配信日時 2019/01/04 11:36

「学びの臨界点」に行き着くには、”5冊読む”を目標にすること【未来習慣】

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<本日のお話> 平成31年1月4日(第1783号)


「学びの臨界点」に行き着くには、”5冊読む”を目標にすること  


株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話  1811字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日も、ひたすら「歴史の勉強」。
今年の年末年始は、これしかしなかったな、と振り返り思います。

紀元前3000年くらいから、
ひたすら起こった出来事をまとめていき、
ようやく昨日、「ソ連解体(1991)」まで辿り着きました。

不思議なもので、時間を忘れて没頭してしまっていました。
歴史が織りなすストーリーの面白さに、
生まれて初め魅了されております。
(歴史の勉強、嫌いだったはずなのに)

まだまだ知らないことだらけではありますが、
骨格はわかった気がしています。

ただ、ずっと机に座りっぱなしなので、
肩こりと体重の増加が尋常じゃないです。

今日は、近所のやたら力強いマッサージ店に行きたいと思います。



さて、本日のお話です。

今回、歴史を学ぶ中で、

”急に学びやすくなるポイント”
”学びが楽しくなるポイント”

があるように感じました。

これは、あくまでも私の感覚。
しかし、一つ大切な基準なのように思いましたので、
皆様に、感じたことをご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「学びの臨界点」に行き着くには、”5冊読む”を目標にすること】。


それでは、どうぞ。


■私が師匠と仰ぐ、大変博識な方に、
起業後コンサルティングをしてもらっている最中、
とあるアドバイスをもらいました。

それは、税金に関する話。

色々対話をする中、決算を迎えつつあるのに、
あまりにも私が税務に関する知識がないことが露呈されました。

そして、言われた一言が、

「とりあえず、評価が高い
 『税金についての本5冊』を買って、
 読み漁ってみてください。

 そうすれば、だいたい本筋は見えますから。
 まずはそこからです。」

、、、

そんな言葉でした。

ちなみに「税金という分野」に対して、
5冊読み切ったかというと、まだ2冊くらい。

「おぼろげながらわかった気がする」という感覚です。
まだまだ道半ばです。  


■しかしながら、この年末年始、
「歴史(特に世界史全般)」について学び、

『同ジャンルの本を5冊読む』

ことをして、確かに得られる感覚が違ってくる、
そのように感じたのです。

それが、私の場合、

「歴史」

なのでした。

これは、あくまでも、
”歴史”というと広すぎる領域なので、
他の専門領域とは少し毛色が違うもののように思います。

それでも、『世界史』について、
未熟ながらも、一旦読み通して見ると、

「俯瞰して見える感覚」

を覚えるのです。


■自分の内面で起こった変化を、
あえて言葉にすると、以下のような形でしょうか。

「5冊を読むこと」を通じて、まず、

”1,基本的な、知っておくべき知識、単語、事実が押えられる”

ことが起こる。
そして読み進めていくと、

”2,事実についての解釈が、著者によって違うことがわかる”

という気づきがあり、
更に熟読して対話をしていくと、

”3,自分のその事実に対する「考え」がある程度固まってくる”

という「内面の熟成」のようなものがが起こってくる、、、

そんなふうに感じたのです。


まだ偉そうに言えるほどではないことは重々承知で、
「入り口中の入り口』にしか経っていませんが、
それでもその感覚は「俯瞰する」イメージを持てるのです。


・基本的な知識、事実を押え、
・著者ごとの多様な解釈を捉え、
・自分なりの意見がおぼろげながらできる

その段階を、ひとつの

「学びの臨界点」(=急に楽しくなってくるポイント)

と考えるのであれば、やっぱりそのためには、
「ある程度の量」が必要で、そのためには、

”その分野の「5冊」を読むこと”

が、一つの基準になるのではなかろうか、
そのように思ったのです。


■私自身、勉強を全然してこなかったので、

「今さらだよなあ」

という感覚もあります。

きっと、中学生でも、高校生でも、
気づいている方は気づいていることでしょう。

しかし、

”一度は学校で習ったはずの歴史や政治だけど、
 実はほとんど覚えていませんー”

”実は、新聞読んでるけど、よくわかってませんー”

という人、少なくないようにも思います。
(私も含めて、、、)

ゆえに、

「学び直しをする時の一つの基準」

として、ある分野において、
基礎的なことを磨き直したいのであれば、
そして、「学びの臨界点」(楽しくなるポイント)に到達したいのであれば。


読書の得意不得意は置いておいて、
その分野において、”5冊”が基準となるように思います。


すなわち、

【「学びの臨界点」に行き着くには、”5冊読む”を目標にすること】

そう、思います。


■私も「歴史」について、
読んだ本を思い返してみると、

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
『ビジネスパーソンのための「近現代史」の読み方』
『どの教科書にも書かれていない「日本人のための世界史」』
『昭和史』
『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』

、、、このあたりで、
なんだか急に面白くなってきた気がします。

今なら積読していた歴史の本も、読める気がします。

やっぱり、5冊くらい、
しっかりと読むと見えてくるものがありますし、
楽しくもなるのでしょう。

ここから掘り下げたら、更に面白くなりそうなので、
今年のテーマにしたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も、皆様にとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

どんな分野の知識でも、それに熟達するには、
隣接するものについて学ばねばならない。
したがって何かを知るには、全てを知らなければならないのだ。

オリバー・ウェルデン・ホームズ
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<編集後記>

しかし、繰り返しますが、
「本当に全く知らないことが、ちょっとわかるようになった」
レベルであると、認識しておくことが大事だな、と思います。
学びに対して謙虚でありたいと、私も改めて思いました。


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