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<本日のお話> 平成30年9月21日 (第1679号)
「ダブルゴール」を設けることが、自らの力量を高める
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行
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(本日のお話 1777字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに夜は、経営者の会合に参加。
また仕事をした後、ムエタイのジムで、
久しぶりに汗をかいてまいりました。
ムエタイを激しくやりすぎて、
今朝あ若干寝すごし、メルマガが今になってしまいました(汗)
反省です。
*
さて、本日のお話です。
昨日、Nexing経営者倶楽部という経営者が集まる勉強会にて、
「スポーツ心理学」博士の布施努さんのお話を聞いてきました。
ちなみに布施さんは、
・高校野球で甲子園準優勝、大学野球では全国優勝
・その後、住友商事にて14年のビジネス経験を経て、
・ノースカロライナ大学にて、スポーツ心理学の博士号を取得。
現在は、慶應義塾大学、筑波大学などに、
メンタル指導を行うことで、全国大会優勝などの実績を量産している、
「ご自身の経験」×「アカデミックな知識」
を融合され、結果を出されているスゴい方です。
その布施さんのお話の中で、
興味深く、参考になるな、と思ったお話がありましたので、
本日はその内容について、皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「ダブルゴール」を設定することが、自らの力量を高めてくれる】
それでは、どうぞ。
■「スポーツ」には、多くの学びがあります。
たとえば、一度100キロマラソンを走ると、
「人生への波及効果」が尋常じゃないです。
自信が生まれ、やればできる、
というようにマインドセットが圧倒的に変わったりするのです。
*
少し話がそれますが、
実は私、大学時代のとき、
「スポーツとビジネスの成功者の共通点は何か?」
というテーマで、卒論を書いたことがあります。
(心理学系の専攻でした)
適当な大学生だったので、
何を書いたか詳しくは覚えていませんが、
結論、わかったことは、
「スポーツの成功者」も「ビジネスの成功者」も、
・目標を持っている
・自責の意識がある
・努力を継続できる
・人の力(助け)を使うことができる
というような話に帰着しました。
これは、『7つの習慣』にも通ずる”原則”のような話であり、
「ああ、結局同じなんだな」と思ったことを覚えています。
そして、そのことは、「スポーツ心理学博士」である
布施さんが強く伝えていることの一つなのでした。
■では、具体的に、どのような
”スポーツから学ぶ、仕事・人生への活かし方”
があるのでしょうか。
このことについて、興味深いお話がありました。
その中の一つの話が、
【「ダブルゴール」を設けることが、自らの力量を高める】
というお話だったのです。
ちなみに、ダブルゴールとは、何か。
それは、
『「最高目標」と「最低目標」の2つを設定する』
という意味です。
*
スポーツでも、あるいはビジネスでも、
同じことが言えると思いますが、
”必ずベストが出せるとは限らない”
ものです。
例えば、スポーツであれば、
相手との相性や、相手の力量により、
自分の力を出させてもらえないこともあります、
ビジネスでも、本当に素晴らしいプレゼンや
営業ができるときもあれば、参加者によっては、
空振りに終わるときもあるかもしれません。
それくらい、「最高の結果」がいつも出せるとは限らない。
しかし私達は、こと「目標」というと、
『「最高目標」 =こうなったらベスト』
というものを描きがちです。
しかし、達成できないと自分を責めたり、
自信をなくしてしまったり、結果、
「継続的に、楽しく努力する」ことに対して、
マイナスに働いてしまうことがある。
または偶然うまく言ったことに喜び、
勘違いすることもあるかもしれない。
■しかし、「最高目標」だけではなく、
『「最低限」=これだけは達成する(=最低目標)』
ということを設定することで、
また違った視点で、目標を持つことができるのです。
”最低、これだけはできたからよしとしよう”
と思えることで自分を認めすくなるし、
自己効力感を持ちやすくなる。
また、あれもこれも、ではなく、
1つ2つの、本当に守りたいものを、絞り込むこともできる。
選択と、集中ができる。
■スポーツ心理学の大家の、布施さん曰く、
「一流選手は、”最低目標”にフォーカスする。
そして、それを引き上げていく習慣を持っている」
と言います。
それは、
「最低限、これだけは達成する(=最低目標)」
のレベルを、少しずつ高めることは、
”安定感”につながる、というのです。
そして、一流とは、
”継続的なパフォーマンスが出せる安定感”
を持っている人のことを言う。
それこそが、一流と二流の違いである、
そんなお話をされていたのでした。
■「ダブルゴール」を設けること。
「最高ここまではいきたい」という目標を描くと共に、
「最低これだけはできる」という目標も考える。
そうやって、少しずつ、
【自分がどんな状況でも出来ること】
を増やしていくことで、
自らの力量の底上げができ、
そして、それが一流への道に繋がるのだろう、
そんなことを思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
平凡は妙手にまさる。
大山康晴
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<編集後記>
運動をもっとしたいですが、
体力の回復までの時間も考えないと、
翌日に響くな、、、と最近感じます。
生産性を高めるなら、やりすぎはよくないな、と思った朝でした。
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