配信日時 2018/10/18 11:16

「弱い紐帯(ちゅうたい)」を持つと、仕事と人生の可能性が広がる 【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年10月18日 (第1706号)

「弱い紐帯(ちゅうたい)」を持つと、仕事と人生の可能性が広がる

株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話  2107字/読了時間2分半)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。

また、並びに夜からは英語塾への参加でした。

ブランクがあり、
完全に記憶の彼方へと追いやられていた英語が、
少しずつ思い出しつつある感覚があります。

一緒に学んでいる仲間も優秀な方ばかりで本当に刺激的。

「第二領域」(=緊急ではないが、重要なこと)、
がんばりたいと思います。



さて、本日のお話です。
昨日、久しぶりな方とアポイントでご挨拶させていただきました。

ふと気づけば、お仕事はなくとも、
繋がり続けている方がいるよな、と感じ、
ご縁の深さを感じた1日。

そんな中、昨日に引き続き、
「人のつながり」の大切さを、
改めて感じ、思うことがありました。

本日は改めて、そんな
「人のつながり」が生み出す価値について、
感じたことを皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「弱い紐帯(ちゅうたい)」を持つと、仕事と人生の可能性が広がる】


それでは、どうぞ。


■『弱い紐帯の強さ』、

という理論があります。

これは、スタンフォード大学教授の
マーク・S.グラノヴェター氏が発表した言葉で、

「社会的ネットワークの概念」

を表した言葉、とのこと。

なんだか小難しいですが、例えば、
家族や親友、職場の上司部下などは、
「強い紐帯(ちゅうたい)」になります。

物理的な距離が近く、
普段接することも多い。

コミュニケーションの頻度も多いでしょうし、
他の人よりも、その”つながり”は強い。
だから、「強い紐帯」です。

一方、

”ものすごく親しいわけではないけど、
1年に1回、半年に1回など合う友人、知り合い”

みたいな関係を、
「弱い紐帯」と呼びます。

そして上記のマーク教授曰く、

”家族や親友、職場の仲間などの「強い紐帯」の人々からより、
 友達の友達やちょっとした知り合いなど
 社会的なつながりが弱い「弱い紐帯」の人々の方が、
自分にとって新しく価値の高い情報をもたらしてくれる可能性が高い”

というのです。


「弱い紐帯」というもおんが、
”自分にとって新しく価値の高い情報をもたらしてくれる”
ということですから、言ってしまえば、

『「弱い紐帯」を、どれほど持っているのかが
「人生の選択肢の幅」を大きく変えうる』

ともいえるのでしょう。


■そんな中、昨日、
幾つかの会社の方にご挨拶をさせて頂く中で、
思うことが有りました。

これまでの、お仕事があろうがなかろうが、

「この方と、向いている方向は同じだな」

と思いつつ、ご縁がなかったような方です。
心の中で感じつつ、、、という
片思いみたいなものかもしれません。
(きっと皆様もいらっしゃるかと思います)

例えば私の場合、
自分が”自己向上心が強め”なので、
周りのもそういう人が集まりやすいです。

しかし、必ずしも全員と親しくなれるわけではないし、
その時何かはあるわけではない、、、。

でも、

”友達とまでは呼べないけど、知り合いと友達の間くらい”

みたいな関係、すなわち
『弱い紐帯』として、お互い存在を意識し続ける、

そんな人、結構いるよな、と感じたのです。


■そんな関係を拡げてきた中、最近、
私によく起こる出来事があります。

それは、こんなケース。



5年前に始めてお会いした。
その時は何かあるわけではなかった。

ただ、「向いている方向や価値観」は近かった。

「一緒になにかできたらいいですね」
といいつつ、そのときは、役割や求める事が違い、
具体的な”縁”が生まれることはなかった。

でも、願わくば共に何かをしたい、と思ってはいる。
なので、縁はゆるく繋がり続けた。

そんな中、5年たった今、
お互いの立場が変わり、それぞれが力をつけて、
お互いの力が必要になった。

そしてお仕事に繋がった。

、、、

そのようなケースです。


■そして、上記のような出来事を
もたらした”きっかけ”はなにか、と考えてみると、
それはまさしく

『「弱い紐帯(ちゅうたい)」』

にあるな、と思ったのです。



それぞれのフィールドでお互いは戦っている。
だから、会う頻度は多くないかもしれない。

しかし、お互いが
相手への尊敬の念を持っており、
存在も認識している。

そういう「つながり」は、
「今」じゃなくとも、大切に育み続けることで、
「未来」へと繋がることがある。

そのように思うのです。


■お世話になっているコンサルの方が、
こんな事を言っていました。


「5年後は、”お互いの名刺が成長している”んだよ」


と。

今は縁がなくとも。

お互いが成長した5年は、
共に立場が変わり、力を得ているかもしれない。
大きな事ができるかもしれない。

そう考えると、

「つながりを育む」

ということはとても大切なことなのだろう、
そう思うのです。

当然、そのためには、
自分自身の力も磨き続ける必要があるでしょう。
そして、繋がり続けるに価値ある存在を目指したほうが、
相手にも伝えられる価値は増えるのでしょう。


■大人になると、
仕事やら、家族やらで手一杯になってきて、

「自分の範囲外の”つながり”を持てなくなる」

ということがあります。

でも、「つながり」でも「弱い紐帯」でも、
自分の”範囲外”、”テリトリー外”にこそ、価値があるものです。


だからこそ、「強い紐帯」だけではなく、
それらの「弱い紐帯」がもたらしてくれる価値を認識しつつ

・SNSでも、
・定期的な交流会でも
・飲み会でも、
・またはメルマガでも


『「弱い紐帯」を育む行動』


を習慣にしていくことが大事ではなかろうか、
そんなことを感じた次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

よき友を持つものは、自分の方でも
よき友になれるものでなければならない。
自分だけが得することは不可能である。

武者小路実篤
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<編集後記>

繋がり続けるに価値ある人間になるためには、
やはり自分の「強み」、スペシャリティを磨く必要があると思います。
今日の名言でも紹介した言葉に、すべてが入っているなあ、、、と
自戒を込めてしみじみ思います。

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