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＜本日のお話＞ 平成３０年５月４日 (第1540号）

「日本の良さ」は、外から見ないとわからないように、
『自分の良さ』も、外から見なければわからないもの

株式会社カレッジ　代表取締役　紀藤康行
　
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（本日のお話 2170文字／読了時間2分半）


■こんにちは。紀藤です。

本日、インドより帰国いたしました。

明日から、とある研修に申し込んでいるため、
ＧＷ真っ只中での帰国。

成田空港はこんなに閑散としているのかと、
驚いております。


兎にも角にも、行きたいと思っていた
インドに行き、その空気を知ることができたのは、
とても良い機会になりました。

こういった弾丸旅行、
これから３ヶ月に１度位、
『７つの習慣』で言う、

「第７の習慣　刃を研ぐ」（＝自分を磨く、学ぶ）

活動として、出来る限りいきたいな、
と思いました。


＊

さて、本日は月並みではありますが、
”異文化交流”から感じた、

「自分の強みのみ付け方」

というテーマで、思うところを
お伝えさせていただければと思います。


タイトルは、


【「日本の良さ」は、外からみないとわからないように、

　「”自分”の良さ」も、外から見なければわからないもの】。


それでは、どうぞ。



■インドから帰ってきて、
最初に思ったこと。

それは、

「日本ってやっぱりいいなあ！」

と心から思いました。

これは私だけではなく、

海外から帰ってきた日本人が、
しばしば思うこと、

とも言われるようですね。

＊


そんなに旅経験があるわけではない私ですが、
まず、素直に感動したのが、

「入国審査の人が、微笑みかけてくれる」

ということ。

加えて、

「おかえりなさい」とか
「ありがとうございました、

と言ってくれる。


ただ、それだけで、
大げさではなく、とても感動したのでした。


■というのも、
インドでは、見渡したところ、
多くの人が入国審査にて、


・ジロリとみて、手で後ろを指さす
　（＝いっていい、という意味）

・前の人の審査が終わると
「バンバン！」と台を叩く
　（＝あなたの番、こっちへどうぞ、という意味）

・何も言わない


ということでした。


まあ、ある意味、彼らの仕事は、

”サービスマン”

ではないので、
そして、愛想を期待されているわけではないので、
それでも別に構わないのでしょう。


しかしながら、
よくよく言われるように、


『日本人は、丁寧で、親切である』


というのは、
やっぱり分かっているようで分かっていないこと、
だったなあ、と

日本に染まりきっている私は、
そのように感じたのでした。


他にも、

・日本は列に並ぶ（インド、割り込みしてなんぼ。自己主張強し）

・日本は車の運転が丁寧（インド、クラクションならしまくる）

というのが、

あくまでも”私が見た範囲”ではあり、
一部ではありますが、

傾向としてあるのでは、

と思ったのでした。



■つまり、思ったことは、
頭では分かっていても、実はわかっていない

「日本の良さ」

というのがある、ということ。


”日本を離れてみて、気づくこと”


が、たくさんあった、

ということなのでした。

＊

私は、

「強みを活かす」（ビジネス、プライベートにおいて）

ということについて、

世界でも権威であるギャラップ社の、
”公認ストレングスコーチ”でもありますが、

そのコースで習ったことで、
こんな話を聞いたのでした。


それは、


【強みは、意外と自分では気付かない】


ということなのです。


なぜ、自分では気づけないのか？

それは、”自分にとっては当たり前すぎる”から。


＊

人は、

”無意識に繰り返される、
　思考・行動のパターン（＝習慣）”

というのは、”無意識に繰り返される”がゆえ、
意識上にのぼらないことがあるのです。


例えば、先ほどの、

”日本人はいつも微笑みかけてくれる。丁寧で、優しい”

というのも、


他の国に比べて、

”日本人が習慣として持っている思考・行動のパターン”

なのでしょう。

相手を敬うこと。
謙虚であること。
礼儀を重んじること。

それは、”無意識”かもしれませんが、
確かに組み込まれ、日常的に発動しているものです。

そして、それをみて、
世界の人が日本人を見て、


『日本人は、親切で、規律正しく、
　何とアメイジングなんだ』


と、”強み”として認識される。

「自分ではその自覚がないのに」です。



■そのように、

「自分が普通にやっていること」


例えば、


・外出先で、見知らぬ人に自然に声をかけることができる

・様々な絡み合った課題の、真の問題を
　分析し、解き明かすことが好き

・人の話を聞き、共感することが上手

・目標があると、燃える

、、、

なども、

”自分にとっては当たり前でも、
　他の人にとっては、当たり前ではない”

ということがあるのです。



そして、繰り返しますが、
当たり前すぎるが故に、


”自分では気付きづらい”

のです。



■今回、

”「日本の良さ」は、外からみないとわからない”

と思ったように、一度離れたがゆえに、
多くの気付きが合ったように思いました。


そして、「自らの強み」も、同じ。

”一度、離れてみる”

ということで、見えるものがあるものです。


実際、自分から幽体離脱するわけにも行きませんので、
オススメとしては、


【自分をよく知る周りの友人・上司５人位に、

　”自分の優れていると思うところはどこか？”と聞いてみる】


ことがあります。

そうして上がってきた答えは、
周りの人が、周りの沢山の人と比較して、

”あなたが優れているところ”

となりますので、信頼できるものになります。


気付かないけど、

”日本人は丁寧で親切”

といわれるような自分の中の”強み”を、
ぜひ見つけていきたいものです、


＊


と、いうことで、


【「日本の良さ」は、外からみないとわからないように、

　「自分の良さ」も、外から見なければわからない】。


このことを、しっかり理解した上で、
自己理解を深め、活用したいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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【本日の名言】

人が変わるためには、
自分についての意識を変える事が必要だ。

アブラハム・マズロー

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＜編集後記＞

弾丸インド旅行終了。

１０数年ぶりの一人旅でしたが、
ものすごく楽しい時間でした。

実際の空気、臭い、、、
それらを知ることの大切さ。

改めて肌身で知りました。



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