配信日時 2018/09/13 09:37

「ピア・プレッシャー」を上手く使えば、“自然な努力”ができるようになる【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年9月13日 (第1671号)


「ピア・プレッシャー」を上手く使えば、“自然な努力”ができるようになる 


株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話  1654字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は朝から個別コンサルティングの実施。

その後、4件のアポイント。
夜からは改めて始めた「英語塾」への参加でした。



「英語塾」は1年半前に通っていて、
そのときは結構、英語力が伸びていて、
思ったことが言葉に出せるなあ、という感覚がありました。

、、、が結局、やらなければ落ちていくのみ。
(当然ですね)

ですが最近、英語が必要な環境になりつつあるため、
学習を再開することにしたのでした。

ぶっちゃけ大変ですが、いい感じの「外圧」がかかり、
また英語力を鍛えられる予感があります。

がんばります。



さて、本日のお話です。

「英語塾」の再開にあたって、改めて感じていることが、

『外圧の効力』

です。

そして、何かを成し遂げる時に、
この『外圧の力』を上手に活用することが、
とても大事なのだろうな、と思いましたので、

本日はそのことについて、
皆様に気づきをご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「ピア・プレッシャー」を上手く使えば、“自然な努力”ができるようになる】。


それでは、どうぞ。


■最近、ある流行の本があります。

組織開発に関連する本ですので、
人事系の皆様、経営に関わられる方はご存知かもしれませんね。

その本とは、


『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』 
(著:フレデリック・ラルー) 
 http://amzn.asia/d/aJ3DBIU


というもの。



この本で書かれていることは、
ものすごーく平たく言うと、


「未来の組織の形とは、
 皆が自主的に運営する組織になる」


というお話です。


その「次世代型組織(=ティール組織)」とは、曰く、

・目標も、管理も、役割もない

・問題や課題に気づいた人が、自ら仕事をする

・自分の全てをさらけ出せる場である

とのこと。

そして、実際にその「ティール組織」にて運営をし、
そして成果を出している会社が世の中に現れ始めている、、、

そんなことを実例を踏まえながら、語っている本です。


■しかし、読みながらふと思うのです。

「、、、いやいや。
 目標も、管理も、指示もなくて、本当に仕事をやるの?
 サボるんじゃないの?」

、、、と。

そんな声も聞こえてきそうです。


だって、想像してみれば、
”自分のため”として始めたはずの

・ダイエットだって

・英語の学習だって

・資格の勉強だって、

・筋トレだって

結局、皆続けられないじゃないか。

なんだかんだで「言い訳」をつけて、
やらなくなってしまうのが人間ではないか。

そんな自由にしていたら、
「組織の目標」なんて達成できっこない!!

、、、

とも思えるから。

少なくとも、私は始めに読み進めるとき
そう思いました。


■しかし、この「ティール組織」。

続きの話があります。

この次世代型の組織を運営する上で、
大切な「歯車」があるというのです。

指示、管理をせずとも、
皆が自主的に動ける「歯車」。


それが、


『ピア・プレッシャー』(=仲間の圧力)


である、いうのです。


■上司から、部下への圧力ではありません。

”命令や指示”ではないのです。


あくまでも一緒に働く仲間たち。
そこに上下関係はない。

でも、


1,「皆でやろう!」って決めた 

2,「自分もやる!」って言った


というこの2点セットが働くと、
心的な状況が変わるのです。 


ちょっと専門的な言葉で言えば
”アカウンタビリティ”(説明責任、という意味です)
と言います。


■我々は、

「めんどくさいなあ」

で始まっても、


「いやはや、皆やってるし、
 自分もやるって言ったし、やんないとなあ、、、」


という心境に、”自然と”なる。

そして、実際にやると、
意外と気持ちよかったり、達成感があったりして、
自己効力感が増したりするのです。


そして、これこそが、


『ピア・プレッシャー』(=仲間の圧力)の効力


なのです。



次世代の組織だろうが、
ティール組織だろうが、
いつの世も人の弱さはもちろんあるわけです。

しかし、それを補うために、
上手に「プレッシャー」を活用しようじゃないか。


この『ティール組織』を読みながら、私はそのように感じ、
「なるほどなあ」と、至極納得をしたのでした。



■「プレッシャー」という単語は、
少しネガティブな印象があるかもしれません。


しかし、

”プレッシャーは使いようによっては武器になる”

のです。


上意下達型の、一方的なプレッシャーでなく
「自分がやる!やりたい!」という意志を決めた後の


『自ら選んだプレッシャー』
 

であれば、やる気を後押ししてくれたり、
絶え間ない努力を形にする手助けをしてくれるのです。

そしてそれは、自尊心を高め、
自己効力感を満たしてくれます。


それこそ、私が「英語塾」を再開しようと思ったのも、
そのプレッシャーを活用しよう、と思ったからに相違ありません。



■「毒薬変じて薬となる」。

という言葉がありますが、
”要は使いよう”、ということ。


ですから、

【「ピア・プレッシャー」を上手く使えば、“自然な努力”ができる】

ことも可能なのです。


ということで、

プレッシャーも、
ストレスも、

上手に活用して、
自らを前進させる武器としていきたいものだ、

そんなことを思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

流れに逆らおうとしたところで無駄なことだ。
流れに身を任せれば、どんな弱い人でも岸に流れ着く。

セルバンテス

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<編集後記>

ちなみに、このメルマガも、
「ピア・プレッシャー」(=仲間{読者の皆様}のご期待)
により、“自然な努力”の結果として、1671号を本日で迎えました。
そういう意味でも、いつも、ありがとうございます。



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