配信日時 2018/04/01 20:35

今週の一冊『伴走者』【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成30年4月1日 (第1508号)

今週の一冊 『伴走者』  

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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◎本メールマガジン(未来習慣)は、

 フランクリン・コヴィーで働く著者が、
 7つの習慣や体験談を元にした、「人生にちょっと役立つ考え方」を通じて、

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 皆さまの1日を5%元気にする
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 ことを目的とし、1500日以上にわたって毎日お届けしている、
 500社3000名が購読するビジネスメルマガです。

 熟読するも読み流すも、自由な形でご活用下さい。

 ★紀藤康行プロフィール https://www.future-habits.jp/profile/

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(本日のお話 1865文字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は友人とランチ。

その後は、4月以降の仕事の計画などを、
九段下のシェアオフィス(体験)にて。

最近、色んなところに、
働くことが出来るスペースが増えてきており、

かつ集中できる作りになっているため
カフェより数段便利です。




さて、毎週日曜日は、
オススメの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。


今週の一冊は

=======================

『伴走者』(著:浅生 鴨)
 
http://amzn.asia/0djLSi3

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です。


■本当に、心からお勧めしたい本は、

まず何から書き始めれば良いのか、わからなくなります。


この『伴走者』とは、そんな本。

、、、

ただただ、心揺さぶられました。




ちなみに、皆様は、
「伴走者」というスポーツの言葉を、
聞いたことがありますでしょうか。

「伴走者」とは、以下のように説明されます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ばんそうしゃ【伴走者】

視覚障害のある選手が安心して全力を出せるように、
選手の目の代わりとなって周囲の状況や方向を伝えたり、
ペース配分やタイム管理をしたりする存在。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この小説『伴走者』は、

実際の視覚障害者、伴走者への、
膨大な取材を元にした上で、

そんな「伴走者」にスポットを当てた小説です。



■私(紀藤)自身、

これまでフルマラソン、100キロマラソンと
幾度かレースにでていますが、

その都度、
「視覚障害者」というゼッケン、そして隣に並ぶ、

『伴走者』

というゼッケンを付けた人たちが、

一つのロープを手にして、
走っていく姿を目にしていました。



昨年、私が出場した、
「野辺山ウルトラマラソン」でも
同じことがありました。


路面も岩肌だらけのコース。
完走率も50%を下回るような、
日本屈指のハードなウルトラマラソンです。

健常者でも、完走は難しい。

そんな中、

「視覚障害者×伴走者」が、
制限時間5分前にゴールテープを切りました。


その時、会場全体から拍手が沸き起こりました。


「すごい、素晴らしい!」

そう思うと共に、同時にふと、
こう思ったことを覚えています。


「伴走者の方は、どんな気持ちで走っているんだろうか、、、」


、、、と。


■「伴走者」とは、あくまでも
「視覚障害者」のサポート。

私はそう思っていました。

だから、私自身、

・本当は自分が記録を狙いたいのだろう、、、

・相手に併せて走るということは、
 きっとよほど奉仕・貢献欲の強い人なんだろう、、、

・一人で走ったほうが気持ちいいのに、
 なぜ「伴走者」を選ぶのだろう、、、


と、明確に、
頭の中で”言葉”にはならなくとも、
うっすらと輪郭をもたないイメージとして、

”彼らはサポーターである”
”補助をしている”

という表面的な捉え方をしていました。


、、、ですが、この小説を読んで、
私は何と浅はかだったのか、と思いました。


そして、


『「伴走者」とは何か』

『視覚障害者のスポーツとは何か』


を深く、考えさせられたのでした。


そして、その熱い感動に、
ただただ泣けてきました。



■さて、そんな事を感じさせられる、
小説『伴走者』のストーリ。

以下のような内容です。

「マラソン」「スキー」、2つのエピソードが、
約1時間ほどで読める短編小説として描かれます。


(以下、Amazon内容紹介より引用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「お前は伴走者だ。俺の目だ」


『夏・マラソン編』
「速いが勝てない」と言われ続けた淡島は伴走者として、
勝利に貪欲で傲慢な視覚障害者ランナーの内田と組むことに―。

『冬・スキー編』
優秀な営業マンの涼介は、会社の方針で
全盲の天才スキーヤーの女子高生・晴の伴走者をするよう命じられるが…。



自分ではなく他人のために勝利を目指す。
熱くてひたむきな戦いを描く、新しいスポーツ小説!

「泣けた、とは言いたくない。それとはちがうのに、涙がでるのだ。」――糸井重里さん

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


自分ではなく、他人のために勝利を目指す。

そして、それが自分のためでもある。

そんな新しいスポーツの姿を、

そして人の信頼の素晴らしさを、
心から感じさせられる一冊です。


東京オリンピック・パラリンピックがありますが、

「パラリンピック」

について理解する上でも、
非常にお勧めの一冊です。


そして、ランナーの方には、特にお勧め。
描写が全てイメージできるので
心にグサグサ刺さるはずです。


一人でも多くの人に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

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【本日の名言】


私に分かっていることはと言えば、
私が何も知らないということだけだ。

ソクラテス

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<編集後記>

ちなみに、この本の「マラソン編」は、
なんと無料(!)で読むことができます。

『伴走者 夏・マラソン編 Kindle版』(伴走者 刊行記念)
https://www.amazon.co.jp/%E4%BC%B4%E8%B5%B0%E8%80%85-%E5%A4%8F%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%83%B3%E7%B7%A8-%E6%B5%85%E7%94%9F%E9%B4%A8-ebook/dp/B079S37QX9

熱い話が好きな人、走ることに共感する人は、
絶対、読んだほうがいいです。
その良さを、保証します。


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皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
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* 紀藤 康行*

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