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<本日のお話> 平成30年12月22日(第1770号)
空手から学ぶ「本気になること」の意味と価値
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行
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(本日のお話 2059字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、『実行の4つの規律』のワークショップの実施。
お世話になっている企業の、
ある部門にといて「重要な目標」について考えましたが、
”皆が目線を合わせることの難しさ”を改めて感じた1日でした。
やはり、「同じ目線を持つ」ためには、
然るべき時間が必要なのだな、と感じた次第。
ならびに夜は、某有名の先生である空手の師範と共に、
空手の稽古、ならびに1年間の慰労会でした。
本当に、激しい空手を始めて早1年。
いろんなことを空手から学び、
そして、それは仕事にも、人生にも活きている、
そのように感じています。
本日はそんな武道から学んだ、
「生きる姿勢」について、
皆様にご共有ささていただきたいと思います。
タイトルは、
【空手から学ぶ「本気になること」の意味と価値】。
それでは、どうぞ。
■しばしば友人から聞くのが、
”子供に「武道」を習わせたい”
という話。
私の周りだけかもしれませんが、
そのように思う親御さん、意外と多いようだと感じます。
その理由は、
”護身術を身に着けさせたい”
という意味もあるようですが、
私の友人の場合、子供に「空手」などの武道通わせている理由は、
・「礼儀」を身に着けてほしい
・「精神性」を磨いてほしい
という理由を挙げていました。
そして、私の友人だけでなく、
そんな成果を「武道」に期待している人は、
少なくないように思います。
■馴染みにない方にとっては、
少し分かりづらい話かもしれませんが、
「武道とは何か?」
について、思うところをお伝えしたいと思います。
*
これは、当然といえば当然ですが、
”武道”とは「武の道」と書きます。
つまり、「道」なのです。
マーシャルアーツ(総合格闘技)は、技。
「相手を倒す」という技術が非常に科学されている。
素人ながら、私はそのように解釈していますが、
例えば「武道」の場合、
それが、技術を越えた「精神性」に重きを置いていること
多いように思うのです。
例えば、
・合気道
・空手道
・柔道
・剣道
・弓道
、、、
あらゆる「道」の背景にあるメッセージは、
その「道」を歩む過程で身につける、
”技術を超えた「生き方」”
ではなかろうか、
と思うのです。
■そんな背景を込めて、私の「空手」の話に戻します。
私が師範から学ぶ空手は、
普通の道場ではありません。
40前後のおじさんが参加者。
そして、いわゆる
”極真空手(ただし顔面もあり)”
というかなり激しい部類になります。
*
私も大学時代ボクシング部でしたが、
それでも、稽古が近づくと、
本当にドキドキしますし、怖さも感じます。
もちろん師範がいるので、
大事になることはありません。
それでもやはり、激しいのです。
だから、痛い。
そして、怖いのです。
■そんなことを妻や友人に話すと、
「なんで、そんな思いをしているのに続けるの?」
と聞かれるのです。
その理由はなんでなのだろう、、、
と自分でも考えてみたのです。
それは、まだ明確に答えられるわけではないですが、
敢えて、その理由をあげるとしたら、
『本気になることの価値』
を身をもって知ることができたから、、、、
そう思ったのです。
■少し抽象的なお話なの、
補足させていただきますと、
おそらく、多くの方が、
これまでの人生で、なんとなく感じたことがあると思うのですが、
『本気の相手と向かい合う』
とき、「迫力」のような、
オーラのような、説明がつかないけれども、
圧力を感じること、あるのではないか、と思うのです。
本気で、語る人。
真剣に、取り組んでいる人。
目の前の相手に本気で向かい合っている人。
魂を削りながら生きている人。
、、、
そういう人からは、
”独特のオーラ”が放たれます。
そしてそれは、理屈や論理を超えた、
”人を動かす力”になり得る、
そのように思うのです。
■しかし、同時に、
”本気になること”とは、
リスクもあります。
それは、
・自分を晒す怖さ、や、
・誰かと向かい合う時に本気になることで
相手を傷つけてしまうかもしれない恐怖、や
・本気になることで、
相手を本気にさせてしまい、自分が返り討ちに会う怖さ
などがあります。
それが、「本気になろうとする」と
全身を駆け抜けるのです。
そんな恐怖に対峙し、
相手を通じて、自分と向かい合い、
その怖さを含めた上でも、
「本気になることの意味」
「本気になることで、越えられる壁(人の心の壁、自分の限界の壁)」
を学び、
【自分の意志で、本気になれる自分を鍛錬する】
場を設けている、、、
それが、私が「空手」をやる理由なのかもしれない、
そんなことを、感じたのです。
■多くの価値観の中で、
”本当の自分を晒して生きていく”
のは、とても勇気がいることです。
空手で受ける肉体のダメージより、
自分を晒して、心に受けるダメージのほうが、
何倍も破壊力があるのです。
「本気になる」という行為は、
「自らを晒すこと」と同義です。
傷つくリスクを負うのです。
それでも、自らを晒し、
”本気で生きる姿勢”を身につけること、
それで得られる果実は、
・人間関係においても、
・ビジネスの成果においても、
根本的な生きる姿勢にといて
多大なものがある、
抽象的ですが、そのように感じるのです。
「学び」とは、あらゆることから得るもの。
マラソンも、トライアスロンも、空手も、
”生きる姿勢”を学ぶためのものである、
そんな理解をされづらいことを、
少しご共有をさせていただいた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
批判を受けないための方法。
何もしない。何も言わない。存在すらしない。
エルバート・ハバード
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<編集後記>
本日はストレングス・ファインダーのワークショップでした。
日本酒を飲みすぎて、メルマガを書くのに、
大変時間がかかってしまいました、、、。
が、本日も楽しかった!
連休、研修の企画、ガッツりやろうと思います。
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