配信日時 2018/07/03 23:22

「トライアスリートは、なぜ限界に挑むのか?」について考え、思ったこと【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年7月3日 (第1599号)


「トライアスリートは、なぜ限界に挑むのか?」について考え、思ったこと 


株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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(本日のお話 2137文字/読了時間2分半)


■こんにちは。紀藤です。

日曜日に参戦してきた、
”徳之島トライアスロン”。

台風の影響で、トライアスロンが
2種目のデュアスロンに変更。

距離も短くなったものの、
とはいえ島の起伏激しいコースで、
また何故か走る競技中のみ、晴れ渡る晴天により、
体力を奪われる、過酷な状況でしたが、
結果は326位中、129位で無事完走をいたしました。


いつもながら、走りながら、

「なんでまた、こんなキツいことを、
 毎回やっているんだろう?」

とウルトラマラソンを走っても、
トライアスロンをしていても、

常に思うのですが、
このレースを振り返りながら、
仲間と話をしているときに、

「ああ、自分は、この感覚が味わいたくて、
 毎回、過酷なレースに出ているんだな」

と思ったのでした。

今日は、そんな
”トライアスロン”の振り返りをしつつ、
「過酷なレースにチャレンジする理由」について、
思うところをお伝えできればと思います。


タイトルは、


【「トライアスリートは、なぜ限界に挑むのか?」について考え、思ったこと】。


それでは、どうぞ。


■「週末は、トライアスロン走ってきました」とか、

などと会社や知人に話すと、
大体8割くらいの人が、

「ほんと意味がわからない」
「ドMだよね(苦笑)」

と返されます。



実際、自分ではもう、

100キロマラソンの次の日に会社に行くことも、
フルマラソンやトレイルマラソンなどを定期的に参加することも、

私にとっての「儀式」のようなものになっているので、
もう普通に感じています。

、、、が、やはり、
多くの人は不思議に感じる様子。



■そんな中、今回、
一緒に参加をした仲間と、
レースに振り返りをしつつ話をしていた内容が、

「なぜ、我々が過酷なレースに参加するのか?」

について、考えさせられるものだな、
と思ったのです。



ちなみに、不思議なことに、
トライアスロンやら、ウルトラマラソンに参加する仲間は、
不思議なことに、本当に、極めて優秀な方ばかり。

弁護士に、税理士、ITコンサルなど、
それぞれ独立をして、その道の最先端を走っている、
、、、そんな面々です。


そんな中、皆で、
今後のレース予定について話していました。

「ちなみに、これからのレース予定は?」

すると、弁護士の仲間が答えます。

「来週に、再来週に、7月は3回レースに出ます」

と、笑いながら答えています。


■正直、驚きました。

さすがに、そこまで追い込むとは、
一体、どういったモチベーションなのだろう?

と思い、聞いてみます。

すると、彼曰く、


『トライアスロンは、出来ないことがわかっている。

 そして、やればやるほど伸びることもわかっている。

 それが新しい資格を取る時みたいで、めちゃ楽しいんですよ』


とのこと。


それを聞いて、100%共感、とまでは言いませんが、
「なるほど、確かにわかるな」と思ったのでした。

(彼ほど、私はストイックではないので、、、)


■子供の頃、思い返せば、
きっと多くの人が 


”新しいことを覚えるのが楽しい時期”
(=自分自身の成長を、自分が快感に感じられる時期)


というものが、あったのではないか、
と思います。


例えば、

・自転車に乗れたこと

・漢字を覚えていくこと

・九九を早く覚えられたこと

・一輪車に乗れるようになったこと

・三十跳び(縄とび)が出来るようになること

・習字が上手になっていったこと

・ピアノが上達していくこと

、、、

などなど、それが、

運動系のこともあれば、
文化系のこともあれば

人それぞれではあるものの、

『成長の喜び』

というものを感じられた。

それは、間違いなく、

”気持ちの良いこと”

だったと思うのです。

そして、それがなぜ”気持ち良いか”といえば、


『出来ないことが出来るようになった』


というところにこそ、
喜びと、気持ちよさがある、

と思うわけです。


■しかしながら、大人になると、
”出来ること”の方が多くなってくるもの。

だから、

・何かを新しく覚える必要も、
・新たなチャレンジをする必要も、
・出来ないことを出来るようになろう、とする理由も

減ってきます。


でも、やっぱり心のどこかでは、


『出来ないことが出来るようになる』


という、”成長実感”を、
どこかで得たいものだと思いますし、

それは立場が変わっても、
出来ることがいくら増えても、
いくつになっても、変わらない、

人に備えられた「原則」のようなものではないか、

とも思うのです。


そして、それが何であれば、

”出来ないことへのチャレンジ”

をしている人は、
やっぱり若々しくて、
エネルギッシュで、
輝いている、

私はそう思います。


■人生の成功をテーマに扱っている、
『7つの習慣』では、

”第7の習慣 刃を研ぐ”

にて、以下のように伝えています。


「人には根源的に4つの欲求がある。

 それは、

 ・学ぶこと、

 ・愛すること、

 ・生きること、
 
 ・貢献すること、

 である」


、、、と。

「生きる」だけでなく、
「愛する」だけではなく、
「貢献する」だけではなく、


人は、「学びつづけたい」生き物。

「学ぶ」とは「新たなことを身につける」

と同義ではないでしょうか。


■ということで、トライアスロンに参加し、
各業界、職種の最先端を走る仲間たち、


【「(トライアスリートが)なぜ限界に挑むのか?」について考え、思ったこと】


として、


『出来ないことが出来るようになる”喜び”』


があるのだろうな、
と思った次第。

大人になっても、
仕事でも、プライベートでも、
挑戦を忘れないようにしたいものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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<本日の名言>

やりたいことを躊躇していても
命には限りがある。

斉須正雄

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<編集後記>

本日、徳之島空港にて朝5時から飛行場でキャンセル待ち。
台風による飛行機の欠航に次ぐ欠航で、
木曜日まで島から出られないところでしたが、
なんとか、本土へ出ることができました。

とはいえ、徳之島、楽しかった!


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