配信日時 2018/04/20 09:08

小泉元首相の講演「決断のとき」を聞いて思ったこと【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

-----------------------------------------------------------------------------------

<本日のお話> 平成30年4月20日 (第1527号)

小泉元首相の講演「決断のとき」を聞いて思ったこと

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

------------------------------------------------------------------------------------

◎本メールマガジン(未来習慣)は、

 フランクリン・コヴィーで働く著者が、
 7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

 ------------------------------------------------
 皆さまの1日を5%元気にする
 ------------------------------------------------

 ことを目的とし、1500日以上にわたって毎日お届けしている、
 500社2500名が購読するビジネスメルマガです。

 熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

 ★紀藤康行プロフィール https://www.future-habits.jp/profile/

-----------------------------------------------------------------------------------

(本日のお話 2128文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

ならびに夜からは小泉純一郎元首相の講演を聞きに、
霞が関へ行って参りました。

76歳になった今でも、
人を惹きつけるオーラに溢れていて
大変面白く、学びになった2時間でした。

もっと、政治のこと、世の中のこと、
勉強しよう、と思った次第。



さて、本日の話です。

昨日の小泉元総理のお話。

政治家のため、小泉元総理に対する意見は、
賛否両論分かれるのでしょう。

ただ、昨日講演会で聞いた話は、
(それを支持する、しないは別として)
とても大切な話だと思いました。

その内容も、皆様にご共有させていただきつつ、
小泉元首相のお話からの学びを、お伝えできればと思います。


タイトルは、


【小泉元首相の講演「決断のとき」を聞いて思ったこと】


それでは、どうぞ。


■小泉元首相が最近出した本。

『決断のとき――トモダチ作戦と涙の基金 (集英社新書) 』
小泉 純一郎
http://amzn.asia/gTwmOND

という書籍があります。

変人総理と呼ばれた小泉元首相。
これまでのキャリアの中で、
どのように考え、決断してきたのかを、
今だから言える話も含め書き記している、大変興味深い本です。


この本の中で語られている、
一つのテーマが、

「原発ゼロ活動」

について。

先日の講演では、この話がメインでした。
今、小泉元首相は政治家の立場ではできない活動を、
粛々とやっている、とのこと。

お話は、以下のような話でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・私は(小泉元首相)は元々原発推進論者だった
 当時は、周りから言われることが、真実だと思っていた。
 
・政治家を辞めてから新しいことを知るにつれて、
 原発推進論者が言っていることが誤りであると知リ始めた。

・原発推進論者は、
 1,クリーンエネルギー、2,絶対安全、3,コストが安い、と言う。
 しかし専門家は絶対安全などないという。

・廃炉、管理、核のゴミの処理、、、お金も膨大にかかる。
 コストが安いなどとは言えるはずもない。未来に負債を残す。

・原発がなければ、電気がとまる、と言うけれども
 2011年の後、原発稼働ゼロの時期があったものの、
 日本は停電をすることなかった

・現実、日本において原発によるエネルギー生産量は2%程度。
 自然エネルギーは15%程度まで高まっている。

・ドイツフランスの30% 40%に比べると、
 日本の自然エネルギーの活用はまだまだ伸びしろがある。


・米国への忖度やら、と言われるし、
 それによって損失を被る組織ももちろんあるけれども
 その上で「原発ゼロ」はやるべきである。

・総理が意志を持って決めれば、必ず物事は実現される。
 トップがブレずにいれば、物事は成し遂げられる
 (それは、きっと、次か、次の次か、次の次の次かは、分からないけれど)

、、、

そんなお話をされていました。


■会場が、小泉元総理の語りに引き込まれ、
熱気に包まれる中、講演が終了。

時間もオーバーしている中で、
「では、 1人だけ質問を受け付けます」
と、モデレータの猪瀬元知事がいいます。

そして、ある1人の参加者が、小泉元総理に、
こんな質問をしたのでした。


「本日のお話、大変感銘を受けました。
 ”原発ゼロ”は私も大切なことだと思っています。
 それが、本当にできるんじゃないか、と思わされました。

 しかしながら、我々ような一般の人が、
 そのためにできる事は、いったい何なのでしょうか?」

、、、

すると、小泉元総理はこのように答えました。 


「 1人でも多くの人に伝えることです。

 自分が、 1人の人を、真剣に変えようとすることです。

 そうすれば、絶対に変わります」

、、、

そして、加えて、
このようなことを言いました。


「学ぶこと、向上心をもつこと。

 若い人には本当に大切にしてほしい。

 明治末期に来た、佐藤一斉という人が
 こんな良い言葉を残しています


 『少(わか)くして学べば壮にして為すあり。
 壮にして学べば老いて衰えず。 
 老いて学べば死して朽ちず。』


 ぜひ、学ぶ心をぜひ、持ち続けてください」

、、、

そんなお話でした。


■今回、私が小泉元総理の話を聞き、
今まで興味は持ちつつも、深く学んでこなかった事、

・エネルギーの話
・外交の話
・政治の利権の話
・官僚の変わらない体制
・政治家という仕事

などについて、
改めて視野が広がる感覚を持ちました。


と、同時に、
強く思ったことがあります。

それが、


『「学び」は、人生と世の中を変える』


ということ。

このことを、改めて、
力強く思ったのです。


新しい知識、あたらしい考え方を学ぶことで、
私達の脳内には新しい選択が生まれます。

自分が知らなかった世界が、
現実のものとして想像出来るようになります。

なりたい自分の姿がイメージできたり、
自分が何をすべきか、何を成したいのかも見つかったりする。

その、きっかけになりうるものは、
やはり「学び」なのです。


学び続ける限り、いくつになっても、
人の可能性は非常に続ける。

学べば学ぶほど、影響力も高まるし、
貢献できる割合も、ますます増えていくのでしょう。

原点は、やっぱり

「学び」

なのです。


■政治の話、原発の話、、、
いろいろな意見があり、それは対立も生みますが、
たくさんの人が、

「学ぶこと、向上心を持つこと」

を続ければ、
正しい方向に向かっていくのでしょう。


我々の人生自体も
その集合体である世の中も、
望ましい方向に向かっていくためにも、
 

「学ぶこと、向上心を持つこと」。


大切にしていきたい、

小泉元首相の昨日の講演「決断のとき」を聞き、
そう改めて思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆様にとって素晴らしい一日となりますように。


=============================
【本日の名言】

安心だ、問題はないと
考えること自体が、問題である。

安藤百福

========================== ===

<編集後記>

ちなみに、参考までに。
原発の比率など、まとまっています。
こういうことを、私達国民一人ひとりが知って、
それで議論をすることが大事なのだろうな、と思いました。

※参考:日本の発電力の供給量割合(火力・水力・原子力・風力・地熱・太陽光等)
https://sustainablejapan.jp/2017/06/06/electricity-proportion/13961



<皆様の、ご感想お待ちしています!>

ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓

https://goo.gl/SRppG8

==========================

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
1日を5%元気にするメルマガ「未来習慣」 facebookページ
https://www.facebook.com/futurehabits/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■


* 紀藤 康行*

フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
Mobile:080-4795-8424(優先) Tel:03-3264-7401
〒102-0075 東京都千代田区三番町5-7 精糖会館7F
http://www.franklincovey.co.jp/


【メール配信について】
※本メールは、不朽の名著『7つの習慣』に関するナレッジや、
 自己成長の気付きなどについてお送りしております。
※記事中でご紹介している内容については、著者の個人の見解であり、
 フランクリン・コヴィー・ジャパン(株)とは関係ありません。
※ビジネス&ライフに小さな変革を【未来習慣】の配信停止はこちら
 ⇒https://1lejend.com/stepmail/delf.php?no=HSfoIRnMfw