配信日時 2018/09/25 12:05

「絵を上手に描くロジック」から学ぶ、人生の描き方【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年9月25日 (第1683号)


「絵を上手に描くロジック」から学ぶ、人生の描き方  


株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話  2001字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日までの二日間は、
「アートアンドロジック」なるワークショップにて、
朝から夕方まで、ひたすら絵を描き続けておりました。

普段使わない脳を使い、
なんとも形容しがたい(でも心地よい)疲労感で溢れた2日間でした。

色々と気づきも多く、
今後の仕事にも役に立ちそうです。

絵って面白いなあ。



さて、本日のお話です。

週末に学んだ「絵を描くロジック」。

いくつもの”コツ”があるのですが、その中で、

「絵を描くスキル」を格段に上達させてくれた
”四つのロジック”というものがあります。


その内容が、”絵を描く”ことだけでなく、

仕事においても、はたまた人生においても、
深い示唆を与える学びだな、と思ったのです。


ということで、本日はそんな気づきを
皆様にとってご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「絵を上手に描くロジック」から学ぶ、人生の描き方】


それでは、どうぞ。



■「絵を描く」という行為。

中学生くらいからほとんどやったことがない、
という方がほとんどではないでしょうか。


当時の、”美術の授業”というと、

「風景画を描いてください」

みたいな指示があって、あとは放置。

だから上手い人はうまいし、
下手な人は下手。

私はそんなイメージでしたし、
実際そうでした。


◼︎しかし、やはり「美術」も”術”というだけあり、
そこには確かな

「理論」

があるのです。


そのことを、中学から20余年たち、
初めて気が付かされたのでした。



絵を描くロジック。

では、どんなポイントなのでしょうか。
文字にすると何とも単調な話なのですが、
平たく言うと、以下のような話でした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<絵を描く4つのロジック>

1,スペース(間・空間)

2,フォルム・プロポーション(形・比率)

3,光と影(明部と暗部)

4,エッジ(際)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これが、「絵のロジック」だそう。

そして、これらを整えていくと
誰でも、上手に描ける、という話でした。


■一つ一つが大変深い話なので、
なんとも言葉お伝えするのが難しいのですが、

実際のワークショップでは、
こんな様子で進めました。



例えば、「顔」を描くとき。

絵を描くときのステップとして、
まず最初に髪を薄く塗りつぶします。
(これをグレースケールといいます)

グレースケールをしたら次に、
その後で大まかに「フォルム(形)」をとります。

全体の「プロポーション(比率)」を見ながら、
注意しながらパーツを配置。

比率とは数学的な話なので、
感覚のバイアスが関わらないよう、緻密に配置します。


そして、「スペース(空間)」も意識する。
顔を描くのではなく、"顔の周りの「空間」"を描く。

そして、「光と影」を決めていく。
”影を描く”のと同様に、”光も描く”。
消しゴムで”光”を描くのです。

「一番明るいところ」、そして
「一番暗いところ」を決め、そこを基準点として、
暗さのバリエーションを持たせていく。

最後に「ぼやっとしたエッジ(際)」を強調する。
すると、その物体が存在感を放つようになる。

、、、


そんなことを学んだのでした。

(文字にするとなんとも難しいのですが、、、
 そのロジックに基づいて絵を描いたら、こんな風になりました)
 
※左がbefore、右がafterです
 ↓↓
 https://photos.app.goo.gl/uzbtLeCrSgZrPoSWA



■そして、この過程から学んだこと。


それは、「絵の中の描き方」において、
絶対的な法則とは、



『「全体」を描き、それから「細部」を追求する』



このことが原則中の原則である、

ということです。


最初に大きく全体を描かず、
急に「細部」を描こうとしても、
後で「違和感」が生まれてしまう。

このことは当たり前のようにで、
とても深い学びだなと思ったのです。


■特に、人生においてはそう。


世界的なベストセラーである名著
『7つの習慣』でも、

”第2の習慣 終わりを思い描くことから始める”

という習慣が、「人生を成功に導く」と言いますが、
この話も全くそう。


『自分の80歳の誕生日、周りになんと言ってもらいたいか?』


この、自分の人生の「全体像」を描いていなければ、
自分の人生をがむしゃらに生きて(細部を描いて)も、

「あれ、こんなはずじゃなかった、、、」

となりかねないもの。



だから、”仕事のプロジェクト”でも、
”人生のキャリア計画”でも、


・自分がどうなっていきたいのか

・どんな「絵」を人生で描いていきたいのか


ということを”大きく描く”ということは
ものすごく重要である、

そのように思うのです。


■全体を描く。

そして、細部を描く。

その通りに全てうまくいくとは限りませんし、
偶然で人生は出来上がっている、というのも事実ですが、

人は、”思い描いた方向に引っ張られる”というのも、
これまた一つの事実。


がゆえに、
「全体を描く、細部を描く」というように、

”どこへ向かっているのかを考え続ける、という思考”

は、常に忘れないようにすることが重要なのだろうと思いますし、
それこそが、


【「絵を上手に描く」ためのロジックから学ぶ、人生の描き方】


なのだ、と思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

未来を予測する最善の方法は、
自らそれを創り出すことである。

アラン・ケイ
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<編集後記>

概念的なトレーニングですが、
絵を描くことで様々な気付きがありました。
全然違う領域にこそ、学びがあるものだな、と実感した次第です。

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