配信日時 2018/12/10 09:16

日本の歴史をたどる旅1 ~『日本国紀』から学ぶ縄文―平安時代~【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年12月10日(第1758号)


 【特別シリーズ企画】日本の歴史をたどる旅1 ~『日本国紀』から学ぶ縄文―平安時代~

 
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話  2854字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、ワークショップ準備を始め、
お仕事でございました。

12月は勝負。
駆け抜けたいと思います。



さて、昨日「今週の一冊」にて
ご紹介させていただいた、

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『日本国紀』(著:百田 尚樹)
 http://amzn.asia/d/ceu2Ibt

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という本。

最近読んだ本の中でも、
丸暗記したいくらい、とても重厚かつ、
大切な事が書かれている本である、

そのように感じた一冊なのです。



普段は、日々の気付きをお伝えしておりますが、
今週は「特別号」として、


”日本の歴史をたどる旅”


というシリーズで、月~金の合計5回にて
皆さまに学びと気づきをご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、


【日本の歴史をたどる旅1 ~『日本国紀』から学ぶ~ <縄文~平安時代編>】


それでは、どうぞ。



■「平成」が、もう間もなく、
終わろうとしていますね。


皆さまは、「日本」について、
どれくらい考えたことがありますでしょうか。

というより、「日本史」は
学生時代、お好きでしたか。

、、、

私は正直なところ、
「歴史」なるものは、
日本史であれ、世界史であれ、

”超苦手”

で、正直あまり好きではありませんでした。


そして、そういった方、
たくさんいらっしゃるのではないか、

と(勝手ながら)思っています。


■しかし、「歴史」というのは、

「History」

と書くように、いわば、
「STORY(物語)」です。


これまでの文脈があり、
そして今現在に至っている。

それを一つずつ紐解くと、
大変面白いものです。

それを、「日本の歴史の物語」として、
『日本国紀』(著:百田尚樹)のお話を、
読み解いていきたいと思います。


(以下、『日本国紀』のまとめです)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~


<縄文時代~弥生時代>


日本の歴史は、「縄文時代」から始まります。

あの、”縄文土器”の時代ですね。


日本の文明は世界の文明より、
遅れていました。

紀元前3世紀になり、
「弥生時代」が始まるまで、
文明らしい文明は、まだなかったそうです。


「弥生時代」の紀元前3世紀ごろになり、
青銅器や鉄器が生まれ、食料が保存できるようになり、
それによって、貧富の格差が生まれてくるようになります。

しかし、そのころ、古代ギリシャでは、
「リベラルアーツ」なんてものが学ばれています。

遠く離れた地球の裏側では、

”文法、修辞学、論理学
 算術、幾何学、天文学、音楽”

などが学ばれている中、
ようやく「弥生時代」に至るのです。



その後、日本初の統一国家の

「邪馬台国」

が出来上がります。

「倭」(小さい国、という意味)
「邪馬台国」
「卑弥呼」
「東夷伝」

という言葉は、全部、

”賤しい言葉”

として、古代中国で呼ばれていたため、
そんな呼称になっているそうです。

そして、諸説ありますが、
「邪馬台国」が「大和朝廷」になった、

天照大神の子孫である
「神武天皇」が初代天皇となった、

、、、などなど神話であるとされ、
考古学的資料はないとも言われますが、
それでも、なお興味深い事実。


それは、この頃の日本の歴史を振り返ると、

初代から今上天皇まで、
125人の歴代天皇をたどることができる、


【「世界最古の王朝」が日本である】


という事実は、
私達日本人が誇れることだと思います。



<飛鳥時代>

飛鳥時代。

6世紀頃ですから、
今から1500年ほど前ですね。

その頃、有名な「聖徳太子」が登場します。

彼は推古天皇(女性初の天皇)を補佐する役として、
活躍しました。

当時は、中国は
「隋(ずい)」と呼ばれる帝国でした。

そこに、120年ぶりに、
日本と中国は交渉をします。

そこで書いたのが、有名な、

「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無きや(つつがなきや)」

と書いて送ったところ、
隋の皇帝は、

”日本のような小さな国が、
「天子」という自分と同等の立場と書くとは何たることか!”

という送ってきた手紙に対して激怒した、
と言われています。


その後、聖徳太子は、もう一度手紙を送るのですが、
さすがに激怒しているので、次は、

『東の天皇つつしみて、西の皇帝にもうす』

と書き方を変えて、
手紙を送ったのです。

別の言葉で「天皇」と用いることで、
対応の立場であることを表しました。

そしてそれが、

「天皇」

という名称の始まりとなった、

と言われています。



ちなみにこの頃、聖徳太子が書いた、
有名な「十七条の憲法」。


当時、世界では、
奴隷や、軍事独裁国が基本でした。

そんな中、この日本の憲法は、


”第一条 和を以て貴しと為す”


を一番最初に書いたのです。

つまり、力でねじ伏せる時代の中、
「話し合いで解決しよう」といった。

これは、まさしく「民主主義」の先取りで、
世界的にも珍しい画期的な憲法だった、

と言われています。



ちなみに、「天皇」のもともとの役割は、

”民を思う祈り子”

であった、と言われます。


『日本書紀』に書かれている話で、
こんな話があります。

~~~~~~

「仁徳天皇」は、民が貧しいとき、
税を3年免除して、自分は屋根が破れたところに住んでいた。

民が、宮殿が破れている、直させてくれ、と言ったが、
民が富むまでは、それは出来ない、と語った。

そして、もう3年、税を免除した。

都から、ご飯をたく煙が上り始めるのを見て、
民が富んだと思い、やっと仁徳天皇は自分の宮殿を修理することにした。

~~~~~~

、、、という、いいお話。

考えたいのは、これが

『日本書紀』

という史料に書かれていること、なのです。

今の世の中は、
「人気取りゲーム」みたいなもので、

いい話があると、政治的にも、
有利になったりします。

でも、当時は別に人気を取る必要はない。
選挙もなければ、投票もないのです。

なのにもかかわらず、
当時の『日本書紀』で、

”為政者に感謝する話”

が書かれていることが、興味深いのです。

事実かどうかは、
推測の域を超ええませんが、
それでも素敵な話と思えます。


ちなみに、この時代(7~8世紀ごろ)、
ようやく「日本」という呼称が、使われはじめました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~


■、、、と紀元前から、6世紀まで来ましたが、
まだまだ今に至るには、長い歴史の旅路があります。


「平安時代」になると、

・仏教の宗派が誕生(最澄と空海)

・東北の開拓で、東北が日本になる

・遣唐使が廃止され、日本独自の文化が生まれる
 (『枕草子』『万葉集』『蜻蛉日記』など)

と、”成熟した文化”が生まれてきます。


特に、万葉集、枕草子などは、

「女性が書いた随筆」

として、当時、女性蔑視の世界の中で、
「男女平等社会」をいの一番に実現していた社会、

とも言えるのでしょう。


そして、「貴族の土地を守るため」の、
武力を持った武装集団が、

”武士”

のルーツとなった、と言われます。

(「侍」の呼称は、
 ”貴人に従う(侍ふ)”から来ている、だそうです)


、、、


そして時代は、色んな派閥が出来て、
そして「鎌倉時代」へと突入していきます。


長くなりましたので、続きはまた明日。



以上、「特別企画」の


【日本の歴史をたどる旅1 ~『日本国紀』から学ぶ縄文ー平安時代~】


でございました。


込め参考:『日本国紀』(著:百田 尚樹)
http://amzn.asia/d/ceu2Ibt


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今週も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

発見を妨げる最大の障害は、無知ではなく、
知っていると錯覚することである。

ダニエル・J・ブーアスティン

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<編集後記 ~特別イベントのお知らせ~>

上記のようなお話も含めて、
「教養」について学ぶワークショップを、
来る1月頭に行います。

なかなかチャレンジングな新年早々、
1月6日という日ですが、ご興味がある方は、ぜひ!

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【特別イベント】リベラルアーツを学び、探求するワークショップ(超入門編)
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■イベントの概要:

世界、歴史、経済、哲学、、、。
実際の仕事に関わらない、
しかし大切だとされている「リベラルアーツ」。

超入門編として、全体像を学ぶと共に、
その必要性を共に探求する参加型ワークショップです。

■日時:1月6日(日)10:00-17:00

■詳細&申込方法:以下URLよりご確認ださい
 https://goo.gl/forms/OYHDkk5c6ZrKB7Lq1

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<皆様のご感想お待ちしています!>

ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓

https://goo.gl/forms/n7AoHT0xVK3ICcdz2

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