配信日時 2018/01/16 08:29

”脳がイライラしている状態”こそが、学びにおける急成長のサインである【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成30年1月16日 (第1426号)

”脳がイライラしている状態”こそが、学びにおける急成長のサインである

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 1883文字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに、社内ミーティング。

夜は、友人のモノづくり社長と、
新年会兼、懇親会でした。



昨日は、走る時間がなく、0キロ。

<現在の走行距離 172キロ(あと87キロ)※あと5日>

今日は走ります。



さて、早速ですが、
本日のお話です。

週末、早稲田大学の4年生で、
東進ハイスクールの塾で生徒のコーチなどをやっていた
私の従兄弟とランチをしたのですが、そんな彼からふと、

「TOEIC900点いったよ」

と素晴らしい報告を受けました。

彼は、海外経験もなく、
特に特別な塾を行ったわけでもありません。

しかし、彼が短期間で、
褒められるべき結果を生み出した、

”学びのこだわり”

があり、その話が大変参考になるものでした。


ということで本日は、そのお話について、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【”脳がイライラしている状態”こそが、学びにおける急成長のサイン】


それでは、どうぞ。



■「後生畏る可し」(こうせいおそるべし)。

などと言いますが、
最近つくづくその通りだな、と思います。


先述の早稲田大学4年生の従兄弟。

前々回あったとき、


「やっくん(私の呼称)、外資系で英語使ったりするんでしょ。
 それで、英語勉強しているんでしょ。どうやって勉強したの?」


とアドバイスを乞われたのでした。


実際は英語を使うことはほぼないのにも関わらず(汗)
当時読んでいた「英語の学習本」より、

「そうだね。ディクテーション(聞いたものを書き取る)のが
 ものすごい効果的だよ」

などと、大した実力もないのに、
ドヤ顔で言い伝えたのでした。

(今思うと恥ずかしい)



「そうなんだね!」と、ピュアな彼は真摯な眼でその言葉を受け取り、
そして別れたのでした。



■、、、そして、先日。

再会をするや否や、


「言われた通り、ディクテーションばかりやったら
 900点とれたよ。自信になった!」


と報告を受けたのでした。


スゴイ、と単純に思うとともに、

私は、TOEICはしばらく受けていませんが、
間違いなく、その点では遥か先に行った彼と相対して、

「後生畏るべし」

という感覚とともに、

(どのように彼が短期間で、成長したのできたのか?)

が気になったのでした。


■そして彼に、こう聞いてみました。


「なぜそんな短期間でスコアがあがったのか?」


すると、このような返事が返ってきたのでした。



「東進ハイスクールでバイトしていた時に、

 ”勉強は、時間をかければいい”って思われがちだけど、
 それは違う、と思った。
 1時間勉強した、とか2時間勉強した、とか。
 それは違うんだよね。
 
 あくまでも、「目標を達成するための勉強」が必要で、
 そのためには、いかに「脳」を酷使するか、だと思ってる。

 僕の場合の、急角度で学べているかどうかのポイントは、

 『脳がイライラするかどうか』

 を基準としてたよ。

 わからないと腹が立つ、でもそれがなくなるまで、
 脳がイライラしなくなるまで、ひたすら同じ本を
 6回くらいディクテーションしたよ」


そんな話を聞いたのでした。


■その話を聞いて、
「さすが、追い込むな」とその姿勢に共感するとともに、

仕事でも、他の趣味でも、なんでも
「よい高い成果を出そうとする際に、共通の考えである」
と、しみじみ思ったのです。


よく、生産性、働き方改革、
などと言われて久しいですが、

”今日は「8時間」、仕事をした”

という基準で仕事をし、満足をしてしまうということ、
未だ少なくない様に思います。


他にも、

”今日は「1時間」本を読んだ”

とか、

”今日は「1時間」走った”

とか、

”今日は「1時間」ディスカッションした”

というように、

「時間」で己の努力を測る、ということ、
やはりまだまだ多いように思います。


もちろん、それも一つの基準。



■しかし、例えばランニングでも、


自分の息が上がらない、
ゆっくりとしたペースで1時間、
いくら走っても、一定以上は走力は上がらない。

心肺機能に負荷をかけなければ、

「身体をイライラさせ」なければ、

成長することはありません。


ディスカッションだって、
何となくふんわりとした議論で、

意見をぶつけ合うことなく、
何も決めることがなく、話して終わり、

となれば、1時間話したとしても、
生み出すものは少なくなるかもしれません。

やはり、「負荷」は必要なのです。



■成長には理由があります。

それは、自然界の”原則”とも呼べること。

すなわち

『己に負荷をかけること』

これに限ります。


だからこそ、より賢く、
より知恵を付け、より頭の回転をよくしたいのであれば、


【”脳がイライラしている状態”こそが、学びにおける急成長のサイン】


として、己に負荷をかけることが必要なのであろう、
そう、思った次第です。


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<今日の未来習慣>

より短い時間で、同じ目標を達成してみる

例・1時間で読んでいた本を、45分で読んでみる
 ・1時間でやっていた仕事を、45分で終わらせてみる
 ・1時間で走っていたコースを、45分で走りきる

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

本日が皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

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【本日の名言】

偉業は一時的な衝動でなされるものではなく、
小さなことの積み重ねによって成し遂げられるのだ。

フィンセント・ファン・ゴッホ
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<編集後記>

負荷をかけ、壊し、また負荷をかけ、壊し。
そうすることこそが成長である、とつくづく思います。
私も「脳がイライラする」レベルで、もっとやらないとな、と思いました。


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* 紀藤 康行*

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