配信日時 2018/01/03 14:51

「キツい」を耐えられる心の作り方【フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤】

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<本日のお話> 平成30年1月3日 (第1416号)

「キツい」を耐えられる心の作り方

フランクリン・コヴィー・ジャパン紀藤

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(本日のお話 1740文字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は、妻の実家の茨城ひたちなかにて。

司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』に、
今更ながらハマッております。

また、妻の実家にあったピアノで、
往年のドラマ「ロンバケ」の曲をお互い弾いてみたり、
(どちらも昔、ピアノを習っていた)

ゆるりとした正月を過ごしておりました。



また、昼からは、
一人で15キロのランニング。

<現在の走行距離 107キロ(あと143キロ)※1月20日まで>

です。



さて、本日のお話ですが、
ランニングからの学びを一つ。


昨日のランニングでは「ビルドアップ走」という、
己の心肺に負荷をかけるという練習をしました。

ランナーにとっては、
比較的有名な練習方法です。

しかし、私は今まで、
チャレンジをしたことがありませんでした。

そこで昨日、初めて挑戦をしてみたのですが、
色々な気付きがありましたので、

そのお話について、
本日は皆様にご共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【「キツい」を耐えられる心の作り方】。


それでは、どうぞ。



■「ビルドアップ走」と呼ばれる、
有名なランニングの練習法があります。


ちなみに、こんな練習。



<ビルドアップ走とは>

余裕のあるペースで走り始め、次第にペースを上げて行きながら、
一定の距離または時間を走りきるトレーニング法。

距離とペースの設定次第で、
さまざまなトレーニング効果が得られる。

フルマラソンのトレーニングとしても非常に効果的であると同時に、
十分なウォーミングアップ時間を確保することが難しい
市民ランナー向けのトレーニングとも言える。

参考:Runnetより
https://runnet.jp/community/dictionary/item_n328.html



とのこと。


■平たく言えば、

”ちょっとずつペースを上げていって、
 最後は、己の限界まで追い込む”

という練習です。


この方法が支持されている理由は色々あるのですが、


1,最初から無理をしなくていい

2, でも、身体が温まってきたら、負荷をかけていく

3,最後は、肉体の限界まで出し切る


このステップが、
いい感じに己を追い込みやすく、

結果、多くの人の”秘められた能力”を、
解放しやすくしてくれることかと思います。



■実は、ランニングの練習をする度、
私はいつも、こう思うのです。

それは、

「走るの、めんどくさい」

、、、と。


どれだけ走っていようが、
走り始めは身体が重たい。

というか、そもそも、
「目標志向」でランニングをしているので、
ランニング自体が、物凄く好き、というわけではないのです。

本当は、テニスが好きなのです。



そんな私が、ランニングの練習で、
急に全力で走るなど、やりたくないし、ムリなのです。

しかし、不思議なもので、
走っていると少しずつ身体が慣れてきて、

「あ、楽しいかも、、、」

と、なんだかんだ、
毎回思うのが不思議なのです。

そうして、

「もうちょっといけるかな」
「あと5キロ走ってみようかな」
「少しペースを上げてみようかな」

と、つい、自分を追い込んでしまう。。。

これを繰り返し、気づいたら、
100キロウルトラマラソンなぞに、
出場することになっていたのでした。



そして、恐らくこの感覚は私だけでないのでしょう。

多くのランナーが同じように感じるがゆえに、

「ビルドアップ走」(=少しずつ負荷を高めていく)

という練習法が、
多くの人にとって支持されているのではないか、

と思うのです。



■昨日、そんな「ビルドアップ走」をしながら、
この感覚を、全身で感じていました。


昨日の練習では、

・最初の5キロは、5:00/キロ。
・その次の5キロは、4:40/キロ。
・そして最後の5キロは、4:20/キロ。

と、段々負荷を上げていきました。


走り終わりの最後の5キロは、
心拍170を超えるレベルで、敢えて追い込みます。

これは、もうゼエゼエ、ハアハアの、
かなりしんどく、やめたくなるレベル。

でも、これができれば
「フルマラソン3時間30分はきれる」と言われている。

そして、”ちょっとずつ負荷を高めてきた”
というステップを踏んでるから

「厳しいけど、何とかいけそう」

という感覚も、あるのです。


■そうすると、これまでに私が伝えてきた、

【負荷をついかけてしまうやり方】

に、ハマってくるのです。



『一段一段、登るがごとく』

『最初はゆるく、次第に激しく』

『高い壁を、1つずつ超えていく感覚』


こんな状況の中に己を置くことで、

『ビルドアップ(負荷を高める)の仕掛け』

が発動し、己を効果的に追い込むことができる、

そのように、感じたのでした。




■当たり前ですが、
「キツい」ことは、楽しくないし、
好きな人は、そうそういないはず。


でも、間違いなく言えることは、

『”己の限界を超えること”によって能力は高まる』

このことは、断言できます。



ただ、最初から、高い壁は難しい。

だからこそ、


『一段一段、登るがごとく』

『最初はゆるく、次第に激しく』

『高い壁を、1つずつ超えていく感覚』


をもたせつつ、負荷を高めていくことが、
とても重要だと思うのです。


そうして、一度、「壁」を超えてしまえば、
「限界」が「限界」ではなくなります

「超えることができた」「耐えることができた」という感覚は、
たった一回でも、己に自信を付けてくれるのです。





それを実現するためにも、「ビルドアップ」的に、
己の限界値を増やしていくこと。

それこそが、


【「キツい」を耐えられる心の作り方】


ではなかろうか、
そんなことを、走りつつ、思ったのでした。

限界は、超えるものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本日も、皆様にとって素晴らしい1日となりますように。


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【本日の名言】

危険を冒さなければ
危険を乗り越えることはできない。

ジョージ・バーナード

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<編集後記>

人は、更なる高みへ登った時、
己の新たな可能性に気づけた時、
限界を超えられた時、皆喜びを感じるものだ、
と私は思ってしまうのですが、実際どうなのでしょう^^;

私がM的資質があるだけなのだろうか、
共思う次第です。

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* 紀藤 康行*

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