配信日時 2018/06/26 13:46

何かを成し遂げる喜びを味わいたければ、「サンドバッキング」ではなく、「ムーンショット」を目指すこと【未来習慣】

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<本日のお話> 平成30年6月26日 (第1592号)

 何かを成し遂げる喜びを味わいたければ、
「サンドバッキング」ではなく、「ムーンショット」を目指すこと


株式会社カレッジ 代表取締役 紀藤康行

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◎本メールマガジン(未来習慣)は、

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 として人材育成に関わる著者が、
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(本日のお話 2149文字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。


昨日月曜日は、1件のアポイント。
ならびに夜は、「zoom」というウェブ会議システムを使ったセミナーに参加など。

また、先日ご案内いたしました

『ストレングス・ファインダー・ワークショップ』

おかげさまで満席となりました。

(お申込みいただいた皆様、ありがとうございました!
 ここまでお申込み頂いた方は追って詳細をお送りいたします。)



さて、本日のお話です。

先日日曜日より、カレッジとしての

「選択と集中」

を行うために、パートナーの妻と共に、
7-9月の四半期の「最重要目標」の設定と、
それを測るための「指標(マイルストーン)」の設定をしておりました。

本当にありがたいことに、
色々と問い合わせをいただいており、

”何をやり、何をやらないか”

を選択することが非常に重要になっている、
と感じています。

そのためにも、

「これだけは絶対にやり遂げる!」

という目標を設定し、ぶれないことは
大変に重要である、と思っております。



そのためのツールとして
先日ご紹介いたしました、
Googleにて全社導入もされた目標達成システムである

『OKR』
https://seleck.cc/okr

の仕組みを活用しつつ、
アレンジをしてやっているのですが、

その「OKR」に書かれている記述が、
とても納得するとともに、共感する内容でしたので、
皆様にご紹介させていただきたいと思います。


タイトルは、


【何かを成し遂げる喜びを味わいたければ、
 「サンドバッキング」ではなく、「ムーンショット」を目指すこと】。


それでは、どうぞ。



■一昨日の日曜日の15時。

妻とともに、シェアオフィスに行き、


「カレッジとしてこれから、
 何に集中していくべきか?」


を模造紙を拡げ、書き出していたのでした。

面白いもので、
「あれもやりたい、これもやりたい」
と思考を拡げていると、

”やったほうがいいこと”

というのは、本当にいくらでも出てくるのです。

(これは、あらゆる仕事でもそうですよね)



ですから、それを絞るために、
「OKR」という仕組みでは、


1,「この3ヶ月で取り組むべきと思う目標」の
  アイデアを書き出しまくり、そしてその後、
  似ているアイデアを統合する。

2,3つほどにしぼった目標を、
  それぞれ戦わせて、一番ワクワクする、
  かつインパクトがある目標1つ(O=objective)に絞る

3,目標(O)が決まったら、
  それを達成するための3~4つの
 「定量的に測ることができる指標(KR=key result)」を設定する


とようなプロセスを作るのです。


■そして、これを、
毎週月曜位に見返して、進捗を確認し、
達成に向けて歩んでいくわけですが、
この『OKR』に、いくつかの注意点が書かれているのです。


そして、その一つに、


【「サンドバッキング」に気をつけよ】


というのがあるのです。


この「サンドバッキング」とは
”ダメな目標設定の仕方”の比喩のこと。


例えば、
”営業組織あるある話”ですが、
こんな話を聞くことがあります。


「目標を高く掲げると、
 プレッシャーがかかるだけ。

 だから、”目標を低くして”、
 確実に達成出来るようにしよう」

、、、と。


(これを、「サンドバッキング」と呼ぶとのこと)


■しかし、その決定をした先に、
何が起こるかと言うと、


・楽をしようとする

・だから本気になりきれない

・新しい工夫も生まれない

・力量も伸びない


というような影響があり、
結果、「現状維持」になったりするのです。

世の中がより成長し、
前に進む中においては、

”現状維持”=”後退”

を意味します。


ですから、

「サンドバッキング」

になると、そもそも結果としてもよくない、
という話になります。
私はそう思うのです。


■加えて言うと、
個人の”感情”の話に
焦点を当ててみても、
(これは私の信念かもしれませんが)


『高い目標を目指してこそ喜びがある』


と思うのです。

これは皆様もそうだと思うのですが、

”出来るとわかっていることをやる”

ことは、確かに安心感はありますが、
ドキドキ、ワクワクはありません。

富士山の登頂を目指したり、
フルマラソンにチャレンジしたくなるのは、

「できるか出来ないかわからない」

からこそ、いざそれが出来た時に、
「心からの喜び」を感じることができる、
と思うのです。



私も、フルマラソンや100キロマラソンや、
トレイルランなどに(半強制的に)誘って、

その人が己の力量を越えて、
初めて完走した瞬間を何度も目の当たりにして、
性格などは関係なく、


「人は成長を感じたい生き物なのだ」


と思うに至っています。


■「サンドバック」のように、

ただできることを、気持ちよく、
ボコボコとやっているのではなく,
より高い目標を目指す。


それを、「サンドバッキング」の対比として、


【ムーンショット(=月を狙う)】


という比喩で表現します。




50年以上前、アメリカ大統領のジョン・F・ケネディは
次のように述べて、世界の夢をふくらませました。

「我が国は目標の達成に全力を傾ける。
 1960年代が終わる前に、月面に人類を着陸させ、
 無事に地球に帰還させるという目標である」。

こうして、【ムーンショット】(月ロケットの打ち上げ)という言葉は、

『非常に困難な取り組みで、
 実現すれば大きなインパクトが期待できる壮大な課題、挑戦』

を意味する用語となったそう。


たしかに恐ろしいけれど、
そのプロセスこそ、面白みがあり、
自分を鼓舞してくれるのではなかろうか、

そんなことを、思うのです。


【 何かを成し遂げる喜びを味わいたければ、
 「サンドバッキング」ではなく、「ムーンショット」を目指す】。


言うは易し行うは難し。

まさしくそんな言葉ですが、
だからこそ大切にし、命を燃やし、
日々やりきりたい、生き切りたい、

そう思う次第です。

私も粛々と邁進したいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>

大胆に挑戦すれば、世界は必ず譲歩する。
チャレンジし続けよう、困難のほうが屈服するまで。

ウィリアム ・サッカリ

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<編集後記>

極真空手の足が、ようやく治ってきました。
(回復率70%)


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