配信日時 2018/04/23 08:11

自分のビジネスにおける「ドラッカー5つの質問」に答えられるだろうか【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成30年4月23日 (第1530号)

自分のビジネスにおける「ドラッカー5つの質問」に答えられるだろうか 

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 1954文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日、日曜日は、読書や計画など、
”第二領域(=緊急ではないが、重要な活動)”
の日でした。

参考:『第二領域』
http://www.franklinplanner.co.jp/learning/selfstudy/ss-17.html




そんな第二領域活動の中で、

『ドラッカー5つの質問』

なるものをひたすら考えており、
気づきがありましたので、
本日はそのお話を皆様にご共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【自分のビジネスにおける「ドラッカー5つの質問」に答えられるだろうか】


それでは、どうぞ。


■ビジネス書をある程度、
読まれたことのある方であれば、

”ピーター・ドラッカー”

の存在をご存知の方も、
多いかと思います。


「マネジメントの神様」
「経営学の巨人」とも称され、

彼の著書は、彼が亡くなられた今なお、
色褪せることなく、経営者、ビジネスパーソンに
読み継がれています。


(特に、ビジネスにおいて、
 成果をあげたい人には、これがオススメです。

 『プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか』(P・F. ドラッカー)
  http://amzn.asia/8WymMO3
 
 不朽の名著です。)


■そんなドラッカー氏が語る、

”経営の最重要5大原則”

をまとめたものが、
『ドラッカー5つの質問』です。




普段、そもそも私達は、

「この会社は、なぜ何のために存在しているのか?」

「何を価値として提供しているのか?」

などは考える事は、少ないかもしれません。


しかしながら、ドラッカー氏は、
この様に述べています。


「成功を収めている企業は、『われわれの事業は何か』を問い、
 その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
 成功がもたらされている」(ドラッカー『現代の経営』より)


、、、と。



■そして、それらの

「われわれの事業は何か」を問い、考え、
明確にするための質問が、以下の5つの質問である、

というわけです。


(以下、引用です)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


<ドラッカー5つの質問>

第1の質問 われわれのミッションは何か

第2の質問 われわれの顧客は誰か

第3の質問 顧客にとっての価値は何か

第4の質問 われわれの成果は何か

第5の質問 われわれの計画は何か


※引用:『ドラッカー5つの質問』(著」山下 淳一郎)より 
    http://amzn.asia/905V36k
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


、、、いかがでしょうか。


考えたこともない、という方もいれば、
すっと答えられる人もいるかも知れません。


■実際、私も昨日、
この問いについて考えてみて思ったのが、


”意外と、何となく仕事をしている”


面があるのではないか、
ということでした。


売れる商品があるから、売っている。

リピートのお客様がいるから、売っている。

昔からの付き合いがあるから、売れている。

売れているから、会社も続いている。

、、、

そうやって、確かに、
売上も、利益も出ていて存続はしているものの、


”何のために、この会社はあるのか?”

”誰のために、この会社はあるのか?”

”お客様は、なぜ自分の会社を選ぶのか?”

”何をもって、成果とするのか”

、、、

などなど、
ふんわりと考えていたところが、
ままあるのではなかろうか、

と思ったわけです。



■そして、きっと、
多くの方々についても、
このことは同じことであるのでは、

と思うのです。


ある経営学者が「日本の病」というテーマで、
こんな話をしていました。


”日本の組織は、多かれ少なかれ、
 「自分の会社は潰れることはない」と信じ切って、
 上司や会社の命令が絶対になっているようである。

 受け身になる。自ら考えることもなくなる。

 人間関係が得意な人が上に上がり、
 能力が高い人が上に上がらない。
 
 それが、日本を蝕む大企業病であると思う”


というような話でした。




この変化が激しい時代において、
しばしば、

「従業員一人ひとりが経営視点を持とう」

などと言われることがあります。


もしそうだとするならば、
本当にそれを実現しようとするならば、
先に上げたような 

『ドラッカー5つの質問』

のようなことに、一人ひとりが、
どれほどのレベルで答えられるか、

というのは、一つのバロメーターのように思います。


■と、するのであれば、
すぐには役に立たそうな話に思えるかもしれませんが、

・経営幹部同士

・チーム内において

・自分自身で

以下のような、質問に、
改めて時間をとって、考えてみるのも、
効果的ではなかろうか、

その様に思った次第です。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ドラッカー5つの質問>

第1の質問 われわれのミッションは何か

第2の質問 われわれの顧客は誰か

第3の質問 顧客にとっての価値は何か

第4の質問 われわれの成果は何か

第5の質問 われわれの計画は何か

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆様にとって素晴らしい一日となりますように。


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【本日の名言】

目標は絶対のものではなく、
方向を示すものである。

ピーター・ドラッカー

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<編集後記>

ちなみに、会社内、経営幹部内で話し合うと、
ほぼ100%意見がずれるそうです。
やっぱり、こういうことは普段考えられないものですよね。

でも長期的には、ゼッタイ大事。
と、考えてみて。思いました。
方向性が、ブレなくなるのでしょう。

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* 紀藤 康行*

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