配信日時 2018/04/03 06:37

「一往復二作業のルール」で、快適な部屋を保とう【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成30年4月3日 (第1510号)

「一往復二作業のルール」で、快適な部屋を保とう

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 1954文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、新入社員研修「ディスカバリー」の
研修実施でした。

伝統的なモノづくりを支える企業様で、
入社式直後に、そのまま研修。

右も左も分からない新入社員の皆様で、
かなり緊張の色も見えましたが、
後半はだいぶ慣れてきた様子で、
ディスカッションも盛り上がっていました。



最近、”新入社員の課題”について、
諸々聞く機会があるのですが、

多くの場合、

「考えがない」

のではなく、

「考えを、うまく話せない」
(=否定されそう、慣れていない)

というのが実体なのだな、
とよくよく思います。

もちろん、新入社員の問題もあります。

しかし同時に、受け入れる側も、
これまで以上に”聴く姿勢”を意識していくことは、
何だかんだで大事なのだろう、と思う次第。


「最近の若いものは、、、」と口にした瞬間、
こちら側(上司、先輩)は、

「自分たちは変わるつもりはない」

と宣言していることに、等しくなってしまいます。

(相手によっては、言いたい気持ちはわかります、
 よーく分かるんです)


しかしながら、よく言われる名言の、


『過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来』


というスタンスが、事実であり、
生産的で前向きなあり方ではないか、と思います。

より良い結果のため、
この言葉を、胸に刻んでおきたいものだな、
と、ふと思った次第。




さて、前置きが長くなってしまいましたが、
本日のお話です。

最近、諸々、やるべきこと、
やりたいことが増えて、部屋がやたらと散らかっていることに
ふと、気がついたのでした。

それで、週末の夕方から、妻と共に
普段手をつけない部分の片付けをしました。

その際に、

「どうすれば部屋が、綺麗にキープしていられるか」

という議題について話をしていたときに、
ふと思い出した「あるルール」がありました。

それは、私が新卒で入社した、
飲食店チェーンで、何度も何度も何度も
私(紀藤)自身が、口を酸っぱくアルバイトに言っていた
「あるルール」です。


今日はそのお話について、
改めて大切だなあ、と思いましたので、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「一往復二作業のルール」で、快適な部屋を保とう】。


それでは、どうぞ。


■飲食の世界では、


『一往復ニ作業のルール』


というものがあります。


おそらくこれは、
私が新卒で入社した某飲食チェーンだけでなく、
あらゆる飲食店において、

”鉄則中の鉄則”

として、全てのアルバイト、
社員に徹底させられるマインドであり、
アクションかと思います。

(飲食関係で働いたことがある方は、
 皆さん、きっと、ご存じですよね!)


■さて、ではこの
『一往復二作業』とは、
どういうルールなのか?


言ってしまえば、この言葉、そのまんま。

「一往復する際に、最低二作業しましょう」

という話。



例えば、ホールスタッフが、
「お客様に料理を持っていく」ならば、

必ず、帰り道には、

・お皿を下げる
・作業台を拭く
・注文を取る

など何かしらのアクションをして帰るべし、
という話です。


「行く時に、最低、何か一つする」(=料理を運ぶ)。

「帰る時にも、最低、何か一つする」(=注文を取る、他)。


これをひたすらクセづけて、
意識せずとも出来るレベルまで、
落とし込んでいく。

そしてお店の文化にする。


これが出来ないと、

・お客様のテーブルにものすごーくお皿が溜まったり、
・またはお皿が洗えず不足したり
・料理が滞留したり、
・お客様のクレーム(またせすぎて)が発生する

などが起こってきます。

そして、店の回転も悪くなり、
店もきれいに保てなくなり、オペレーションも崩壊し、
最終的には、売上も落ちる。


しかし、逆にこの

『一往復ニ作業』(欲を言えば、三作業、四作業)

がホールスタッフだけでなく、
キッチンスタッフ、ドリンカー、、、
あらゆる人に徹底されてくると、
非常にスムーズに店が回り始める、

という「鉄則のルール」です。



■要は、

「ついでになんかやろうぜ」

と言う、シンプルな話です。


でも、この

『一往復ニ作業』

というアクション、徹底すると、
かなりパワフルな行動習慣になる、

と、ふと思ったのです。

特に、日常生活において、です。



例えば、

『家の部屋の片付け』

を考えてみると


・風呂に入りに行くついでに、
 食器を片付ける。

・風呂場にいき、風呂上がりのついでに、
 洗濯物を片付けていく。

・外出をする度に、
 ゴミを必ず捨ててしまう。

などすれば、
かなりいい状態がキープできるでしょう。

(きっと当たり前にやっている人も、
 たくさんいるのでしょうが、、、汗)



はたまた、仕事で、

『お客様と打ち合わせに出かける』

ときも、


・打ち合わせだけでなく、次回のアポイントをその場で決める

・近隣のお客様の予定を入れておく

・別部署を紹介してもらう


などなど、「本題」以外に、
もう1アクション、必ず付け加えて行動する、、、

とすれば、塵も積もればなんとやら、、、
で成果にも影響するでしょう。




そして、生産性が高い人とは、
あらゆる事において、

『一往復二作業』

の発想を出来る人のことなのでしょう。

人によっては、その一手が、
『一往復三作業、四作業、五作業』
となっている人、ままいるように思います。



■と、少し話が広がってしまいました。

しかし、この『一往復二作業』というのは、
根本中の根本であるがゆえに、

まず、その思考を身につけること、
そのための日常的な訓練をすることは、
非常に重要なのではないか、

と思うわけです。


そして、それを「部屋の片付け」で練習すれば、
きっと快適な部屋が保てる(はず)。




今週から4月。

新しい年度の始まりです。

子どもたちも、小学校に入ったり、
中学校に進学したり、習慣を変える、絶好の機会。


私たちも、桜の季節と共に、
新たな習慣を身に着け、自らを飛躍させていきたいものだな、

そう思った次第です。


ということで、ぜひ、


【「一往復二作業のルール」で、快適な部屋を保つ】、


共感された皆様は、
練習がてら、ぜひやってみてください。

私も、がんばります。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。


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【本日の名言】


時間を浪費するな、
人生は時間の積み重ねなのだから。

ベンジャミン・フランクリン
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<編集後記>

パソコンのファイヤーウォールのごとく(?)
一往復二作業のアプリケーションは、
常にまわしておきたいな、と思います。


<皆様の、ご感想お待ちしています!>

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皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
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* 紀藤 康行*

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