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<本日のお話> 平成30年2月11日 (第1452号)
今週の一冊『日本再興戦略』
フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤
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(本日のお話 2345文字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日より連休を利用して、
とあるワークショップに参加しております。
『さあ、才能に目覚めよう』
http://amzn.asia/9kFvoT6
という本で有名な、
”ストレングスファインダー”
なる世界200万人が受講している強み分析を利用した、
コーチングの資格取得のためのワークショップ。
*
『7つの習慣』でも、
”第2の習慣 終わりを思い描くことから始める”において、
「自分自身の価値観を知り、ミッションを見つけること」
の重要性を伝えています。
今回の「強み分析」は、
”ミッション”とも連動する話であり、
これを学ぶことで、より多くの人材育成の価値をお伝えできるな、
とワクワクしております
引き続き、学んでまいります。
(90万なので、元を取らねば、、、汗)
また、ランニングは、本日も走れず。
明日こそは。
<現在の走行距離 10キロ(あと150キロ)※あと18日>
*
さて、毎週日曜日は、
おすすめの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『日本再興戦略』(著:落合陽一)
http://amzn.asia/b2g6NNn
=======================
です。
■これからの先の日本の未来を、
多くの識者が危惧しています。
そして、それは多くの人が、
今では知ることになりました。
一番は御存知の通り、
『少子高齢化、人口減少』
です。
本の国力、
パワーベースを大きく下げる人口動態の変化は、
”避けられない未来”
として大きく口を開けて
待ち構えています。
■具体的には、
・2024年には、3人に1人が65歳以上の
超高齢化社会になる。
・2042年には、高齢者人口が約4000万人のピークになる。
・2053年には、総人口が9953万人になる。
ことは、決まっている未来です。
*
だから、
”日本は人口が減り続ける。
↓
働き手はいなくなり、産業が弱くなる。
↓
国として稼ぐことができなくなり、
経済は縮小し続ける。
↓
結果、日本には暗い未来が待っている”
、、、
というロジックで、
「日本は沈みゆく船」のように
語られることが多くなってきたのでした。
実際、私(紀藤)も、
日本の未来を危惧しています。
■さて、そんな中、今週ご紹介の
『日本再興戦略』
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は、そんな”待ち構える危機的な未来”の中で、
「この危機と言われている今こそ”チャンス”である」
と唱えているのです。
そして、
”明るい未来に変えていくために、
我々日本人に、今何が必要なのか”
を、ポジティブな考えで、
未来志向で問うている本です。
■さて、この本の著者、落合陽一氏。
筑波大学 学長補佐、研究者であり、
大学教員、博士(学際情報学)という、
識者としての顔を持つとともに、
メディアアーティストであり、
実業家でもあるという
今の日本に影響を与えているインフルエンサーの一人。
※詳しくはこちら
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E5%90%88%E9%99%BD%E4%B8%80
*
そんな氏が書籍の中で、語ることは
・西洋文化への憧れの中で見失った「日本人のアイデンティティ」とは?
・日本人がいかにメディアに洗脳されているのか、について
・日本が失ってしまった「日本の文化への理解」とは?
というような、
”多くの日本人が、気づいていない大きな問題点”
について語ります。
こういった話は、つい複雑で、
小難しい話になりがちですが、
・わかりやすく
・シンプルで、
・短い言葉で
要点を伝えてくれています。
そして、問題を伝えた上で、
・我々がこれから何を取り戻すべきなのか
・西洋への憧れでなく、何を正しく理解すべきなのか
・日本が世界の中で存在感を発揮するために、
どのような産業に着目すべきか
・日本がどういった政治体制を持つべきか
・日本がどういった外交をすればよいのか
などの”日本人のあり方”、
”国の仕組み”について、やはり
「わかりやすく」
伝えてくれる、そんな本です。
■繰り返しになりますが、
この本が素晴らしいのは、
”今日本人が知るべき大切な話を、
「シンプルに、平易に」伝えてくれている点”
です。
それは恐らく(私の予想ですが)
・落合氏が30歳という若手の研究者であること
・聡明な知性を持ちながら、
これまでの日本の問題点を理解していること
・今風の感性を持ち、世の中を見据えている、
ことではないか、と思っています。
だから、読みやすく、わかりやすい。
■今、日本は、ターニングポイントです。
それは、冒頭にお伝えしたように、
”少子高齢化、人口減少”
という大きな波がやってくるから。
そんな中で、日本は
”世界のルール”を抑えた産業を、
育てられていません。
インターネットのGoogleも、
マイクロソフトも、
アップルもアマゾンも、
世界のルールになっている産業は、
みんな、アメリカの企業です。
使えば使うほど、海外にお金が落ちていきます。
一方、日本では、
”ものづくり産業”が有名ですが、
これからを考えると国を支える産業が、
どうなるかわからない。
■だから、これから日本は、
新しい産業を作っていくべきだし、
何で戦うかと言えば、、
アジアに先んじた課題先進国として、
「少子高齢化を乗り越えた国」
として、地位を作ることが、
一つの戦略になるのでしょう。
そんな話を含めて、
いちばん大切なのは、我々一般人も含めて、
”まずは現状を認識すること”
が物凄く大切である、
と思いのです。
■日本が世界で注目をされる、
無血の革命「明治維新」の後、
福沢諭吉は、
『学問のすすめ』
を書き、当時3300万人の人口の中、
340万部のベストセラーとなりました。
つまり、日本人の10人に1人が、
”本”を通じて、文明的に未開の当時で、
「学ぶことの大切さ」
を認識し、共通の問題意識を、
皆で、共有しました。
そして、劇的に成長したのです。
*
普通に生活をしていると、
今の暮らしは当たり前のように思えます。
でも、これらも全て先人の努力の賜物でありますし、
受け継がれてきたバトンを次に繋げていく、
ということも、
私達の一つの使命ではなかろうか、
と私は感じます。
■、、、と、つい熱く語ってしまいましたが、
「日本の問題」&「日本再興戦略」
を、わかりやすく理解する上で、
大変オススメの一冊である、
ということを改めてお伝えしたいと思います。
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<今週の一冊>
『日本再興戦略』(著:落合陽一)
http://amzn.asia/b2g6NNn
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<編集後記>
働き方改革を実現するのは、
人の「強み」にフォーカスにすることである、と思いました。
沢山の人に伝えたいなあ。
この話は、また改めて。
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* 紀藤 康行*
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