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<本日のお話> 平成30年1月16日 (第1426号)
”脳がイライラしている状態”こそが、学びにおける急成長のサインである
フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤
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(本日のお話 1883文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに、社内ミーティング。
夜は、友人のモノづくり社長と、
新年会兼、懇親会でした。
*
昨日は、走る時間がなく、0キロ。
<現在の走行距離 172キロ(あと87キロ)※あと5日>
今日は走ります。
*
さて、早速ですが、
本日のお話です。
週末、早稲田大学の4年生で、
東進ハイスクールの塾で生徒のコーチなどをやっていた
私の従兄弟とランチをしたのですが、そんな彼からふと、
「TOEIC900点いったよ」
と素晴らしい報告を受けました。
彼は、海外経験もなく、
特に特別な塾を行ったわけでもありません。
しかし、彼が短期間で、
褒められるべき結果を生み出した、
”学びのこだわり”
があり、その話が大変参考になるものでした。
ということで本日は、そのお話について、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【”脳がイライラしている状態”こそが、学びにおける急成長のサイン】
それでは、どうぞ。
■「後生畏る可し」(こうせいおそるべし)。
などと言いますが、
最近つくづくその通りだな、と思います。
先述の早稲田大学4年生の従兄弟。
前々回あったとき、
「やっくん(私の呼称)、外資系で英語使ったりするんでしょ。
それで、英語勉強しているんでしょ。どうやって勉強したの?」
とアドバイスを乞われたのでした。
実際は英語を使うことはほぼないのにも関わらず(汗)
当時読んでいた「英語の学習本」より、
「そうだね。ディクテーション(聞いたものを書き取る)のが
ものすごい効果的だよ」
などと、大した実力もないのに、
ドヤ顔で言い伝えたのでした。
(今思うと恥ずかしい)
「そうなんだね!」と、ピュアな彼は真摯な眼でその言葉を受け取り、
そして別れたのでした。
■、、、そして、先日。
再会をするや否や、
「言われた通り、ディクテーションばかりやったら
900点とれたよ。自信になった!」
と報告を受けたのでした。
スゴイ、と単純に思うとともに、
私は、TOEICはしばらく受けていませんが、
間違いなく、その点では遥か先に行った彼と相対して、
「後生畏るべし」
という感覚とともに、
(どのように彼が短期間で、成長したのできたのか?)
が気になったのでした。
■そして彼に、こう聞いてみました。
「なぜそんな短期間でスコアがあがったのか?」
すると、このような返事が返ってきたのでした。
*
「東進ハイスクールでバイトしていた時に、
”勉強は、時間をかければいい”って思われがちだけど、
それは違う、と思った。
1時間勉強した、とか2時間勉強した、とか。
それは違うんだよね。
あくまでも、「目標を達成するための勉強」が必要で、
そのためには、いかに「脳」を酷使するか、だと思ってる。
僕の場合の、急角度で学べているかどうかのポイントは、
『脳がイライラするかどうか』
を基準としてたよ。
わからないと腹が立つ、でもそれがなくなるまで、
脳がイライラしなくなるまで、ひたすら同じ本を
6回くらいディクテーションしたよ」
そんな話を聞いたのでした。
■その話を聞いて、
「さすが、追い込むな」とその姿勢に共感するとともに、
仕事でも、他の趣味でも、なんでも
「よい高い成果を出そうとする際に、共通の考えである」
と、しみじみ思ったのです。
よく、生産性、働き方改革、
などと言われて久しいですが、
”今日は「8時間」、仕事をした”
という基準で仕事をし、満足をしてしまうということ、
未だ少なくない様に思います。
他にも、
”今日は「1時間」本を読んだ”
とか、
”今日は「1時間」走った”
とか、
”今日は「1時間」ディスカッションした”
というように、
「時間」で己の努力を測る、ということ、
やはりまだまだ多いように思います。
もちろん、それも一つの基準。
■しかし、例えばランニングでも、
自分の息が上がらない、
ゆっくりとしたペースで1時間、
いくら走っても、一定以上は走力は上がらない。
心肺機能に負荷をかけなければ、
「身体をイライラさせ」なければ、
成長することはありません。
ディスカッションだって、
何となくふんわりとした議論で、
意見をぶつけ合うことなく、
何も決めることがなく、話して終わり、
となれば、1時間話したとしても、
生み出すものは少なくなるかもしれません。
やはり、「負荷」は必要なのです。
■成長には理由があります。
それは、自然界の”原則”とも呼べること。
すなわち
『己に負荷をかけること』
これに限ります。
だからこそ、より賢く、
より知恵を付け、より頭の回転をよくしたいのであれば、
【”脳がイライラしている状態”こそが、学びにおける急成長のサイン】
として、己に負荷をかけることが必要なのであろう、
そう、思った次第です。
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<今日の未来習慣>
より短い時間で、同じ目標を達成してみる
例・1時間で読んでいた本を、45分で読んでみる
・1時間でやっていた仕事を、45分で終わらせてみる
・1時間で走っていたコースを、45分で走りきる
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
本日が皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。
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【本日の名言】
偉業は一時的な衝動でなされるものではなく、
小さなことの積み重ねによって成し遂げられるのだ。
フィンセント・ファン・ゴッホ
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<編集後記>
負荷をかけ、壊し、また負荷をかけ、壊し。
そうすることこそが成長である、とつくづく思います。
私も「脳がイライラする」レベルで、もっとやらないとな、と思いました。
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* 紀藤 康行*
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