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<本日のお話> 平成30年8月13日 (第1640号)
成果を出す、世界のニューエリートたちの「休み方」とは
株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行
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(本日のお話 1635字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、妻の実家の茨城県ひたちなか市へ。
皆様の中にも、お盆休みで
ゆっくりされている方も多いのでしょうか。
私は今朝から仕事でしたので、
1日弱の弾丸・里帰りでしたが、
久しぶりにゆっくりしてまいりました。
今日から、また気合を入れてまいりたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
最近は、以前に比べて、
企業でも「休み」に関しての考え方が、
少しずつ変わってきているように思います。
その中で、先日読んだ
『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』
(著:ピョートル・フェリクス・グジバチ)
http://amzn.asia/i40mkbQ
という本で、
”世界を動かしているトップ・エリートが、
どのような「休み方(=働き方)」をしているのか”
について書かれており、
その内容が、とても参考になるものでした。
本日は、「お盆休み・夏休みシーズン」とのことで、
その著書から引用しつつ、思うところを皆様にご共有できればと思います。
タイトルは、
【成果を出す、世界のニューエリートたちの「休み方」とは】
それでは、どうぞ。
■先述の著書、
『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』
で紹介されていた話。
グーグルには、
「Managing Your Energy」
という”自己エネルギーを管理する”ための研修、
があるとのこと。
いわく、人間のエネルギーには、
以下の4つがあると言われます。
1、「体」のエネルギー
2、「感情」のエネルギー
3、「集中」のエネルギー
4,「生きることの意義」からくるエネルギー
これらのエネルギーを高めることが、
”パフォーマンスを高める”、と。
すなわち、
”健康も、メンタルも、集中力も、貢献の意義も、
全部とトータルして「エネルギー」が高まっていてこそ、
良い仕事ができる”
とグーグルは考えている、ということ。
*
「生きることの意義」、なんていうと、
抵抗感を感じる方も、中にはいるかもしれませんが、
実はこのことは、今では、
脳科学的にも有名な話になりつつあります。
(読者の皆様でも、お詳しい方はいるのではないかと思います)
■そんな中、著者のビョードル氏は、
「働き方」、そして「休養」について、
こんなことを述べていました。
『”マラソン”ではなく、
”スプリント”の発想で生きることが自己実現につながる』
のである、と。
「自己実現」というと
なんだか崇高に聞こえるかもしれませんが
”自己実現=充実して、かつ成果を出し続ける”
と捉えてよいでしょう。
成果を出し、充実した人生を、
仕事とプライベートの時間を過ごすことができる。
そのために、
「スプリントの発想」
が重要である、
そういうのです。
■では、「スプリントの発想」とは何か?
それは、
”働く時に一気に集中して働き、
その後、完全にリセットして1週間くらい休む”
という考え方。
面白いことに、ガッツリ集中して働くことで、
自分を俯瞰して見ることができ、
自分をアップデートすることができる、
というのです。
なんとなく、淡々と働き続けることを
「マラソン型」というのであれば、
その逆が「スプリント型」です。
ちょっと極端かもしれませんが、
・気持ちは24時間フル稼働
・頭と心をはちきれるくらい注ぎ続ける
・もう限界、やりきった、プロジェクトが一区切りした!
、、
その時に、休む。
本当に何もせずに、一気に休む。
それが、これまで駆け抜けた自分を、
客観的に、俯瞰的に見る機会となり、
それが己を、一段上に上げるために重要な時間になる
というのです。
そして、そんな「休み」を取ると、
仕事にも良い影響がでて、「自己実現」につながる、
、、、と。
■これはもちろん一つの考え方。
しかし、私はこの話を聞いて、
大変納得できました。
というのも、私自身の
わずかながらの経験でも、やっぱりそうだったから。
振り返ってみると、多くの場合、
自分の「力量」が劇的に高まったのは、
・”大学時代のボクシング部の試合前に練習をしまくった”
・”ウルトラマラソンの追い込みのため、
2ヶ月の間に300キロ走った”
・”5年間、一つの仕事に打ち込んだ”
という、
「”そのことばかり”に集中していた期間」
があり、その後、休養を経て、
切り替えることがあったから、
次のことにフォーカスできた、
と感じたりするのです。
■「殻を破る体験」の”前”には、
「集中した期間」がある、
「殻を破った体験」の”後”には、
「自分を俯瞰してみる時間(=休養)」がある。
長期の休みも、
「なんとなくやってくるもの」
「なにげに取るもの」
とするのではなく、こういった
『意味付け』ができるとすると、
また一つ、
「夏休み」「秋休み」「冬休み」も、
違った価値を持つことがあるのではなかろうか、、、
そんなことを、私は感じたのでした。
■なんだかんだで、
人は「働く生き物」です。
”働くこと”が生活の軸になる人が、ほとんどのはずで、
その間にあるのが「休み」というのも、
幸か不幸か事実。
と考えると、
”「休み」と「休みじゃないとき」の相乗効果を実現する”
という意味でも、
”【成果を出す、世界のエリートたちの「休み方」】としての
「スプリント型の発想」”
も一つの参考になるのではなかろうか、
そう思った次第です。
ある決めた半年先の長期休みに向かって、
フルスロットルで駆け抜ける、
そんな生活をしていきたいものだ、
と個人的にも、改めて思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
行き詰ったときは決してうろたえてはいけません。
無理をせず、十分に休養して力を養うのも一策です。
松下幸之助
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<編集後記>
久しぶりに茨城でテレビを見たら、没頭してしまいました。
「世界の果てまでいってQ」おもしろすぎて、
テレビの恐ろしさを感じました。。。
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