配信日時 2018/03/23 12:26

「ポストが赤いのも自分のせい」くらいに思ったほうが、実はストレスが少ない【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成30年3月23日 (第1499号)

「ポストが赤いのも自分のせい」くらいに思ったほうが、実はストレスが少ない

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 1885文字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
ならびに夜は、同期の同僚と食事。

普段バタバタと動いていると、
身近な人でも、あまりゆっくりと
話をする機会もないものです。

久しぶりに腰を据えて話すと、
色んな気付きがあって良いですね。楽しい時間でした。

ただ、最近ランニングしていないので、
そろそろ再開しようかな、と思いつつ。




さて、本日のお話です。

最近、多くの人が関わる案件に
携わることが増えていて、

「全然考え方違うよなあ、、、」

と痛感する(頭を悩ます)ことが多くなっています。

今日はそんな近況の中で思ったことを、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。

タイトルは、


【「ポストが赤いのも自分のせい」くらいに思ったほうが、
  実は、ストレスが少ない】


それでは、どうぞ。



■人の考え方は、本当に千差万別です。

・誰が正しい、
・誰が間違っている、

と断言できないことが、
世の中にたくさんあります。


確かに意見は違うけれど、
それは、ただ”違う”だけ。

そういうこと、仕事をしていても、
たくさんあるよなあ、とよくよく感じます。

(まあ、明らかに間違っている場合もありますが、、、
 ミス、遅刻、人への迷惑、などでしょうか)


■そもそも、

・どんな親、友人と関わり、考えたかも違う。
・趣味も休日の過ごし方も違う、
・どんな上司に出会い、どの様に教わったかも違う
・どんな業界で経験をし、どのルール下で学んだかも違う
・慣習も、当たり前も違う。

、、、


同じ日本とはいえ、
やっぱり”違う”環境で育ち、
経験をしてきたから、”違う”生き物です。


そして、仕事で言えば、
同じ「職場」だったとしても、

・年代も違えば、
・立場も違えば、
・与えられた役割も違う
・持っている情報も違う。

、、、

そして、それぞれが誇りを持って、
信念を持って働いていればいるほど、

「意見の相違」

というものも、必然的に、
生まれてきてしまうのだろう、

と思います。


■私も、最近、そんな

「信念と信念の狭間」

に挟まれている、
と感じることが多くなってきました。

そんな中、

「どうすることがよいのか、、、」
「自分はどうしていきたいのか、、、」

を、考えることが増えている様に思うのです。

そんな状況を、妻に話したところ、
彼女がふと言った言葉が、


「先日行ったセミナーで、
 『ポストが赤いのも自分のせいって思え』って、
 言ってたよ』

、、、と、ふと言ったのでした。


「いやいやいや、そんなこと言ったって、、」
と思うと同時に、はっとした感覚もしたのでした。

私も以前、

”「ポストが赤いのも自分のせい。
  それくらいの当事者意識を持ちなさい”

みたいなことを、何かの本で読んだことがありました。


その時は、ピンと来なかったのですが、
何となく、その理由がわかる気がしたのです。


■思うのですが

”もっともストレスフルかつ不健全な状態”

というのは、

「周りがこうだからダメなんだ」
「なんで他の人は理解してくれないのか」
「あの人の性格が変わってくれたら良いのに」

というように、

”『自分は、どうしようもできない感』
『被害者意識』に、頭を占領されたとき”

に、起こると思うのです。

そうなると、
無力感を感じ、辛く、虚しく、
エネルギーが無くなる感覚を覚えるし、。

「どうしようもない、、、」という言葉ほど
”希望を見失う言葉”は、ないようにも思うのです。



■と、すると。

ちょっと極端なようですが、

”「ポストが赤いのも自分のせい」くらいに思うこと”

すなわち、

「自分がなんとかするスタンス」でいたほうが、
「まだまし」である、と思うのです。


正しく言うのであれば、


『「どうしようもない」と言うよりは、
  「ポストが赤いのも自分のせい」と言ったほうが、
  まだ、精神的に健全な状態、前向きな気持ちでいられる』


と思うわけです。



「あの人が理解してくれない」
「あの人の考えが変わらない」
「あの人が、環境が、周りが、、、」

そう”外部の責任”にした瞬間に、
前に進むことができなくなります。

”外部の責任”にした瞬間、

「あの人にどうしたら、理解してもらえるだろうか」
「どうしたら、この状況をなんとかできるのだろうか」
「どうすれば、お互い歩み寄れるだろうか」

という”解決策”を考えつこうとする、
エネルギーがなくなってしまう。

それは、綺麗事ではなく、
自分の精神衛生上、よくない。

そう、感じます。


■そんな事を考えると、
妻がふと言ったように、


【「ポストが赤いのも自分のせい」くらいに思ったほうが、
  実は、ストレスが少ない】


と言えるのではなかろうか、
そう思えるのです。


状況はどうであれば、
大切なのは、気持ちが前向きでいること。

「どうしようもない」
「周りがこうなればいいのに」

と”被害者”になるより、

「自分がなんとかできる」
「自分がなんとかしてみせる」

と最後の最後まで思い続けられたほうが、
よっぽど健全だし、可能性も拡がるものだよな、

そんなことを思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。


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【本日の名言】


暗いと嘆くより
あなたがすすんで光を灯しなさい。

マザー・テレサ

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<編集後記>

本当に、「どうしようもない」と断言できるまで、
やりきったのか、出し切ったのか。
そこが、大事です。

<皆様の、ご感想お待ちしています!>

ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
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* 紀藤 康行*

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