配信日時 2018/10/14 00:21

「教えることが一番の学び」になるのには、理由がある【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年10月13日 (第1701号)

「教えることが一番の学び」になるのには、理由がある  

株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話  1677字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、1件のアポイント。

ならびに個別コンサルティングの実施。
また研修の企画などでした。

また、本日土曜日は、
あるIT企業の次世代リーダーの皆様への、
「リーダーシップ」研修の実施でした。

本当に楽しく、私自身、
エネルギーをいただいた時間でした。

これから、ますます頑張ろう、
と1人胸に誓った次第です。



さて、本日のお話です。

私が好きな言葉に、

「ピア・プレッシャー」
(=仲間の圧力)

というものがあります。

人は、弱い生き物ですから、
なかなか「やる」といってもできないことがあります。

しかし、こと「仲間」を巻き込むと、

”みんなでコミットしたのだから”とか
”自分だけ裏切れない”

という気持ちも助け、実行可能性が高まる、
という不思議な作用があるのです。

それを、

「ピア・プレッシャー」

といいます。

本日はこの話に関連した、

”口に出すことの責任”
”もたらしてくれること”

について、思うところがございましたので、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「教えることが一番の学び」になるのには、理由がある】。


それでは、どうぞ。


■『ラーニングピラミッド』、

と呼ばれる、「学習方法」に関する
ある研究があります。


人が「学ぶ」とき、

”効果的な順番”

で、学び方を並べると、
以下のようになるといわれています。

それが『ラーニングピラミッド』。

「平均学習定着率」と、
「学び方の相関関係」を表すと、
以下のようになる、という話です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・講義を受ける-5%
・資料や書籍を読む-10%
・視聴覚(ビデオや音声等による学習)-20%
・実演を見る-30%
・他者と議論する-50%
・実践による経験、練習-75%
・他者に学んだことを教える-90%

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とのこと。

■みてみると、

”講義を受ける”

ことでは「5%」しか、
学習が定着しない。

しかし、

”他者に学んだことを教える”

ことではなんと「90%」まで、
学習の定着が飛躍する。


すなわち、

『教えることが学びになる』

と言える一つの論拠、と言えるのでしょう。


■しかし、思うに、です。

”「他者に学んだことを教える」ことが学びになる”

という背景には、実は、

「復習をできるから」

を越えた意味もあるのではないだろうか、
と思うのです。



一般的に「学習定着」は、
”繰り返し”と、”言語化”などで成り立ちます。

だから「他者に教えること」が
効果的になる理由はわかります。

しかし、それだけではなく

『他人に教えるからには、自分がやらないとダサい』

という、ある種、
「美意識」みたいなものが
自分の内面で働くこともあるのではなかろうか、

そんな風に思うのです。


■これは、もしかすると、
私が、個別コンサルティング等で、
お仕事として頂くようになったから、
特に強く思うようになったことかもしれません。


確かに、人は完璧ではないし、
いわんや私(紀藤)なぞ、完璧からは程遠い。

しかしながら、
「自分の放った言葉」に対して、

何かしらの期待や影響を受け、
それがたとえ、道半ばのものであったとしても、
自分の言葉を尊んで行動を変えよう、

とする人を目の前にしたとき。

それが、たとえ、

「他者に学んだことを教える」

という行為であったとしても。

そこには、

(偉そうに言っている自分はどうなのか?)

という内面への問いが、
同時に生まれる、とも感じるのです。


■もちろん、

『他者に学んだことを教える』

という行為のすべてに、
そのような責任が伴うとも思いません。
状況や本人のレベルによっても違うでしょう。

しかしながら、

”自分のものだけにしておく「学び」”と、
”他人に伝えた、外に出した「学び」”は、

そこに発生する”質量”が
全く変わってくるようにも思います。


■口に出す。

誰かに伝える。

やるとコミットする。

、、、

こういった”口に出した言動”は、
簡単ではないし、プレッシャーもかかります。

ですが、だからこそ、
その行為が「自分にもたらす果実」も大きいのです。

そのプレッシャーによって、
自分の行動を変えることになる、
強烈な理由になりえる。

だから結果として、


【教えることが一番の学びになる】


という所以になりうるのではなかろうか、
そのように思ったのでした。


■ということで。

もし、自分が学び、成長したかったら、
教えて教えて教えまくること。

そうすることで、周りもハッピーになります。

かつ、復習にもなるし、プレッシャーにもなって
自分もその学びを”体得”できるようになる可能性が高まる、

そんな「ポジティブスパイラル」が
生み出されるのであろう、

そんなことを思った次第。



最近、私も、色んな方に、

・時間管理の仕方
・大きな目標の立て方
・コミュニケーションのとり方
・実行させる仕組み

などお伝えすればするほど、
”自分に刃が向かう”感覚を覚えます。

プレッシャーを感じ、ヒリヒリすると共に、
「最高に学ばせてもらっている」と感じている次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>

怠慢は魅力的に見えるけど、
満足感を与えてくれるのは働くことよ。

アンネ・フランク
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<編集後記>

最近、急激に寒くなりましたね。
秋の訪れ、そして冬の足音が聞こえます。
1日1日を大事に生きよう。

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