配信日時 2018/11/18 15:01

今週の一冊 『人生を面白くする 本物の教養』【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年11月18日(第1736号)


今週の一冊 『人生を面白くする 本物の教養』

 
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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◎本メールマガジン(未来習慣)は、

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(本日のお話  1994字/読了時間2分半)

■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、お世話になっているIT企業の未来を担う、
次世代マネージャーの方向けに

『ストレングス・ファインダー研修』

の実施でした。

非常に前向きで、真っ直ぐな方が多く、
私自身、たくさんのエネルギーを頂いた1日でした。

(A社の皆さま、ありがとうございました!
 来月も、どうぞよろしくお願いいたします。
 そして1ヶ月間、ぜひ取り組みを応援しております)



さて、早速ですが本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

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『人生を面白くする 本物の教養』(著:出口治明)

 http://amzn.asia/d/5SryIgA

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です。


■「教養」についての本を、
本日ご紹介させていただきます。

しかしながら、正直な話、
私は最近まで全く、
「教養」などに興味はありませんでした。

20代は主に営業会社で働いていましたから、
一番大切なのは、「数字」です。

そして、

”「目標達成」こそが、その人の価値を決める”

そんな風に思っていた時代が、
ずっと続いていたように思います。



しかし、30代半ばになり、
ある転機がありました。

それは、ふとした縁で入ったした私塾。
それが、きっかけでいわゆる「教養」というものを、
学ぶ機会が訪れたのでした。

そこでは、多くの事を学び、考えました。

・「太平洋戦争」は何故起こったのか?

・「日本の宗教観」とはなにか?

・「日本の素晴らしい部分」とは、何なのか?

・逆に、「日本の弱み」とは、何なのか?

・なぜ「天皇」は重要なのか?

・「沖縄の歴史」とは、どのようなものなのか?

・右翼とは?左翼とは?

、、、

そんな、知る人にとっては当たり前の、
しかし、知らない人にとっては考えたことすらないテーマ。

そして当時の「今の数字」こそが大事な私にとっては、
「自分とは関係がないこと」でした。

そんなテーマについて何十冊も本を読む、
そしてディスカッションをする。

そんな機会があったのでした。


■格好良くいえば「大人の教養」を学んだ、ということ。

しかし悪く言えば、
ビジネスの成果に直結しない
「雑学」を知った、と切り捨てられることもできるのかもしれない。


、、、しかしながら
実際に学んだ後、今振り返って思うと、
それら学び、「教養」というのは、

・自分の視野を拡げてくれるもの、であり

・自分を俯瞰的にみることができるもの、であり

・よくわからない世の中を少しだけ狭く、
 自分の身近なわかりやすいものにしてくれるもの、

そして、

”自分自身の人生戦略を立てる上でも、
大きな示唆を与えてくれるもの”

であった、

そのように感じるのです。


■少し前置きが長くなってしまいましたが、
今週ご紹介の、

『人生を面白くする 本物の教養』

という本。

これは、そんな「教養」について、
ライフネット生命の創業者であり、

”ビジネス界きっての教養人”と称される
「出口治明氏」が書き記した、

”「教養の魅力」をわかりやすく示してくれる一冊”

なのです。



内容としては、

・なぜ今、「教養」が求められるか?

という定義から始まり、

・どうしたら「教養」が身につけられるのか?

という具体的な方法まで、
記しています。

何が素晴らしいかと言うと、

この出口氏ご自身の、
リアルな経験が多分に入っていること。

ゆえに、高尚で、理論だけの奥行きがないものではなく、
そこに「心」や「熱量」が入っているように感じられる。

そして、その内容を、

”具体的かつわかりやすく明示してくれるところ”

に、この本の価値があると感じるのです。



■現在、「リベラルアーツ」や「教養」について、
色々と本を読んでいますが、それらを分類分けすると

・無限に思えるかと思える情報をひたすら紹介する本
・著者のレベルの高い思考のため、頭に入りづらい本
・宗教、古典、世界史など特定の分野に集中している本

など、「テーマに偏りがある」と感じます。

それは、「リベラルアーツ」や「教養」
という言葉が持つ特性であるため、
仕方が無いことではありますが、

もし、皆さまがそもそも、


『なんで「教養」って大切なのだろう?』


というように、”そもそも論”から考えてみたい、ということであれば、

「教養」というものの価値について、
”大いなる取っ掛かり”がつかめると思います。

最後に、この本から、
一部引用させていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

教養とは何でしょうか?

どうして人間には教養が必要なのでしょうか?

もし、そう質問されたら、私の答えは、

「教養とは、人生におけるワクワクすること、
 面白いことや、楽しいことを増やすためのツールです」

という一言に尽きると思います。

よりワクワクする人生、より面白い人生、
より楽しく人生を送って生涯を終えるためのツール、

それが教養の本質であり確信であると私は考えています。


※引用:『人生を面白くする 本物の教養』(著:出口治明)より

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「人生を面白くするためのツール」が教養である。

世の中の構造がわかると、
そして見えない世界を知ると、興味を持てることも、
同時に増えていきます。

そして、それが「人間の幅」をも、
拡げてくれるのでしょう。


「世の中には、ゲームより楽しいことがたくさんある」。

幼き頃に聞いた、そんな言葉を、
今あらためて感じた次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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<今週の一冊>

『人生を面白くする 本物の教養』(著:出口治明)

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<編集後記>

しかしながら「教養」というのは、なんと奥が深いことか。
学べば学ぶほど、何も知らないことに気が付きます。

これから10年、20年かけて、
しっかり着実に学びたいものだな、と思います。

歴史の風雪に耐えた原則には、
やっぱり多大な価値があると感じます。

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