配信日時 2018/08/13 13:02

成果を出す、世界のニューエリートたちの「休み方」とは【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年8月13日 (第1640号)


成果を出す、世界のニューエリートたちの「休み方」とは 


株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話 1635字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、妻の実家の茨城県ひたちなか市へ。

皆様の中にも、お盆休みで
ゆっくりされている方も多いのでしょうか。

私は今朝から仕事でしたので、
1日弱の弾丸・里帰りでしたが、
久しぶりにゆっくりしてまいりました。

今日から、また気合を入れてまいりたいと思います。



さて、本日のお話です。

最近は、以前に比べて、
企業でも「休み」に関しての考え方が、
少しずつ変わってきているように思います。

その中で、先日読んだ


『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』
(著:ピョートル・フェリクス・グジバチ)
http://amzn.asia/i40mkbQ


という本で、

”世界を動かしているトップ・エリートが、
どのような「休み方(=働き方)」をしているのか”

について書かれており、
その内容が、とても参考になるものでした。

本日は、「お盆休み・夏休みシーズン」とのことで、
その著書から引用しつつ、思うところを皆様にご共有できればと思います。


タイトルは、


【成果を出す、世界のニューエリートたちの「休み方」とは】


それでは、どうぞ。



■先述の著書、

『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』

で紹介されていた話。

グーグルには、

「Managing Your Energy」

という”自己エネルギーを管理する”ための研修、
があるとのこと。

いわく、人間のエネルギーには、
以下の4つがあると言われます。

1、「体」のエネルギー
2、「感情」のエネルギー
3、「集中」のエネルギー
4,「生きることの意義」からくるエネルギー

これらのエネルギーを高めることが、
”パフォーマンスを高める”、と。

すなわち、

”健康も、メンタルも、集中力も、貢献の意義も、
 全部とトータルして「エネルギー」が高まっていてこそ、
 良い仕事ができる”

とグーグルは考えている、ということ。



「生きることの意義」、なんていうと、
抵抗感を感じる方も、中にはいるかもしれませんが、

実はこのことは、今では、
脳科学的にも有名な話になりつつあります。

(読者の皆様でも、お詳しい方はいるのではないかと思います)


■そんな中、著者のビョードル氏は、
「働き方」、そして「休養」について、
こんなことを述べていました。


『”マラソン”ではなく、
 ”スプリント”の発想で生きることが自己実現につながる』


のである、と。


「自己実現」というと
なんだか崇高に聞こえるかもしれませんが

”自己実現=充実して、かつ成果を出し続ける”

と捉えてよいでしょう。


成果を出し、充実した人生を、
仕事とプライベートの時間を過ごすことができる。

そのために、

「スプリントの発想」

が重要である、

そういうのです。


■では、「スプリントの発想」とは何か?

それは、

”働く時に一気に集中して働き、
 その後、完全にリセットして1週間くらい休む”

という考え方。

面白いことに、ガッツリ集中して働くことで、
自分を俯瞰して見ることができ、
自分をアップデートすることができる、

というのです。


なんとなく、淡々と働き続けることを
「マラソン型」というのであれば、
その逆が「スプリント型」です。

ちょっと極端かもしれませんが、

・気持ちは24時間フル稼働
・頭と心をはちきれるくらい注ぎ続ける
・もう限界、やりきった、プロジェクトが一区切りした!

、、

その時に、休む。
本当に何もせずに、一気に休む。


それが、これまで駆け抜けた自分を、
客観的に、俯瞰的に見る機会となり、
それが己を、一段上に上げるために重要な時間になる

というのです。

そして、そんな「休み」を取ると、
仕事にも良い影響がでて、「自己実現」につながる、

、、、と。


■これはもちろん一つの考え方。

しかし、私はこの話を聞いて、
大変納得できました。

というのも、私自身の
わずかながらの経験でも、やっぱりそうだったから。

振り返ってみると、多くの場合、
自分の「力量」が劇的に高まったのは、


・”大学時代のボクシング部の試合前に練習をしまくった”

・”ウルトラマラソンの追い込みのため、
 2ヶ月の間に300キロ走った”

・”5年間、一つの仕事に打ち込んだ”

という、

「”そのことばかり”に集中していた期間」

があり、その後、休養を経て、
切り替えることがあったから、
次のことにフォーカスできた、

と感じたりするのです。


■「殻を破る体験」の”前”には、
「集中した期間」がある、

「殻を破った体験」の”後”には、
「自分を俯瞰してみる時間(=休養)」がある。


長期の休みも、

「なんとなくやってくるもの」
「なにげに取るもの」

とするのではなく、こういった
『意味付け』ができるとすると、

また一つ、
「夏休み」「秋休み」「冬休み」も、
違った価値を持つことがあるのではなかろうか、、、

そんなことを、私は感じたのでした。


■なんだかんだで、
人は「働く生き物」です。

”働くこと”が生活の軸になる人が、ほとんどのはずで、
その間にあるのが「休み」というのも、
幸か不幸か事実。

と考えると、

”「休み」と「休みじゃないとき」の相乗効果を実現する”

という意味でも、



”【成果を出す、世界のエリートたちの「休み方」】としての
 「スプリント型の発想」”


も一つの参考になるのではなかろうか、
そう思った次第です。

ある決めた半年先の長期休みに向かって、
フルスロットルで駆け抜ける、

そんな生活をしていきたいものだ、
と個人的にも、改めて思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

行き詰ったときは決してうろたえてはいけません。
無理をせず、十分に休養して力を養うのも一策です。

松下幸之助

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<編集後記>

久しぶりに茨城でテレビを見たら、没頭してしまいました。
「世界の果てまでいってQ」おもしろすぎて、
テレビの恐ろしさを感じました。。。


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