても、そこには魂が入らない、
実際は退屈で、冗長的な文字の羅列にしかなり得なくなる。
では、私のメルマガはどうだろうか、、、?
そんな厳しくもリアルな問いを一番そばの人から
突きつけられて、いろいろ考えてしまったのでした。
■しかし、です。
私が1つ、「これだけは!」と断言できることがあります。
そうは言われても、
”絶対にいい文章が書ける条件”
というものがあります。
これは私だけでなく、万人に当てはまると私が信じていること。
冗長で退屈な表現にならない条件、と言ってもいいでしょう。
その条件とは、
『心の底からそう思ったとき』
に書いたものは、不思議なもので、生々しく、臨場感があり、
かなりの確率で読者の方からリアクションがあるのです。
本当に悩んだ、
本当に葛藤した、
本当に何かと戦った、
本当に嬉しかった、
本当に衝撃的な気付きがあった、、、
そのような、自分の五感を揺さぶられたような体験、経験。
心が衝撃を得て、何かを伝えたくて仕方なくなった時。
その時は、いくら文章が荒削りでも、
読み手・聞き手に、何かが伝わる。
そのことを、1800号書いてきた中で、
幾度となく痛感してきています。
■ちなみに、これは文章だけではなく、
「発信すること」については何でも同じだと思います。
結局、”ものが相手に伝わるかどうか”というのは、
『想いの深さ』×『伝える技術』
という方程式になります。
「伝える技術」(ボキャブラリーとか比喩)がいくら整ってきても、
元ネタになる『想いの深さ』がなければ相応のものしか伝わらない。
逆に『想いの深さ』さえ大きければ、
粗削りで「伝える技術」が弱くとも、
何かしら相手には伝わるから不思議です。
小学生の文章でも、心底そう思ったものは、泣けるのです。
■冒頭に「AIが小説を書くことができるようになった」という話を聞き、
ある種の不安が私の中に沸き起こりました。
自分がひたすらメルマガを書き続ける中で、
・このメルマガの価値とはなんだろう、
・このパターン化された起承転結の文章の中で、
何か伝えられていることはあるのだろうか、
と考えたことがありました。
しかし、自分が心震わせ続けていれば、
それは文章に反映されるだろうし、誰かの心を動かすこともできるだろうし、
学びを提供することもできるかもしれない。
逆に、自分の人生、生き様そのものが冗長的になれば、
それもまた、文章に反映されるということ。
そのシンプルかつ、本質的なことを改めて思ったのでした。
ロジカルでもなんでもないですが、
AIにできなくて、人にできるのは結局、
『「心の震え」を感じられるかどうか』
です。
何かを伝えようとする時、話そうとする時は、
書こうとする時は、発信しようとするとき、
一番大切なことは、
”表面的な言葉を超えた、その奥底に何を感じていたのか”
という根源的な「心」の部分です。
ゆえに、「感性」を大切にすることが、
非常に大事なのだろう、と思います。
真剣に生きていれば、真剣な言葉が湧き出てくる。
発信する、影響を与えるためには、
ただ、それだけです。
【「心の底からそう思っている文章」には魂が宿る】 のです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も、皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
何人も長く仮面をかぶり得ず。
偽装はやがて自己の天性へ還る。
仮面を長いこと身につけることはできない。
セネカ
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<編集後記>
そういえば、バレンタインデーですね!
青年時代の苦い思い出が蘇ります(笑)
<皆様のご感想お待ちしています!>
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