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<本日のお話> 平成31年1月2日(第1781号)
世界No1コーチの「人は1年でできることを過大評価しすぎる。
そして10年でできることを過小評価しすぎる」の言葉から考える、目標の立て方
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行
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(本日のお話 1955字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日、元旦は妻の実家の茨城で、
こたつに入りながら「歴史の勉強」でした。
また、我が家で使っていたテレビを妻の両親へ譲渡したため、
自宅にテレビがない生活をしておりました。
、、、が、久しぶりにテレビを見ると、
なんとも面白いもので、
「サスケ」
「RIZIN(格闘技)」
「紅白歌合戦」
「芸能人格付けランキング」
に夢中になっていた自分にはたと気づいたのでした。
テレビの魔力、恐るべし。
今日家に帰ってきたので、
もうお正月番組の魔力には負けません。
(箱根駅伝が見られないのが残念ですが、、、)
*
さて、本日のお話です。
年明けになると「本年の目標」などを立てる方も、
多いのではないでしょうか。
私もその一人ですが、
この「目標」なるものを考える際に、
毎年思い出す言葉があります。
今日はその言葉について、皆様にご共有させていただくとともに、
思うところをお伝えできればと思います。
タイトルは、
【世界No1コーチの「人は1年でできることを過大評価しすぎる。
そして10年でできることを過小評価しすぎる」の言葉から考える、目標の立て方】
それでは、どうぞ。
■タイトルの、
『人は1年でできることを過大評価しすぎる。
そして10年でできることを過小評価しすぎる。』
という言葉。
これは、世界No1コーチと称される、
アンソニー・ロビンス氏の言葉です。
数年前にこの言葉に出会い、
なぜだかお正月になると、この言葉を思い出します。
■これも何かで読んだ話なのですが、
人は心理学的に、
「自分ができることを多く見積もる傾向がある」
そうです。
例えば、
「1日でできること」を手帳に書き出して、
1日の計画してみます。
「できるだろうな」と思い書いてみるのだけれど、
結局、1日経って見返してみると、
結構できていないまま、明日へ持ち越し。
翌日もまた同じようにいっぱい書くけど、
更に増えた状態で、翌々日に持ち越し。。。
そして、なんとなーく、
”できなかった感”
を覚えて、自己効力感をそこはかとなく下げてしまう。。。
こういうこと、思い当たる人も、
いらっしゃるのではないでしょうか。
■年が明けて、心機一転。
新しい気持ちになる新年の始まりは、
「なんだかいけそう感」が高まるときだと思います。
ある意味、リセットできる感じがして、
再スタートには持ってこい、なのが、
”1月1日”
という魔法の日付なのでしょう。
そして、
・できるだけたくさんの目標を描き、
・高らかなるビジョンを掲げ、
・変化・変容・大躍進の1年にするぞ!
と思ってみたりする。
しかし、もし仮にそう思ったとしたら、
ちょっと、一歩立ち止まってみてはどうか、とも思うのです。
同時に、考えてみるのです。
『たかだか1年でできることを、多く見積もりすぎてはいけない』
、、、と。
■これは、私自身に対する戒めなのですが、
自分がスーパーマンだったら別ですが、
こと私のような一般人の場合、
”1年でできることなど、たかだか知れている”
と思うわけです。
巷には、
・たった3ヶ月でTOEIC900点
・たった1ヶ月で体重10キロ減
・わずか1年で難関資格に合格
というような、
”短時間で、劇的な成果”
を謳うものが多くあります。
実際、それはとても魅力的に見えるもの。
そして、私もそれらの商品を、
何度となく買ってきました。
、、、しかし、です。
成功したことは、一度もないのです(涙)
それもそのはず。
実際に、本当にそれを成し遂げるためには、
必要な労力は相当なものなのです。
達成するには、バランスを欠いてでも、
労力、時間、思いを追求しないといけないことも、当然ある。
だからこそ、「1年」という期間に縛られるだけではなく、
・本当に、それが成し得たいのだろうか
・本当に、今でなければいけないのか。
・本当に、1年でなければならないのか。
そして、
・この「1年」という短期スパン”だけ”でみるのではなく、
この「10年」という中長期スパンで捉えてみたら、どうか。
、、、
そう、考えてみるのです。
そうすると、実は結果を焦る時期ではなく
サナギのように、自力を高める時期かもしれない。
または、”攻める”ではなく、”守る”時期かもしれない。
そんな新しい発想も、
見えるのではなかろうか、と思うのです。
■1ヶ月ほど前、パソコンを整理していると
ふと2012年(7年前)に書いた、
「自分の目標」
を書いたワードのデータが出てきました。
それは、1年の計画ではなく、
「いつかできたらいいな」という
”夢物語”で書いたものなのでした。
しかし、「1年」でなく、「7年」の時間を経ると、
不思議なもので、かなりの内容が叶っているのです。
そして思うのです。
それは、
”「1年」という単位にだけに縛られてはいけない”
ということ。
冒頭の、
『ひとは1年でできることを過大評価しすぎる。
そして10年でできることを過小評価しすぎる。』
この言葉を思い出すことが、大切ではなかろうか、
そう思ったのです。
ゆえに、それを踏まえた上で、目標を立てるのであれば、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1,10年の目標は、欲張って、大胆に書く
2,1年の目標は、ストレッチくらいで、現実的に書く
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このバランスが大事ではなかろうか、
と思うのです。
1年と、10年。
この2つの期間を考え、
2019年の目標を考えてみると、
また違ったものが見えてくるのではなかろうか、
そんなことを思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
質の高い質問が、質の高い人生を創る。
アンソニー・ロビンス
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<編集後記>
1年の目標は「無理して楽しめない」よりも、
「楽しめる限界でアクセルを踏む」ことかな、と
私は感じています。結局今しかないのですから、
今を楽しみつつ、駆け抜けると「いい1年だったな」と思える気がします。
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