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<本日のお話> 平成30年3月3日 (第1472号)
「あの人が7つの習慣を学べばいいのに、、、」
と思った瞬間、「7つの習慣」は成立しなくなる
フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤
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(本日のお話 1643文字/読了時間2分)
※昨日の土曜日のメールが手違いでお送りできておらず、
土曜日の号としてお送りしております。
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、2件のアポイント。
並びの夜は、プライベートで参加をしている
私塾の集まりでした。
その後はそのまま懇親会。
久しぶりに「華金」っぽい飲み会の夜でした。
二日酔いです。
*
さて、本日のお話です。
私(紀藤)は、今の仕事柄、
『7つの習慣』を企業研修としてご提案しています。
しかし、ご提案するたび、
そして導入いただく度に思うこと。
それは、
「まだまだ、自分で出来てないよなあ」
という、反省にも似た、
自戒の念です。
今日はそのことについて感じたこと
そして”「7つの習慣」を学んだ人が陥りがちな罠”について
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「あの人が7つの習慣を学べばいいのに、、、」
と思った瞬間「7つの習慣」は成立しなくなる】
それでは、どうぞ。
■世界3000万部。日本では220万部。
ビジネス雑誌の特集で
「絶対読むべきビジネスの名著」
みたいなものがあると、
ほぼ必ずと言うほど上位に食い込むのが、
『完訳 7つの習慣 ~人格主義の回復~』
スティーブン・R・コヴィー
http://amzn.asia/0k9Iche
という本です。
*
10万部売れればベストセラーと言われる
ビジネス書業界において、なんだかんだで
これほどの販売数を記録し、今なお売れ続けているということは、
『7つの習慣』は、やっぱり「名著」なのでしょう。
(ちょっとした身内びいきがあるかもしれませんが)
■ご存知の方にとっては、
今更になってしまいますが、
この『7つの習慣』、
本当に真っ当なことが書いてあるのです。
例えば、
『第1の習慣 主体的である』では、
”「自律」して、「自分で行動を選択」して、
「自分ができる事にフォーカス」しよう”
と言いますし、
『第3の習慣 最優先事項を優先する』では、
”「緊急でなく、重要なことに時間を使おう」”
と言いますし、
『第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される』では、
”「まず相手の話を聞くことに徹しよう。傾聴しよう」”
と言います。
言っているすべてが、
誰もがわかる、子供でも分かる、
”ものすごく当たり前のこと”
”ものすごくいいこと”
なのです。
それができれば、
きっといい結果がでるだろうな、
と思えることです。
ですから、誰かから、
「”まず理解に徹する”、ですよね!(第5の習慣より)」
と言われたら、当然、
「そりゃそうだ」と認めざるを得なくなる。
そんな強い力を持っているようにも思えるのです。
■しかしながら、
”知れば知るほど、学べば学ぶほど、陥りがちな罠がある”、
とも、思うのです。
それは、どういう罠かというと、
「7つの習慣」を学んだ人が、
”誰か”をイメージして、
「うちの部下は、全然”主体的”じゃないんですよ。。。」
「うちの上司、全く”傾聴”がわかっていないんですよ。。。」
「会社がそもそも”重要なこと”にフォーカスしてないんですよ。。。」
と、”誰か”のことを、嘆くケース。
いやいや、そんな、、、と思いながら、
この現象本人は気づかずやっているパターン、
実は物凄く多いのです。
■しかしながら、
『7つの習慣』の著書のコヴィー博士は、
こんな名言を残しています。
=====================
問題が自分の外にあると考えるならば、
その考えこそが問題である。
スティーブン・R・コヴィー
=====================
、、、と。
誰かが、”こう言った”から。
あの人が”あんな態度”だから。
彼の性格が”あんな風”だから。
そう思って、結果として、
【あの人が「7つの習慣」を学べばいいのに】、
そう言い放った瞬間に、
もう本質的に「7つの習慣」ではない。
変わるのは”誰かである”、
と主語を向けた瞬間、成立しなくなるのが
「7つの習慣」である、、
このことを、重々理解することが必要なのだろう、
と思うのです。
■それは、本当に勇気がいるし、
辛いし、覚悟がいること。
言うは易し行うは難し。
こう言っている私(紀藤)も、
自分の言葉を自分にそのままぶつけるべき、
と思うほど、言いながら胸が痛いです。
でも、
「あの人が◯◯すべき」
「あの人が変わればいい」
と期待しても、何も始まらない。
これはあらゆる人に言えることだし、
いつの時代も、どんな時も、
何がどうなろうと、変わるのは自分、
そう思っていないと、
自分は永遠に「犠牲者」になってしまい、
変えられるものも、変えられなくなってしまう。
だからこそ、365日、24時間
【インサイド・アウト】(=自分がまず変わること)
という言葉を忘れず、戒めること。
難しい旅路だとしても、
表面的でなく、勇気を持って、
そう言い聞かせて、自らを躾けていきたい、
そのように思うのです。
弱い自分と、戦っていきたいものです。
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<今日の未来習慣>
「変わるのは誰かである」と思ったことがないか、
思ってはいないか、胸に手を当てて、考えてみる。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
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【本日の名言】
変化を望むならば、まずは己自身が
変わらねばならない。
マハトマ・ガンディー
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<編集後記>
本当に、胸が痛くなるくらい、
大変なことですが、それがいつ何時もできるよう、
自分を磨いていきたいものです。
<皆様の、ご感想お待ちしています!>
ぜひ、率直なご意見など、
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皆様の言葉が、力になります。
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* 紀藤 康行*
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