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<本日のお話> 平成30年11月12日(第1730号)
人前で話をするときに、一体感を持ち、相手に伝わる「心の持ち方」とは
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行
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(本日のお話 1885字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は、友人の経営者と共に、
『アチーバス×ストレングス・ファインダー コラボワークショップ』
の実施でした。
世界で1億冊売れた自己啓発書である、
『思考は現実化する』(著:ナポレオン・ヒル)の内容を
ゲーム化したのが「アチーバス」と言うゲーム。
それを日本に持ってきた、
「アチーバスジャパン株式会社 代表の梅村武史さん」と、
初めてのワークショプで、楽しい時間でございました。
(ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!)
また、夕方からは、
お世話になっている企業様の人事合宿にて、
『人材育成の本質』
とのテーマで講話をしてまいりました。
皆さんに何か残ったものがあったように感じられて、
嬉しい1日でございました。
*
さて、本日のお話です。
最近、人前で話をすることが増えています。
人前で話をするときは、
「相手に伝わるよう、一体感を持って話をすること」
をできるだけ意識して、
実現できるように考えております。
今日は、その「人前で話すときの工夫」について、
思うところを皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【人前で話をするときに、一体感を持ち、相手に伝わる「心の持ち方」】
それでは、どうぞ。
■「人前で話をする」ということ。
得意な方もいると思いますが、
緊張してなかなか上手く話せない、
という方の方が、
何となく多いように思います。
”誰かの視線にさらされる”
というのは、人からのエネルギーを直接受けることであり、
やっぱり緊張してしまうもの。
話すほうも、気を引き締めていないと、
つい「空気に飲まれてしまう」ということ、
あるのではないでしょうか。
■私自身の話になってしまいますが、
私は6年くらい前まで、
「赤面症」
の傾向がありました。
誰かの前で、話をしようとすると
顔が真っ赤になるのです。
会議で当てられると、真っ赤になる。
人前で手を上げても、真っ赤になる。
確か小学校5年生くらいからでしたが、
しかしながら、ふと思えばいつの間にか、
その赤面症は消えていたのでした。
そして先日、ふと、考えたのでした。
「当時、赤くなっていたときの、
自分の人前で話すときの”心の持ち方”と、
現在の”心の持ち方”は何が違うのだろう?」
、、、と。
もちろん、色んな理由があるのですが
その中で、考えて見つけたこと。
実にシンプルな、一つの理由がありました。
結論から言うと、
【「意識が自分に向いている」と混乱する、赤くなる。
「意識が相手に向いている」と伝わる、赤面も気にならなくなる】
ということなのでした。
■私達は、おそらく誰もが、
「自尊心」というか「自分を守りたい」という気持ちを、
多少なりとも、持っているのではないでしょうか。
だから、人前でプレゼンをするときも、
「失敗したらどうしよう」
「ダメなプレゼンと思われないだろうか」
「能力がないと思われたら恥ずかしい」
「ここでミスしたら、評価に響く」
、、、というように、
「相手に話を届ける」というシーンなのに、
実は「考えているのは自分のこと」ということ、
あるように思うのです。
すなわち、
『意識が自分に向いている』
ということです。
でも、そういう状態だと、
不思議なもので、相手に伝わるのです。
「この人、何か考えながら話してるな」
「自分たちに伝えよう、という思いより
混乱している、緊張している想いが伝わるな」
「自分の殻に閉じこもって話しているな」
、、、というように。
■しかしながら、私自身が思う、
「相手に伝わる瞬間」
というのは、
”自分がどう見られるのかが、
全く頭の中にない状態である”
からこそ、実現されると感じるのです。
自分の評価はどうでもいい。
・このことだけは、聞いている人に伝えたい
・何かメッセージを届けたい
・相手にプラスになれば、別にどう思われてもいい
・赤面しようが、なんだろうが、伝わればそれでいい
そういう思いが伝わること。
その「心の持ち方」になれると、
不思議なもので、
・場が一つになる
・聞いている方とシンクロしている
・相手の心の動きがわかるような感覚がする
というような、「一体感」を持てるのです。
相手に、伝わるのです。
■人前で話をするときに、
とても大切なこと。
それは一つだけ。
根性論のようですが、
【相手に意識を向け、自分を捨てる】
このことに尽きると私は思います。
結局、
”「自分の殻」に閉じこもりながら話をすると、
伝わるものも伝わらない”
ものです。
だからこそ、
・次何言うんだっけ?と、自分に意識が向かないように、
きちんと準備をすること
・事前にその場の空気や雰囲気に、
自分をなじませること
・伝えたいという思いを、集中し、
蓄え、醸成しておくこと
それらの工夫をし、相手に適切に伝える
「心の持ち方」をキープすることが、
多くの人に伝える上で、とても重要になってくるのだろう、
そんなことを思った次第です。
「想い」に偏りがちな
私個人の意見ではありますが、ご参考になれば。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
勇敢な男とは、
自分自身のことは最後に考えるものである。
シラー
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<編集後記>
とはいっても、想いだけではだめで、
伝える技術も非常に大切なことは言うまでもありません。
なので、本当に人前で伝えるのが上手になるためには、
技術と想い、どちらも大切なのですよね。
私も、まだまだ未熟でありますので、
もっともっと頑張ります。
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