配信日時 2018/12/21 07:52

「過去は書き換えられる」という考え方から学ぶ、陽転思考の技術 【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年12月21日(第1769号)


「過去は書き換えられる」という考え方から学ぶ、陽転思考の技術  

 
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話  2156字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、フランクリン・コヴィーにて、
新商品の社内勉強会。

また午後からは、東京経済大学にて、
「キャリア論」の授業の立ち会いでした。

友人夫妻が講話するとのことで、
私も妻とともにゲスト・コメンテーターのような立場で、
参戦させて頂き、楽しい時間を過ごしました。

大学って、過ぎてみるとわかりますが、
貴重な学びの場だったよな、

と振り返って感じました。

"リカレント教育"など言われますが、
また私も学業だけに集中してみたいな、

今更ながら思います。

(大学時代、全然学ばなかったのが、
 もったいなかったですね汗)




さて、本日のお話です。

最近、妻と話をしていて
はたと気付かされたことがあります。

ちょっと突飛なようですが、それは、

「過去は書き換えられる」

という、ちょっと深いテーマでした。

しかしながら、
その議論を深める中、

「確かにそうだな」

と感じると共に、
その"考え方"はひとつ、
生き抜く上で大切な話かな、とも思いましたので、
本日はその内容を皆様にご共有できればと思います。


タイトルは、


【「過去は書き換えられる」という考え方から学ぶ、陽転思考の技術】。


それでは、どうぞ。



■「過去は書き換えられる」。


そんな言葉を突然聞いたら、
どのように感じるでしょうか。


なんだそれは。

ちょっと怪しい。

いや、意外とわかるかも。

、、、

きっと、色々な意見があるのでしょう。

でも、この話、
最近、私が個別のコーチングなどをする中でも、
ちょくちょく似たような"気付き"を得る人がいて、
不思議だなあ、と思うことなのです。


■先日、妻と、

「自分の"考え方"がどうやってできあがったのか?」

のような深いテーマを話していたとき、
妻がふと言った言葉が、先述の、


「"過去は書き換えられる"んだろうね」


という話なのでした。


その理由を平たく要約すると、


"「過去」とは、自分が今現在
 印象に残っている出来事を集めた
 『解釈のストーリー』でしかない"


ということです。


■今の自分があるのは、


・(たまたま今覚えている)
 これこれの出来事があったからである、

あるいは、

・(たまたま記憶に残っている)
 こういったショックな事件が、自分の足かせになっている

そして、

「これらの出来事があるから、
 今の私は、こういう人間、考え方、価値観なんだ」

とつながっていく。

そんなイメージでしょうか。



■すなわち、
"自分の記憶の軌跡"をたどりつつ、


"「事実」を正しく記憶しているのではなく、
 「解釈」が加わって、出来事に意味付けをしている、"


にすぎない、ということなのです。



だから、ネガティブな過去、
ショックだった出来事だけ引っ張り出して、


「自分は、そんな辛い体験ばかりだったから、
 人が信用できなくなったんだ」


と『解釈』することもできるし、

逆に辛いことがたくさんあったとしても、
その時に芽生えた、"悔しさ"という感情にスポットを当てて、


「あの体験があったから、
 自分は"強くなる"ことが大切に思った」


という、また別の”解釈”をすることもできる、

そのようにも言えるだろう、

と思うわけです。



■少し前に、週末にやっていた
「ミッションワークショップ」にて、
ある人材開発に関わっている深い思考をお持ちの方が、


「過去を振り返るワーク」をやっていて
(="感情曲線"という有名な手法)
ふとこんな事を言っていたのが印象的でした。


「これまで何回も”感情曲線"を書いてきたのに、
 今やってみると全然、出来事の解釈が違いますね。
 なんで今まで、気づかなかったんだろう.....。
 自分は、”まだまだ”でしたね」


と。


彼女の心境の中で、具体的に、いつ、
どのような変化があったのかはわかりません。


ただ、自分が成長するに伴い、


・見える世界が変わり、

・価値観に変化があり、

・過去に起こった出来事の「解釈」も変わった


そんな精神的な変化があった。


過去に起こった出来事は同じはずなのに、
”自分が変わること”で歩んできたストーリーも変わる。



「自分の解釈(=思い出の意味、出来事の意味)が変わる」

ということは、



【自分の過去が書き換わる】



そう表現をしても、決して過言ではない、
そのように思ったのです。



■過去に悩み、過去に原因を求め、
そして悶々としている人、
実は多いように感じます。


しかし、どんな過去であるにせよ、

「あの出来事のせいで、、、、」

ではなく、

『あの出来事があったから』

と意識を転換することができたとしたら、

それは「陽転思考」とも呼べる、
力強い思考習慣になりえるのではないか、

そう、思います。



■自分で自分の人生の航路を決めていくことが求められる今。

未来を力強く生きるため一つの武器として、
「自らの"解釈"を省みてみること」  とは


【「過去は書き換えられる」という考え方から学ぶ、陽転思考の技術】


とも呼べるものである、
そのようにすら感じます。


繰り返しますが、


「自分のあのときの出来事」は、
自分が作っているストーリに過ぎません。

だからこそ、今の自分に意味を与えてくれる、
”力強いストーリー”を描きたいですし、

どんな辛い出来事も、失敗も、
またたは、プラスの出来事も、
悶々とし続けた時期も、

「一つのサクセスストーリー」のごとき、
パワフルな解釈をできたら素晴らしいのだろう、

そんなことを思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆様にとってよい1日となりますように。

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<本日の名言>

人はその好むところをもって、
真実とするなり。

デモステネス
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<編集後記>

昨日、ムエタイに言ったところ、
プロの選手にスパーリングにて、
ボコボコにされてしまいました。。。

厚いグローブをしていたのでよいものの、
やはり、日々練習をしている人は、
尋常じゃなく強い!と、鍛錬の強さを感じた次第。


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