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＜本日のお話＞ 平成３０年１２月５日(第1753号）


「魂の勇者」だけが、現状を揺さぶり、変える力を持ち得る  

 
株式会社カレッジ　代表取締役　紀藤康行

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（本日のお話  1843字／読了時間2分）


■おはようございます。紀藤です。

昨日は某化学メーカーの中堅社員の皆様に、
『７つの習慣』のフォローコースの実施、
ならびに、１件のアポイントでした。

また、夜はムエタイジムへ。

日本のムエタイチャンピオンと
軽くスパーリングをしてもらったのですが、
尋常じゃない強さで、何も出来ずに終わりました。

本当に、一つのことを極めている人は、
独特のオーラを纏うのだな、
そんな勉強になった１日でした。

とにもかくにも、始めること、
そして、愚直に続ける事が大事だな、
と改めて思った次第です。

進歩にショートカットはありません。

＊

さて、本日のお話です。

先日、個人的に勉強させていただいた、
『システムコーチング』で学んだ、
大変心に残る、大切な言葉があります。

本日はその言葉から思ったことについて、
皆さまにご共有させて頂きたいと思います。

タイトルは、


【「魂の勇者」だけが、現状を揺さぶり、変える力を持ち得る】。


それでは、どうぞ。


■「人間関係」というのは、
とても繊細なものです。

それが、１対１の関係であれ、
はたまた、チームという複数の集まりであれ。

そして、人材開発に携わるものとして、
企業に伺う中で、感じる課題が、

「人間関係」

であること、非常に多いな、
と感じています。


■人が集まれば、トラブルも起きるもの。

・意見が合わない、
・性格が合わない、
・昔あったトラブルを引きずっている、
・そもそも考え方が違う

、、、

理由は何であれ、
お互いがお互いを牽制しあい、
いがみ合っている様子というのは、
周りから見ると、すぐにわかるものです。

しかし、それを口に出すと、
収集がつかなくなりそうなので、

”腫れ物に触る”

ごとく扱ったり、

”臭いものに蓋をする”

ように見ぬふりをし続ける。

その醸し出す違和感は、
独特の異臭を放っているのに、
触れること、開けることが怖いから、

何となく、それらの
「人間関係の問題」を先送りにしているということ、

実は、職場内でも、プライベートでも、
結構あるのではなかろうか、
と思うのです。


■そんな話に関連して、
１年ほど前、私の友人のコーチ（＝１対１で対話をし、相手に気づきを与えるプロ）
が言っていた言葉を、ふと思い出しました。

その話は、「プロのコーチ」のあり方について、
というテーマだったと思いますが、彼女いわく、


「もっとも良くないとされている
　コーチングというのが、ある。

　それが、”毒にも薬にもならない１時間”を過ごしたコーチである。

　相手の深い部分は、とても繊細で、傷つきやすい。
　本人も自覚しているけど、向き合いたくない問題だったりする。
　でもそこに”根本的な問題”があることが多い。

　もしその部分に気づきながらも、
　その部分に手を触れる「勇気」がなく、
　”表面”を撫でるだけの１時間をクライアントと過ごしたら。

　それは本当にプロコーチとして、
　かっこ悪い、プロ失格の行為である、
　と私は思っています。」

、、、

そんな話だった記憶があります。


■本当は気付きながらも、
それを口に出す「勇気」がない。

だから、問題から避ける。
触れない。

この気持ち、分かると同時に、
改めて、思ったのです。

それが、何か「人間関係」でも、
その他の問題でも、

”最も大切なこと”

というのは、実は、
スキルやテクニックなどではなく、

真の問題と向き合い、
そして切り込む、切り込もうとする、

『勇気』

という姿勢、あり方。

この一言に集約されるのではなかろうか、
そのように思ったのです。


■そして、また１週間ほど前に受講した、
『システムコーチング』という研修でも、
こんな言葉をもらいました。


「職場でも、プライベートでも、
　今見えている問題を解決しようと思うなら。

　私たちは、【魂の勇者】　でなければなりません。

　勇気を持って、その現状に波を立てる。
　向き合い続ける、それが大事です」


と。

■問題に向き合うことは、怖いです。

新しいチャレンジも、
やったことがないことに取り組むことも、
とても、怖いことです。

ましてや、「人間関係」という、繊細かつ、
もしかすると後戻りできなくなるかもしれない、

”パンドラの箱”

ごとき課題に対して手を触れることは、
最大級に、恐ろしいことでしょう。

私も、想像しただけで恐ろしいです。

でも、その「箱」に手を触れ、開け、
向き合おうとするその姿勢こそが、
綺麗事かもしれませんが、周りに伝わり、
その「場」の善意を呼び起こし、

そして、今抱えている課題を
解決に近づけてくれるのかもしれない、
そう、思ったのでした。


■と、いうことで、

もし皆さまが今、「解決したい」
「向き合いたい」「なんとかしたい」と願う、
課題・テーマ等があるのであれば。

ぜひ、


【 「魂の勇者」だけが、現状を揺さぶり、変える力を持ち得る  】


ことを念頭に、

・言いづらいことを敢えて言う
・違和感を口に出す
・本音を伝えて切り込む
・場を揺さぶっても、皆に真意を問う
・純粋な思いを伝える

等々の、「勇者の行動」をしていくことが
とても大事なのであろう、
そんなことを思った次第です。

強い、自戒を込めて。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆さまにとって素晴らしい１日となりますように。


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＜本日の名言＞

変化を望むならば、まず己自身が変わらねばならない。

マハトマ・ガンディー
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＜編集後記＞

昨日、新年早々、
「リベラルアーツを探求するワークショップ」をご案内いたしました。
（１月６日なのに、早速お申し込み頂いた皆さま、ありがとうございました！）

このワークショップに対する想いは、また改めてお伝えさせていただきます。
まだまだ募集中なので、是非お待ちしております。

※詳細、お申込みはコチラから
　　https://goo.gl/forms/OYHDkk5c6ZrKB7Lq1


＜皆様のご感想お待ちしています！＞

ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓

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