配信日時 2018/09/26 09:44

「企業分析 vs. 自己分析」で考える、ライフキャリアにおいて大切なこと【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年9月26日 (第1684号)


「企業分析 vs. 自己分析」で考える、ライフキャリアにおいて大切なこと


株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話  1991字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
ならびに、夜はお客様と会食。

またウェブ打ち合わせなど。

来月、友人が教授を勤めるある大学にて、
「キャリア論」をテーマにお話をさせていただくことになりました。

最近学生の方との接点が増えて、
とても刺激的で、楽しいですし、
新しいチャレンジで、ワクワクします。



さて、本日のお話です。

昨日、お世話になっている人事の方とお話をしていて、
「最近の学生の就活」について、
語り合っていました。

その方は新卒の面接をしているので、
学生の方の傾向や、面接でどんなことを聞いてくるのかなど、
「若い方」(と社会人から呼ばれる学生)について思うことがあるとのこと。


その話の中で、特に大切なテーマだな、と思うことがあり、
それは学生だけでなく、多くの方に当てはまることどと思いました。

本日はそのお話を、皆様にご共有させていただければと思います。


タイトルは、


【企業分析 vs. 自己分析で考える、ライフキャリアにおいて大切なこと】


それでは、どうぞ。


■皆様がよく利用されているであろうGoogle。

見えないけれど、精度なアルゴリズムで動いていると知られています。


そのGoogleで、

「自己分析 企業分析」あるいは、
「企業分析 自己分析」というように、

ダブルワードで検索をすると、

「企業分析」という単語の方が前に出てくる、

そんな事実があります。


■Googleは正直です。

より興味がある、見られている記事の方が、
上位に来ます。

そんなことを考えたとき、
おそらく学生にとって、

「企業分析 > 自己分析」

という優先順位になっているのかもしれないね、
だとしたら、非常に憂うべきことだ、

人事の方とそんな話をしていたのでした。


■就職活動は、大変な「戦」です。

特定の企業の内定を目指して、
みんなが決まった席を奪い合う。

だからみんな真剣になります。

私は当時そんな活動の中、
評価されるのがイヤすぎて、早々に内定が大変取りやすい飲食店に決めて
終了してしまいました。(そのあと苦労するのですが、、、汗)


私のような場合は、置いておいて

就活とはそれくらいハードなものである、というのは理解しています。

ですから、

『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず』

の言葉にもあるように、
そのように「企業」のことを深く、広く知ろうとする。「企業分析」をし、

そして、「自分」をどう見せたらいいか、
どのようにアピールすれば評価されるか、を考える。

というのはごく自然なことかもしれません。


つまり、「主」が会社で、「従」が自分である。

おそらくそれが一般的な流れなのでしょう。


■しかし、短期的にはそうだとしても、
よくよく考えると、本当は違うのではなかろうか、
実は「順序が逆」ではなかろうか、

そのようにも思うのです。


世の中は変わり、時代が変わる中、
ルールは変わりました。

よく言われるように、たしかに昔は、

「会社」を「主」にしても
十分すぎるメリットがあった。
一生面倒を見てくれる、のが前提でした。
「従」でいる価値がありました。

でも、今は、これからはどうか。

そう考えると、未来のことを多少なりとも考えている方であれば、多くの方が、


"自分が「従」でいたところで、
 誰か(会社)が人生全てを救ってくれるわけではない"

ということも、間違いなく感じているはずなのです。


■そんなことを考えると、
確かに戦いの中、「敵を知る」ごとき行為が大事なのはもちろんですが、


「本当はどちらにエネルギーをかけるべきなのか」


いうことを、もう一度深く考えてみる必要がある、と思うのです。


相手は変わります。

自分も変わりますが、
自分は一番ユニークで、替えが効かないのは自分です。


だからこそ「企業を知る」以上に、


「自分を知る」


ことにエネルギーと時間をかけること。

それが、短期的にもそうですが、
何より中長期的に大変重要なことである、

そのように思うのです。



■『自分という「鍵」はどんな形をしているのか?』

を知ること、そして、

『適切な「鍵穴」はどこにあるだろうか?』

を見つけようとすること、
あるいは

『一生懸命鍵穴に合わせようともがく中で、
 自分の「鍵」のリアルな形を認識していく』

ということ。

それを繰り返すことが

”自分が「主」となるキャリアを創る”

上で大切である、

そのように思うのです。


■「自分のことを知る」

というのは、想像以上に大変で、
骨の折れるプロセスです。

時間もかかります。

企業分析と自己分析の検索結果の順序、
という小さなことかもしれません。

もし自分の中で、
そのような順番になっているとしたら、
それは実は考えべきことではないでしょうか。

「自分のことを知る」こと。

学生だけでなく、私たち全員が
より深く考えるべきことだろう、

そんなことを思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

自分自身を愛することは、
一生涯続くロマンスを始めることである。

オスカー・ワイルド
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<編集後記>

本日、今まで交流会などに参加された一部の方に、
特別なお誘いをお送りする予定です。
新しい企画、どんどんやっていきたいと思います。


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ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
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