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<本日のお話> 平成31年1月16日(第1795号)
小泉進次郎さんの「100年時代の社会保障」の講演を聞き思う、リーダーの姿勢
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行
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(本日のお話 2384字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに実施中の上司の方向け、
研修説明会などでした。
また夜は小泉進次郎氏の講演会に参加してまいりました。
そして、進次郎さんの真剣さと、
言葉の力強さに、非常に感銘を受けた次第。
*
さて、本日のお話です。
昨日の小泉進次郎さんの講演を聞き、
その内容もさることながら、
「リーダーのあり方」
について強く感じることがありました。
本日は、昨日の講演の内容も含めて、
学んだこと、感じたことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【小泉進次郎さんの「100年時代の社会保障」の講演を聞き思う、リーダーの姿勢 】。
それでは、どうぞ。
■「政治」というと、
苦手とする方も、多いかも知れません。
私もお恥ずかしながら、
「政治」については、そこまで関心を持たず、
ここまで生きてまいりました。
どうやって政策が決められているか、
政治家が何をして、どんなことを考えているのか、、、
それらはテレビから伝わってくる、
おじさん達のやりとりという印象しかなく、
何となく知っている、新聞を読む、
くらいが正直なところでした。
(自分の幼稚さを棚に上げておりますが汗)
■しかしながら、
・「政治」が行う政策が、
我々の生活にどのように影響を与えているのか
・一つの政策を変えるために、
多くに労力がかからざるを得ないということ
・「政治」という文脈では、これまでよりも、
現在は圧倒的なスピードで物事は進んでいる
、、、
そんな”生の声”を、
熱を込めて話される小泉進次郎氏を見て、
政治がぐっと身近に感じたのでした。
*
講演では、進次郎氏は、
以下のような話をされていました。
「Q、日本の政治でモデルにする国はあるか?」
という質問に対して、
「他国の政治家と話をしていて、
日本は100歳以上が現在6万9000人いて、2030年には30万人を超える、、、
というと絶句されます。そんな国、どこにもないからです。
日本は他国と全く違う環境下で、
独自の社会保障のあり方を考えねばならない、と思う」
あるいは、
「100年時代の生き方は、"行き方"です。
働き方、だけでなく、
自分が人生で何を選んで、どうしたいのかを考える必要がある。
20年学び、40年働き、20年休む、という
「レールありき」の考えは、もう通用しなくなっている。
一人一人が、どこへ"行きたいか"を考えることが大切だと思いますし、
社会はそれをサポートする仕組みにする必要がある」
、、、
そんな回答で、聴いている私たちも、
考えてしまうのでした。
■他にも、色々なお話をされていたのですが、
この小泉進次郎さんの講演を通じて、強く思ったこと。
それは、
『彼の一貫したあり方』
でした。
小泉進次郎氏は、非常に優秀な経歴を持ち、
色んなことを理解している方なでしょう。
言葉の端々や、引用する例、
具体的な数字や、各論で対策を語る姿など、
知性や知識の奥深さを感じました。
これは、同世代でも、
生きている世界が違うな、、、
ちょっと凹んでしまうほどです。
しかし、その中でも、
凄いと思ったのが、
「質疑応答の際の、”回答の仕方”」
だったのです。
ここに、もっとも衝撃を受けました。
■どうしても、政治家や弁護士、医師
コンサルタントなどでなんでも良いのですが、
「先生」
と呼ばれる立場にある人は、
横柄になってしまいやすい、と思うのです。
というのも「先生、先生」と意見を請われ、
尊敬される立場にある場合は、
普段から自制心を持っていなければ、
つい、そう思ってしまう、ということが、
人間心理の上で、あると思うからです。
*
私がこれまで参加してきた、
数多の講演、セミナーでも
面倒くさい質問などがあると、
いわゆる「先生」からの回答が、
「この質問はなんだ?」
「くだらない質問だ」とまでは言わずとも、
”軽視しているような空気”を、
一瞬、感じたことがありました。
しかし「その一瞬の空気感」が出た瞬間、
私たちはその空気を敏感に察知し、
その方の”器量”のようなものを感じ取ってしまう。
それは、私自身が色んな講演会やセミナーに参加する中で、
実際に感じてきた感情です。
■そして同時に思うこと。
それは、私たち自身にも、
同様のことが言える、ということ。
【何気ない一瞬こそ、「自分の本性」が現れる】
のです。
「なんとなく儲かるからやってる」
「本当に信じていないけど、言っている」
「まあ、仕事だからやっている」
という場合、その”あり方”は、
「ほんの一瞬の言動、しぐさ」に現れます。
表面的にうまくやろう、は、
不思議なことで、どこかでバレるのです。
結局、本気、本音でなければ、伝わらない。
ゆえに、私達は、
また特に人の前に立つリーダーは、
”常に「自分のあり方」を問い続ける”
ことが大変重要なのだろう、
そんなことを、小泉進次郎さんが、
どんな質問が来ても、全力かつ真摯に答えている様子をみて、
『リーダーとしての一貫したあり方』
を感じたのでした。
■最後に、進次郎さんが言っていたことが、
胸に残りました。
「仕事をしていると、どんな好きな仕事でも、
ストレスはあります。嫌なこともある。
でも、「自分が選んだ」という感覚があるから、
たとえ、そこで失敗しても、受け入れられます。
特に私みたいな若い人が一度もでも失敗すると、
”だから若いやつは”とすぐに言われます。
だから、圧倒的な成果を出し続けないといけない。
大変なこともあるけど、
やっぱり政治という仕事が好きだし、
その価値も信じているから、本気で出来ます。
見ていてください。」
、、、そんなお話でした。
その言葉は、政党への支持などではなく、
いち人間として、胸を動かされるものがありました。
【人を動かすためには、結局、あり方こそが重要である】
そんなリーダーの姿勢を、
強く学ばせて頂いた次第です。
私も、己の役割をもう一度深く見つめ、
なすべきことを成していきたい、
そう思った時間でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今週も皆様にとってよい1日となりますように。
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<本日の名言>
魂のこもった青春は、
そうたやすく滅んでしまうものではない。
カロッサ
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<編集後記>
小泉進次郎さん、圧倒的な存在感でした。
そしてフレンドリーでした。37歳。私と1歳違いですが、
同世代として、私ももっともっと頑張ろうと思えました。
外に出て、人と会うと、やはり刺激が多いです。
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